2012年9月24日月曜日

窓をきれいにしたい

とある出張先のオフィスの窓が汚い。もっというと、カーペットとか、ブラインドとか、あちこちいろいろと難がある。

と、気にしているのは私だけかもしれないと思う。が、汚れた窓を目撃すると、自分の気が滅入る。

大家さんは冬の間の泥と塩の混ざった汚れがついた窓でも無頓着な位なので、このくらいの汚れでは何もしないだろう。ボスには何度も言っているが、なにも変わらない。

というわけで、自分がやらん限り誰もやらん。次にそのオフィスに行くときにこそ、窓拭きに使えるボロ布を持参すべし。患者さんのためというよりは、自分の気持ちのため。カーペットやブラインドは自分じゃ変えられないから、せめて窓ふきだけでも。


2012年9月21日金曜日

モニター疲れ

お久しぶりです。朝早く行き、夕方も居残りの生活ばっかりで、ブログまで手が回ってません。

月曜日から電子カルテのバージョンが更新されました。前より多少ましですが、せっかく保存していた「お気に入り」のセットとかがちゃんと全部新バージョンに移行されてなかったり、モジュールの中には記録していても最終的な紙面にはそれが反映されてない項目があったり、まだまだ問題が多いです。確認しながらの作業はとても疲れます。

そんなわけで、日中は診察とカルテ記録だけで目一杯になってしまうので、その他の電話対応とか、薬のリフィルの指示とか、そういうのをまとめて朝と夕方にやるわけです。でも2時間も居残りをしてるとさすがに集中力が持たなくなり、やむなくあきらめて帰ります。

昼休みはご飯を食べる時間を確保するだけで精一杯。なるべく外の公園に行って食べるけど、今週は1回も行けなかったなぁ。

家で夕飯食べた後、やっとプライベートのメールを開けます。それを一通り整理し終える終えないかのうちに、もうベッドタイム。あー、歌の練習も運動もままなっていない今日この頃。

最近日本でもFacebookが大流行りのようですが、私はふつうのメール対応すらおぼつかない現状なので、Facebook などもはや完全にお手上げ。アカウントは一応あるけど、まったく面倒見れてません。どうかあしからずご勘弁を。

2012年9月11日火曜日

とっさの自宅出産と車中出産

95-96年にお世話になったホストファミリーのAくん夫婦とBくん夫婦に、数日違いで2番目の赤ちゃんが生まれた。

どちらの夫婦も病院から数マイルのところに住んでいるとのことだが、お産の進みがあまりに早すぎて、Bくん夫婦はバスルームで出産、つづいてAくん夫婦は車の中で出産! 別に自宅でモタモタしていたわけではなく、「あ、陣痛かも。」と思い始めてからたった数回の陣痛で生まれたようだ。むしろ「まだ早いと思うけどそろそろ病院に行っておこう。」と行動していた矢先の超スピード出産。

ちなみに、車中分娩を経験したAくんだが、彼はいま麻酔科のレジデントをしている。「赤ちゃんのアタマが出た。」との妻の声を聞き、路肩に車を停め、ちゃんと臍帯巻絡を外して赤ちゃんを取り上げたそうだ。そこから病院まではもう1分くらいの距離だったので、救急車を呼ぶ代わりにER に電話を入れ、救急車のための車寄せに直行したとのこと。

思いがけずバスルームで赤ちゃんを取り上げたBくんは数学の先生。911に電話して、電話ごしの指示を受け、無事に分娩介助した。その後自宅には何台かの救急車と、なぜか消防車も来たらしい。病院に向かう救急車のなかで、Bくんは母親に電話をしたそうだ。「赤ちゃん無事生まれたよ。これから病院へ行くところ。」 それを聞いたお母さん、「ん? これから病院へ行くとは??」と一瞬とても混乱したらしい。そりゃそうだ。

一家健やかで、何よりである。

2012年9月10日月曜日

母乳をシェアするシステム

母乳のシェアリングについての興味深い記事を読んだ。
2種類の方法について書いてあった。

ひとつは、早産児や病気の赤ちゃんを対象としたもの。新生児集中治療室にいる赤ちゃんがその典型例。利用に当たっては医師の処方箋が必要。母乳は無償で寄付されるが、提供者の血液検査や母乳の検査にお金がかかるので、1オンス(約30cc)の母乳の値段は3−5ドルとのこと。血液バンクのように、母乳バンクたる機関が管理している。

