2014年8月29日金曜日

最近の渡航歴をルチーンで尋ねることのメリット

患者さんがクリニックに来院すると、まずは看護師が患者さんを診察室に案内し、患者さんの主訴を大まかに聞き取って、カルテに記載してくれる。また体重・身長・BMI・血圧・体温・脈拍数などを計ってくれる。これらに加えて、患者さんの最近の海外渡航歴もルチーンで聞いてくれるようになった。

これは大変便利である。大学生は留学や、インターンシップや、旅行などで、何かと海外に行く機会が多い。また実家が海外で、夏休みや冬休みに帰省する学生もいる。何か体の不調があるとき、最近の生活や環境の変化を確認することはとても大事だが、初めから渡航した地域や時期が書いてあると、一つの大きな手がかりになることも珍しくない。

また、渡航と主訴とがまったく関係なさそうでも、「夏休みに○○国に行っていたそうですね。どうでしたか?」とアイスブレイキング的に聞くことにも使える。

今、エボラ出血熱の広がりが懸念されているが、それに限らず、また感染症に限らず、どこかの国の健康問題は、飛行機でひょいっと、いつやってくるかわからない。明日は我が身。

2014年8月28日木曜日

ショルダーバッグに思う

昨日バックパックのことを書いたが、その後巨大なショルダーバッグを掛けてのっしのっしと歩いている人をみかけて思った。「こりゃ、片肩にかけるバックパックと同じかそれ以上に首―肩―背中―腰の負担が大きいぞぅ。この人の将来の背中の健康が心配。」

片肩にかけるショルダーバッグやメッセンジャーバッグのたぐいは、どうしても左右の肩への負担が不均衡になる。財布や携帯電話などの小物だけをいれたポシェットくらいだったらたぶん問題ないけど、教科書・ノート・ランチ・飲み物などを詰めた荷物となると、相当な重さになる。しかもそれを毎日かつぐとなると、累積する体の負担は無視できない。

ファッション的には格好よく見えても、後の人生で引き受けなくてはならないかもしれない痛みや不便のことを思うと、決しておススメできんなぁ、と思ってしまう。

あえて使うのであれば、なるべく荷物を減らし軽くする、肩にかけている時間はなるべく短くする、左右交互にかける(いつも同じ肩にかけない)、肩こり・背部痛などは体からの黄色信号として真摯に受けとめ使用を再考する、といった心得がほしいなぁ。

世の中の人は、みな小芋のように健康マインド、予防重視マインドではないと分かっていても、ついついこういうことを考えてしまう。

2014年8月26日火曜日

バックパックの使い方のコツ:慢性痛を予防するために

この辺りの小学校でも新学期が始まったとみえて、バックパックを背負った子ども達をよく見かけるようになった。中には、体に似合わないほど大きなバックパックを背負っている子どもも少なくない。後ろから見ると、バックパックに足が生えて歩いているような。

大学キャンパスともなると、分厚い教科書やら、ノートパソコンやら諸々の荷物でかなりの重さと大きさになったバックパックを、一日中えっさほいさしている学生が目立つ。

その大荷物を、片方の肩だけにかけていたり、お尻が半分以上隠れるくらい肩のストラップをだらりんと長めにつかっている学生を見ると、小芋はつい声をかけたくなる。

いきなり道ばたで声をかけるのはさすがに抑えているが、クリニックにくる学生にはチャンスがあれば注意を促している。

1 ) 必ず両肩のストラップを使うこと
2 ) 背負うとき、片手でバックパックを持ち上げてそれをエイヤッ!と振り回すように背負うのではなく、なるべく椅子や机の上にバックパックを一旦置き、両腕をそろりと差し込み、負荷が両肩に均等になるようにしてからかつぐこと
3 ) なるべく荷物は軽くすること

これだけでも、慢性的な肩こり、首・背中・腰の痛みの予防になる。

次の資料は、カイロプラクティックのクリニックのものであるが、バックパックの選び方、荷物の詰め方、背負い方、背負った後の微調整にいたるまで、とても丁寧に書かれていて、参考になる。
http://www.reformbodyclinic.ca/images/pages_images/Backpacks_Not_Backpain.pdf

