2012年1月23日月曜日

ぷれっしゃー

少ない人数 で切り盛りしているわがオフィス。 (オフィスマネジャー1名、メディカルアシスタント1名ときどき2名、メディカルアシスタントの学生1-2名、それと私。) 最近上からの「患者数」のプレッシャーがきつくなっているのを感じる。いつもいっぱいっぱいでやっているのに、スタッフの数は増やさぬまま、もっと多くを搾り取ろうとしているようで、頭くらくらする。

さぼれない、はしょれない性格なので、人数が増えたからって倍速で仕事できないのがつらい。

ちなみに監査が入ると、カルテの記録内容、指導内容などにもチェックがはいる。チェック内容は、当然プロトコルに基づいているから、プロトコルがやれ、と書いてあることを「やった」とカルテに書いていないと、「やっていない」扱いになり、ペケにされる。もちろん、法的に言っても、書いていないことはやっていないことと同じだから、書くことは大事である。だけど、「やれ」と書いてあることを本当に実施し、かつ「やった」といちいち手書きでカルテに書いて、かつ向こうが要求してくる人数(午前、午後各17-18人!! 初回のAnnual exam でも15-20分で記録まで完了だって!)をちゃんと見るのは、非現実的に思えてならない。

「他のオフィスのNPにできているのに、なぜあなたにできないのか。」という言葉が自分にはとてもきつい。質に責任を持つのは自分、訴訟が起きたら訴えられるのも自分。もし患者さんに十分な質問をせず、患者さんの話を十分に聞かず、患者さんに納得のいく説明もせず、カルテの記録もままならず、それで時間が仮に時間が短縮できたとしても、その代償は恐ろしい。

就職して間もないころは、ともかくがむしゃらに頑張っていけばきっといつの日かスピードがついてくるものと願っていた。

時間が経過して、早くできるようになったことはたくさんある。また、今後も技術を磨く余地はいっぱいある。

でも、最近は要求内容のほうが非現実的だと思う場面があることを否めない。

他のオフィスでは、NPがメディカルアシスタントに避妊薬の使用法の説明など、一部の教育的内容をゆだねているところがある。その分NPは自分の診察時間を短縮できるし、NPおよびスタッフ双方が十分連携できば大いに結構なことだ。だけど、私の場合はスタッフ数がきりきりなので、そういった内容も含めて自分がやる必要がある。

2012年1月21日土曜日

「ドア閉まらん!」騒動

きのう金曜日は心肺蘇生のトレーニングを他のオフィスの人たちと合同で受けるため、車で1時間ほどかかるところに行かないと行けなかった。

前夜雪が降っていたので、できるだけ夜のうちに雪かきをし、車のドアが開きにくくなることも予想してロックせずにおいた。

朝を迎え、夜の間に降った雪を取り除き、車に乗り込むまではよかった。が、車のドアが閉まらない。もっと正確にいえば、ドアを閉めると自動的にはまって固定するはずなのに、ぱこーんとむなしく跳ね返ってしまう。

焦った私はまずボスの携帯に電話。ボスは冷静で、WD-40(日本でいえば クレ5-56に相当するかな?)をスプレーしてみなさいと。よっしゃ、と私は近所のおばさんを捕まえて WD-40 を借り、鍵穴やカチャっとはまる金具のところなどにスプレーするが、吹きかけたオイルがまた凍てつく。

それでも、AAA(日本でいうJAF)に電話しながら車内の暖房をがんがんかけ待つうちに、ようやくドアがはまるようになった。ボスに電話してからここまでおよそ30分。もういちどボスに電話し経過を報告してから運転開始。

雪は止んで晴れていたけど、前の車から飛んでくる水滴がフロントガラスに降ってきて、それがまた凍る。はい、曇りガラスの出来上がり。ワイパーやウィンドーウォッシャーをだましだまし使いながら、視界を確保し、1時間超かけて目的地に着くことができた。窓に吹き付ける凍結防止スプレーって、使わないよりはましだけど、期待ほどの効果はでなくて残念。