もう一つは、一般の母親同士が自主的に行っている母乳シェアリング。Facebook などを利用して、広がってきているらしい。こちらは母乳の検査とかはないので、感染症のリスクなどはあるし、場合によっては法的なリスクもないわけではない、と記事は述べている。その一方で、近くの者同士、顔の見える関係のなかでのリスクなんて知れている、とする向きも。

こちらが記事。
http://www.usatoday.com/news/health/story/2012-09-02/breast-milk-bank-donors/57535706/1

2012年9月9日日曜日

バラバラ事件

バーバラさんという友達がいます。彼女は英語も日本語もできるので、メールを書くときはこちらも英語で書いたり日本語で書いたりします。

バーバラさんがあるメールの最後に、「ところで、私の先生がときどき冗談で私のことをバラバラさんと呼ぶって話しましたっけ?」と書いて送ってきました。

そりゃ面白いな、と思いながらふと自分が送っていたメールをみると、冒頭に「Barabara san、」と書いてしまっていました。

あちゃーーー! 恥ずかしい。

今後ずっと気をつけます。
自分へのいましめの意味と、読者のみなさんの参考までに書いてみました。

2012年9月8日土曜日

女性向け・男性向けサービスの差

アメリカの保険制度改革のなかで、性感染症の検査や避妊薬の個人負担がなくなったりと、女性向けのサービスが改善されてきた一方で、関連する男性向けのサービスに関しては不十分あるいは不公平な向きもあるかもと指摘している興味深い記事を読んだ。

まずは女性向けサービスが改善したことを大きな前進として歓迎したい。性の健康は男性にとっても女性にとっても重要。女性に対して充実させたサービスを一つの足がかりとして、男性にもサービスを広げて行けるのが理想的。

こちらは短めのサマリー記事
http://www.nationalpartnership.org/site/News2?abbr=daily4_&page=NewsArticle&id=35130&security=1521&news_iv_ctrl=-1
こちらはもともとの記事
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/new-health-law-broadens-free-preventive-services-for-women-men-fare-less-well/2012/08/27/6b7beb22-6a2c-11e1-acc6-32fefc7ccd67_story.html?wprss=rss_health-science

Summer flower show にやっと行った

Phipps Conservatory のSummer Flower Show にようやく行った。
ほっとした。




2012年9月6日木曜日

スティーラーズ国の服装規定(?)

全米で数あるフットボールチームののなかでも、Pittsburgh Steeler's のファンの熱狂ぶりは有名なようである。それこそ、大人だけでなく、赤ちゃんや犬・猫までがこぞってチームグッズで身を固めて応援していたりする。

プレシーズンが終わって、いよいよレギュラーシーズン開幕にあたり、「今シーズン、以下の大事な試合の当日(休日にあたる場合はその前日)は、Steeler'sの服装で仕事に来てよろしい。」という旨のメールが人事部から来た。

うちの組織のトップたちが大ファンだからこういうこといなるのだが、こういう現象は町のあちこちで起きていると思われる。というのも、大事な試合前の金曜日ともなれば、もう朝からSteeler's グッズで実を固めた人たちが町を闊歩している。銀行のスタッフさえもSteeler's のシャツで窓口業務に従事していたり。

よく、"You're in Steeler's Country" と書かれたポスターや横断幕を見かけるが、言い得て妙だ。

2012年9月5日水曜日

スペイン語 第2セメスター

初級スペイン語教室が先月終わった。今月からは スペイン語2 というクラスに参加することにした。

初級は進みがゆっくり過ぎて物足りなかったが、今度のクラスにはすでにかなり話せる人が多いので、ちょっと場違い感がある。

ま、でもこれに耐えて続けてみようと思う。

スペイン語会話クラブというのもあるが、これはまだ時期尚早だろう。

2012年9月4日火曜日

連休明けの事務作業

連休明けのせいか、患者さんの出足がにぶかった。

ここぞとばかりに、事務作業に励む。クラミジアや淋菌感染症の治療報告もそのひとつ。

州が指定した種類の感染症の治療にあたっては、州のウェブサイトを通して治療を行ったことを報告しないとならないと法律で決まっている。「何日以内に報告せよ。」という決まりがあるわけではないが(もしくは私が知らないだけだったり??)さっさとするに超したことはない。先月は感染者総数がいつもより多く、とりわけクラミジアと淋菌の両方に感染している患者さんがいつもより多かった。