かくいう小芋もバックパック愛好家だが、荷物を詰めすぎて重くなりすぎないように、普段はわざとやや小ぶりのものを使っている。なんでも入るほど大きいと、ついついいろいろ入れてしまう傾向があるので。ははは。

子宮頸がん、乳がんの検診率上昇す

共同通信社が8月25日に配信したニュースによると、日本のがん検診受診率が子宮頸がんに関しては32・7%、乳がんは34・2%と、以前よりも上昇したとのこと。(国民生活基礎調査)

改善はうれしいが、上昇したと言っても、受診しているのはまだ3人に1人。さらなる改善の余地はまだまだあると思う。特に、子宮頸がんは、検診をまだ一度も受けたことのない人や、検診から5−10年以上遠ざかっている人ほど、ハイリスク。会社の健康診断の項目の一つ(オプションではなく)にして、仕事を休まなくても他の検査の前後にがん検診も受けられるようにするとか、検診をうけると健康保険料を安くするとか、どうだろう?

2014年8月25日月曜日

家庭菜園の野菜をいただく

日本人のご夫婦が、「ニラを育てているので、いつでも取りにいらっしゃい。」と言ってくださっていたのだが、なかなか行けず、昨日やっと行けた。キッチンばさみとビニール袋をたずさえて。

ニラが本当にたくさんあった。ニラのほか、シソ、小松菜、キュウリも頂いた。

帰ってきて、早速ニラと卵のふんわり卵焼きを作った。シソはトマトと甘酢で和えた。小松菜は油揚げと一緒に煮浸しに。キュウリはまだ加工していない。まずは味噌を付けて食べようかな。

小さい家庭菜園でも、かなりいろいろ作られていて、うらやましい。Ground hog  に作物を食べられたり荒らされることがあるので、金網を張ったりしての対策が大変だそうだ。

近いうちにまた遊びに行くつもり。

2014年8月24日日曜日

匿名の親切

4-5日前のこと、郵便受けに絵はがきが入っていた。

差出人も宛名も書いていない。言葉が次のように書いてあった。

Let go of worries or insecurities, you are perfect just the way you are. You're amazing.
Spread the love with another random act of kindness♡.

 <小芋訳>
心配や不安は捨ててしまい。あんたはそのまんまで完璧や。あんたはすばらしい。
行き当たりばったりの親切な行為で、愛を広めていこうや。

一体誰が入れたんだろう。私のことを知っている人なのか。それとも本当に無作為にたまたま私の郵便受けに入れたのか。親切、というか、嬉しビックリな出来事であった。

random acts of kindness で思い出すのは、ピッツバーグの新聞、Post Gazette にある、その名もRandom Acts of Kindness というコーナーだ。新聞読者が、自分が受けたいろんな親切行為について投稿している。覚えている内容をいくつか挙げると、

  • タイヤがパンクして困っていたら、通りかかりの見ず知らずの人がスペアタイヤを素早く取り付けて、名前も言わずに立ち去った。
  • おばあさんが大雪の降った翌朝、さて雪かきせねば、と思って外に出ると、何者かがすでに雪かきしてくれていた。
  • 亡くなった人の思い出話をしながらレストランで食事をしていたら、ウェイトレスに勘定をお願いしたときには、もう他の誰かが自分たちの会計を済ませてくれていた。
  • 子ども達にクリスマスプレゼントを買う金銭的余裕がなく、どうしようかと思っていたら、ある日郵便受けに おもちゃ屋のギフトカードが入っていて、それを使って子どもにクリスマスプレゼントをすることができた。
世の中凶悪な犯罪ややひどい災害のニュースには事欠かないが、思いがけない親切を受けたり、またそういう親切を体験した人の話を知ると、世の中捨てたもんじゃないな!と思える。

2014年8月23日土曜日

炊飯器を携えての旅

車で旅行して、安いホテルなどに泊まる場合、炊飯器を持って行くと便利。お米さえ持って行き、水を加えて炊けば、あっというまに主食のできあがり〜。

先週末から今週にかけて、ホストブラザーAくんとBくんの家族が、ボストンとナッシュビルからそれぞれ集まって、中間地点のウェストバージニア州でキャンプをしていた。キャンプは、電気のないところでやるとのことだったが、その前日にモーテルにひとまず一泊していた。

で、私はそのモーテルの部分だけに参加して1泊してきた。(翌、月曜からは仕事だったから、キャンプは参加できず。)3時間半かからずに着くはずが、なぜか私が運転すると4時間半。(休憩のしすぎ?)