心肺蘇生法のトレーニングのほうは、無事途中からの参加が認められ、最後のテストにもパスできたので、事なきを得た。

帰り道、ホームセンターで WD-40 のほか、歩道や駐車場にまくための凍結防止剤、ワイパー(1年でだめになっちゃった)を買った。やれやれ。

2012年1月19日木曜日

電話通訳の費用

先月、電話通訳を使う機会が何度かあった。ボスがその請求書を見せてくれた。というか、ボスに請求書を見せられた。

概算すると、1分当たり3ドルほどかかったことになる。通訳の利用が1分で済めば3ドルは安いが、残念ながら診察は1分では終われない。

英語での診察であっても、初診であれば、どんなに急いでもやっぱり15分はかかる。(フィジカルイグザムより、ヒストリーに結構時間がかかる。)まして通訳を使うとなると、患者さん → 通訳 → 私 → 通訳 という具合に最低倍の時間がかかる。普段なら頼みになるはずの問診表ですら、患者さんが十分書き込めてなかったりするので、要所はやはり口頭で確認しないといけない。

で、請求書をみると、何月何日に何分の使用時間、いくらいくら、などとある。

ボスは、「必要なサービスはやんなきゃなんない。通訳は必要なのだから、費用は気にするな。」といいつつも 「ただいくらかかったのか、見せたかった。」とも言う。続けて、「通訳を利用する際は、普段以上に時間効率を考えてやっていってほしい。」と。

おそらくは、ボスのボスからコスト面でなんらかのプレッシャーがかけられたのだろうと推察するところ。

電話通訳なくしては会話がまったく成立しないような場面で、お金のことを気にしなくてはならないのは辛い。そうでなくたって、後の患者さんの待ち時間が長くなりすぎないよう気にしながら、精一杯効率を考えながら患者さんとコミュニケーションを図っているだけで、もう、目いっぱいなのだから。

家族や友達に通訳の役をさせるのではなく、なるべくプロの通訳を使うべき、というのがあるべき姿である。が、その費用を施設側が担うという「コストの重さ」について考えさせられた。



2012年1月18日水曜日

南国での結婚式

ブログをさっぱり更新していませんでしたが、私は元気です。

帰国後1週間ちょっとみっちり働いたあと、妹の結婚式に参加すべく、ハワイに行っていました。手袋・ニットの帽子・マフラー・コートを全部とっぱらって、半袖やサンダルといういでたちで4日余りを過ごしました。それはそれは美しい結婚式でした。

ハワイには初めて行ったのですが、日本語・日本人だらけで、アメリカ国内にいるという気がしませんでした。

今日小雪舞うピッツバーグに戻りました。ホノルルを飛び立ってからピッツバーグに降り立つまで実に14時間半。(飛行機3本)  日本とハワイの移動のほうが断然楽そう。

空港で手袋ほか冬装備を全部つけてからバスに乗ったのですが、それでも寒かったです。。

明日から早速仕事再開です。


2012年1月3日火曜日

雪かき

昨日無事ピッツバーグに着いたら、さっそく雪。飛行機の乗り継ぎをしたワシントンDCは快晴だったのに。友達がそんな雪の中でも迎えに来てくれて感謝感謝だった。

早速今日から仕事。朝、玄関を出ると雪。でもこのときはせいぜい1-2cmの積雪。仕事のほうは予約数に余裕があったので、ゆったりしたスケジュールで助かった。

問題は帰り。気温が氷点下9-10℃なので日中降った雪がしつこく残り、道路状態はかなり悪く、大渋滞。あちこちでクラクションを鳴らす音。バスはなかなかこず、どうしてもトイレに行きたくなり、一旦職場に戻ったけれど、バスのほうがなお遅かったので間に合った。(結局50分遅れで来た。)

帰ってすぐドライブウェイの雪かきと車の上の雪降ろしに30分。アパートのほかの人と2人でやったのと、まだ雪がさらさらで軽いうちにやったので、割と早く済んだ。別に今日も明日も車に乗る必要はないんだけど、後で、と思っていると雪かきしにくくなってきっと後悔するので頑張った。

明日からは雪を甘く見ず、ブーツを履いておかなくちゃ。