州のウェブサイトでなぜか患者さんの名前・情報がヒットしない場合、手書きで所定の用紙に書いて最寄りの保健所に郵送する。オンラインフォームと比べると、手書きの方がさらに時間かかる。

報告したら、電子カルテ上の所定の位置にその旨記す。個人情報をどこかに送るたびに、その旨を記録する表のようなものが電子カルテ上にあるのだ。(紙カルテの時代もあったけど。)

一つ一つの作業は簡単なんだが、ためてしまうと「険しい山」と化すので、今日みたいな時間は至極貴重。




2012年9月3日月曜日

LARC 使用率の上昇


  • 腕の皮下に埋め込む避妊薬、Implanon(さらに改良された新商品は Nexplanon):3年間有効
  • プロジェスティンが付加された子宮内避妊具 Mirena :5年間有効
  • 銅が付加された子宮内避妊具 Paragard :10年間有効


これらの長期間使える避妊効果の高い避妊薬をまとめてLARC と言ったりする。
long acting reversible contraception の略である。


アメリカは従来ピルとならんで不妊手術(精管結紮、卵管結紮)を選ぶ人が多く、LARCの浸透率は悪かった。

Guttmacher Institute の報告によれば2002年から2006年にかけて、LARC 使用率は2.4 % から8.5% に上がったとのことである。ヨーロッパ諸国と比べるとまだまだ低いが、この数年の伸びは著しい。
http://www.guttmacher.org/media/nr/2012/07/17/index.html


LARC は一度使いはじめれば、「使い忘れ」とか「間違った使いかた」という状況とはほぼ無縁であり、そのため避妊効果がとても高い。100組の男女カップルがコンドームではどんなに完璧に使ったとしても1年で2−3件の妊娠が成立してしまうのに対し、これらLARC の場合は100組につき0.2 件の妊娠 (言い換えれば 千組につき2件)程度にリスクが激減する。

LARCは出産経験がないと使えない、と思っている一般女性が多いが、決してそうではない。残念なことだが、医療従事者の中にも、LARC は経産婦にしか勧めないという人がまだまだいる。

LARCのオプションをもっと積極的に提示していけるかは、費用負担(保険がカバーしてくれるか)とともに、提供する側の知識やカウンセリング能力などがものをいうと思う。むちゃ地味な一手間、ふた手間なのだが、国全体でゆっくりながらもLARC使用率が上がっているというのは嬉しいニュースだ。


プール納め

屋外にある市民プールは今日でシーズンおしまい。
今日までに8回泳いだ。かろうじて目標達成。

2012年9月2日日曜日

外向的か内向的か

この前カウンセラーをやっている友達から教わったことだが、外向的か内向的かというのは、自分のエネルギーをリチャージするにあたって、人と過ごすほうがいいか、むしろ1人で過ごした方がいいか、というところのレベルの話らしい。

たくさんの人と会ったりしゃべったりするのが得意な人が外向的で、恥ずかしがり屋でおとなしい人が内向的、というような解釈を私はこれまでしていたが、それは違ったみたいだ。

その友達は、学会などに行くとむちゃくちゃ張り切っていろんな人と話し、それをおおいに楽しむのだそうだが、帰って来てどーっと疲れるそうだ。で、一人の活動で元気を取り戻すのだそうだ。これは内向的な人間の典型だと。

逆に、外向的な人は、一人でいることはむしろ苦痛に感じるので、とにかく無理やり探してでも誰かと一緒に過ごして元気を取り戻すのだと。

私も人と話すのは好きで(でなければ、この仕事は苦痛やね)、初めての人としゃべるのも平気だが、人と会ってばかりだと身が持たぬ。疲れたとき・元気ないときは「引きこもり」でエネルギーを回復するほうだ。内向的人間の小芋でした。