家からお米4.5合、キノコご飯のもと(日本から持ってきた、レトルトパック。2−3合用)、一口大に切ってお醤油とみりんに漬けた鶏モモ肉、干し椎茸、などを持っていった。

現地についてからお米をといで、全部の材料をいれ、モーテルの部屋のコンセントにプラグを差しこんで炊いた。最大で5合炊きの炊飯器に、これだけの材料をなみなみと入れたので、沸騰するまでにかなり時間がかかったが、無事できた。(あふれなくてよかった。)

ちなみに、つけあわせは、キュウリとトマトのヨーグルトサラダにした。キュウリとトマトを薄切りにして、たっぷりのプレーンヨーグルトと塩をかけてさっくり混ぜる。スパイス好きの人は、お好みでクミンをかける。まぁ、これはまったく和食ではなく、インド風であるが、さっぱりして冷たくておいしい。キノコご飯にも不思議とあう。クーラーボックスで運べる材料で、簡単に現地で作れるレシピ。

おかげさまで、全部きれいに食べてもらえた。Aくんが、「そういえば、こういう感じのご飯、ミシガンでも作ってくれたよね?」と言った。20年近くも前、私が交換留学生だった当時のことである。彼は当時11−12歳。よく覚えてくれていたものだ。

2014年8月22日金曜日

夏休み明けの最初の1週間終わる

夏休みが終え、仕事復帰して最初の1週間が無事終わった。1日ごとに患者数がうなぎのぼりに増えた。来週からはたぶん、隙間のないスケジュールになるだろう。

仕事そのものはとても順調(もうちとスピードをあげたいが)なのだが、勤務時間内外でオリエンテーション関連イベントの手伝いが入って、むしろそれで疲れた。

来週からは落ち着いて仕事ができるのがうれしい。

2014年8月21日木曜日

幸せについて特集したラジオ番組

先日車のなかでラジオを聞いていたら、幸せについていろいろな人にインタビューしていた。その中で印象に残った言葉をメモしておく。

その場でメモしてたわけではなく、あくまで小芋の記憶と理解(たぶん思い込みもふくめて)に基づくものなので、そういうもんだと思って、よかったらチラ読みを。

これは、ある牧師さんの話。幸せであるためのコツは、子どもに道路を渡るときに言うことと同じ。"Stop, look and go." (立ち止まって、よく周りをみて、それから渡りなさい。)大人はこの立ち止まるということがなかなかできない。むしろ慌て、急ぎがち。早いということが、すなわちかっこいい、よい、仕事ができる、などと思いこんでしまっている。だけど、立ち止まらないと、何が起こっているのかも見えなくなるよ。

これはまた別の人の話。今やっている行動に集中している人ほど、幸福感が高い。逆に、何かしながらも別のことを考えている人は、幸せ度が低い。生活の中でどの行動をしているときに(例えば仕事、入浴など)、他のことを考えている人の割合が何パーセントか、とかいう統計を紹介していた。セックス中も10%の人は他のことを考えているそうな。

最後、この人の話は詳細を再現できないが、覚えているところだけ書く。幸せというのは、わざわざ作ろうと思って作れる(合成できる)ものである。天然繊維も合繊繊維も、繊維は繊維であるのと一緒で、自分が楽しくなる・嬉しくなる行動をあえてすることが、幸せづくりにつながる。なぜなら自分が行動で作り出した幸せ感も、周りの環境とかによってもたらされた幸せ感も、脳は見分けることができないから。ーーとかそんな感じの話だった。

