2016年5月20日金曜日

海外在住の子どもが日本語を学ぶにあたって役立つかもしれないエピソード

米国で育っている日本人の子どもたちにとって、日本語を学ぶモチベーションを維持するのはとても難しいらしい。家で親とは日本語で会話できても、子どもたち同士では英語、というパターンも珍しくないそうだ。日本の通信教育をやるにせよ、あるいは日曜日だけ開校する日本語補習授業校に通うにせよ、親子で苦労している話をよく聞く。

先日、知り合いのある日本人の小学生が、とまとまんにふと「なんで日本語なんかやらなきゃなんないの。」とこぼしたらしい。

そこでとまとまんは次のように言ったらしい。

「ぼくも中学生のとき、なんで英語なんてやらなあかんの、て思ってほとんど勉強せんかってん。田舎におるし、周りに外国人もおらへんし、将来アメリカに行くこともないし、てなー。でも見てみてみ、ひょんなことでアメリカに来たやろ。いま英語で苦労してんねん。将来日本で暮らすかもわからんで。やっておいたほうが得やで〜。」 それから、

「日本語ができて、漢字も読み書きできると、中国人とのコミュニケーションにむっちゃ役立つねんで。小芋はクリニックで中国人の患者さんと漢字でやりとりしてありがたがられているらしいで。」

ともに実例。だれかの役に立つこともあるかと思い、メモ。

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