メモは以上。他にもインタビューはあったが、特に印象深かったのが、この3人。興味のある方は、録音された番組をこちらでお聞き下され。そうすれば、小芋のメモがどのくらいあっているか、間違っているか、分かること請け合い。自分も週末に料理をしながら聞き直す予定。
http://www.npr.org/programs/ted-radio-hour/?showDate=2014-08-15

2014年8月20日水曜日

"Be Generous" という本

遠くに住んでいる友達が、心落ち着けるためにmeditation (瞑想)をはじめたいが、いい本はないか、というので、この本を送った。

タイトル:Be Generous: 101 Medications & Suggestions to Get You Through the Day and Night
(寛大であれ:一日、一晩を生き抜くための瞑想と提案101個)

著者:David Marell

手のひらサイズのちっちゃい本で、短い詩のような文章がちりばめられている。
クスッと思わず笑えるものが多い。眠れない夜、イライラしているときに読むのにもおススメ。

2014年8月19日火曜日

おかえりカード

メリーさんとは、小芋がペンシルバニア州で最初に住んだアパートの近所に住んでいた女性で、雪の日にうっかりロックアウトしてしまったビーチサンダル姿のなさけない小芋を救った人だ。

小芋がピッツバーグに引越し、メリーさんも別の地に引越、お互い遠くなってしまったが、今でもときどき電話をする。50歳年上だが不思議なくらい、気が合う。

そのメリーさんが、Welcome Home! (おかえり!)と書いたカードを送ってくれていた。日本から戻ってきて、たまった手紙やダイレクトメールを整理する中で、メリーさんのカードを見たときは本当に嬉しかった。いつ戻るか正確に覚えていなかったが、カードを送っておけばそのうちに帰ってきているだろう、と思ったのだそうだ。

クモの巣とホコリまみれのアパートで、掃除と洗濯と買い物と料理をさぁどこからやるか、と途方に暮れていたなかで、このカードに元気をもらった。

ちょっと遠いが、また折りをみてメリーさんに会いにいこう。

2014年8月18日月曜日

小芋の中に住むメンター

南京虫を疑った発疹も大分落ち着き、晴れて新学期を迎えることができて感激である。

朝から早速診察がはじまった。電子カルテが夏の間にアップデートされていたのと、自分自身が久しぶりなのとで、5月と比べると明らかにスピードが落ちている。まだ今日は余裕のあるスケジュールなので助かった。

3ヶ月ぶりの診察なので、朝はやはり不安があった。けれど、始まってみれば、私のなかに退職した我がメンター(NP)やA医師が元気に「住んでいる」のを感じ、1年前の自分と今の自分は全く違うな、と思った。夏休みを経ても、彼女らに教わった考え方や、患者さんとのコミュニケーションの取り方が、幾分小芋流になった形で、しかと住まっているのだ。

正直に言って、メンターもA医師がいなくなってしまって、とてもさみしい。でも、他のスタッフとは今年も(少なくとも今現在!)働けることをありがたいと思う。一緒に働けることが「当たり前」でなく、ある意味奇跡のようなタイミングなんだなと思うようになった。

夏休みの間、小芋宛に患者さんから来たメールや電話は、夏も働いている同僚に適宜連絡して対応してもらっていた。メールと留守電は遠隔地からもアクセスできるが、電子カルテは職場でないと見られない。同僚が私のリクエストに応えて対応してくれていた様子を、今日電子カルテ上で遡って読むことができた。同僚のサポートに改めて感謝。

大学内クリニック2年目の初日は、こうして素晴らしい1日となった。明日もとても楽しみだ。

遠くから、近くから、いつも応援してくれている家族と友人達みんなに「ありがとう!」

2014年8月17日日曜日

総閲覧数、10万超える

ふと気がついたら、このブログの総閲覧数ただいま10万と75件。
ちなみに、旧ブログのほうは、2万4千余。合わせると、12万4千余。

遠くから、近くから、応援してくださっている皆様に感謝。

こまめに読んでくださっている方々、まとめ読み、つまみ読みしてくださる方々、それぞれの味わい方で、今後も楽しんで頂ければありがたい。

小芋のスランプ、失敗談に励まされるという声を聞くので、「が〜〜ん!」落ち込むこともネタとしてアップグレードさせて、これからもぼちぼち書いていこう。

2014年8月15日金曜日

南京虫かもしれない

日本から帰ってきて数日後から、毎日1−2個、虫さされのような発疹がぽつぽつと出現。腰に出たかと思うと次は首筋、足のすね、肩、指、かかと、とてんでんばらばらのところに出るのだ。

初めは放っておいたが、さすがに3−4日このパターンが続くと、無視できなくなり、南京虫(トコジラミ)の可能性もあるから、おととい主治医のところに行った。

南京虫は、よく「朝ごはん、昼ご飯、晩ご飯」のように、何個かの発疹が数センチずつ離れた状態でかたまってみられるのだが、私の場合は、前述のように発疹が各地に孤立しているので、主治医も首をかしげた。

かといって、南京虫でない!ともいいきれないので、帰ってきてから寝具や衣類の洗濯と乾燥に忙しくなった。普段私は乾燥機は使わないんだが、この場合は仕方ない。

主治医が勧めていた、マットレスや枕のカバーを注文した。これにより、もし仮にマットレスや枕内に南京虫が住んでいても、カバーの中で飢え死にする。また新たな南京虫は侵入できない。

もし本当に南京虫であれば、日本から帰ってくる途中のホテル、電車、バス、飛行機のどこかでもらってきたのか。

ここ1−2日は、新しい発疹はないので、すこしほっとしている。ただし、もし南京虫だったら、300日血を吸わなくても生存できるらしいので、まだ油断はならない。(この点で、疥癬より厄介だと思う。)

南京虫は大学のクリニックで日常的に診る疾患。痒みや発疹そのものにも増して、生活と精神面へのダメージが以下に大きいか、ということを今回身をもって体験できてよかった。たぶん。

2014年8月14日木曜日

遠くのオーガニック野菜 v.s. 近くの通常栽培野菜 v.s. 中国野菜

Dirty Dozen というウェブサイトで、どういう野菜・果物により農薬が使われているか、傾向が紹介されている、と友達が教えてくれた。
http://www.ewg.org/foodnews/list.php

これを参考にして、農薬使用が多いとされている野菜・果物に関しては、オーガニックの物をなるべく買おう、と思っている。

しかーし、
オーガニックとうたっている野菜でも、地元産ではなくて海外産(たとえばメキシコ、チリ)だと、自分の体にはいいかもしれんが、環境への負荷は大きい(わざわざ飛行機で運んでいるから)。

そうなると、普通に農薬を使って栽培された近郊の野菜の方が、トータルではよいように思う。なんとなく。

なので、海外産のオーガニック野菜はあまり買わない。

ここまでは分かりやすいと思う。

難しいのは、中国系・アジア系の食料品店に行ったとき。普段近くのスーパーではお目にかかれない、日本で親しんだ野菜達に一同に会してしまう。きゃー、と興奮しつつ、いろいろ買ってしまう。

しかし、こういうお店では、野菜の出身地が表示されていないことが少なくない。またオーガニックという選択肢はないことが多い。しめじやエノキ茸は、家に帰ってみて見ると、中国産だった。君たち、飛行機で来たのだな。(ちなみに、キノコ系は農薬はあまり使われないようである。)

なるべく地産地消、なるべくオーガニック、と思っていても、アジア系マーケットではそのルールが適応できず、もしかすると、農薬たっぷりで育ち、飛行機に載せられてアジアからやってきた野菜達をありがたがって食べてきたのかもしれない。

ということで、野菜はやはり自分で作れたら一番よい。今年も秋冬の葉もの野菜をまこう。

2014年8月13日水曜日

もやし作り再開

しばらくやっていなかったが、もやし・スプラウトなどをまた作ることにした。一番の動機は、野菜が高いということ。

緑豆もやしが、今のところ一番作りやすい。

ブロッコリーのスプラウトは、種が古いせいか、うまくいっていない。

また変化or 発見があったら、お知らせする。

どんな感じでつくっているか興味のある方は、こちらをどうぞ。
http://koimokko.blogspot.com/2011/08/blog-post_31.html

2014年8月12日火曜日

自分で自分を整えるということ

日本で自宅にいるときは、せっせとご飯をよく作っていた。もっとも、2人暮らしだと、自分がやらなくても、とまとまんが作るので、どっちにしろ食いはぐれることはない。

さて、こっちに戻ってきて1人でいると、ご飯作りがいいかげんになってしまう。ご飯作りがいいかげんになると、ちゃんと食べなくなり、ちゃんと食べないと、パワーもでない。自分がやらないからといって、とまとまんが突如現れてつくってくれるわけでもなく、あるもので済ますか、買いにいくか、いずれにしても行動を起こさないかぎり、ご飯は登場しない。(あたりまえ〜。)

自分のためだと思うと、今いちやる気にかけるので、無理矢理(?)とまとまんのために買い物と料理をしようと思い立った。食べるのは他でもないこの自分なんだが、とまとまんの元気のためには自分が元気でないといけない、自分が元気でいるためにはちゃんと食べねばならない、そのためには買い物も料理も頑張っておこう、という回りくどい理屈である。

こね回した理屈ではあるが、それでも、重い腰を上げて買い物に行き、8品作ってガラス容器に移して冷蔵庫に納めるところまでいったので、しめたものだ。

そうして作ったおかず達を、Skypeのむこうの とまとまんに報告(自慢?)しながら食べた。一度自分のペースがつかめたので、次はもっと楽になるはず、と期待。

食事に続いて、運動のペースも復活させるべく、夕方歩いた。夕焼けがとてもきれいだった。ダウンタウンのシルエットがとてもかっこよかった。

自分で自分を整えるということは、楽じゃない。それでも、ペースがちょっとずつつかめてくると、うれしいし、楽しい。それと、自分で自分を整えるってとても大変なんだ、と身にしみて感じておくことも大事だと思う。なぜなら、患者さんに生活習慣の変更を提案するときに、謙虚になれると思うから。

2014年8月11日月曜日

仮出勤

仕事は来週からなんだが、提出する書類があったり、気分的な準備がしたかったりで、久々に職場に行った。

まず、今月と来月の勤務予定が分かってよかった。

電子カルテはあちこち細かなアップデートがあったようである。まだよくわかっていない。

久々に見た自分の白衣のうち何枚かが結構やつれて(?)見えたので、この機会にリタイヤさせることにした。去年買った3枚だけ残した。

去年つけていたノートを家に持って帰った。これを来週までに一度読み直す。

2014年8月9日土曜日

帯状疱疹と口唇ヘルペスのダブルパンチ

時差と疲労と睡眠不足と月経が重なったためか、昨日の朝、帯状疱疹がでた。

発疹の出方とピリピリ感から、「これは帯状疱疹!」とすぐ思ったので、昨日の朝のうちに主治医のクリニックに電話して、薬を処方してくれるように要望した。(これは米国の医療の便利なところ。)

午後、薬局に薬を取りにいく頃には、口の周りもピリピリしてきて、発疹はないものの「あー、これはまた口唇ヘルペスに違いない!」と確信。

帯状疱疹と口唇ヘルペスの原因は違うウイルスだが、どちらもヘルペスウイルスで、おなじ薬が効く。

おかげさまで、薬を飲み始めて以後、症状は順調に軽減。ただ、8時間ごとに1日3回飲むって、忙しい。

帯状疱疹と口唇ヘルペスが同時に出るとは、今の免疫状態はかなりへこたれているか。

2014年8月8日金曜日

看護師・NP免許更新のための公証手続き

ペンシルバニア州に住んでいるので、ジョージア州の看護師・NP免許は失っても今の仕事にはなんら響かない。が、ジョージア州の免許が私の元々の免許(書き換えでない)ので、何となく毎度更新している。ジョージア州に寄付金を出しているようなものだが。

外国人がジョージア州の看護師およびNP免許を更新するにあたっては、合法的に米国に住んでいることを示す書類を提示しなければならないーーというのは今に始まったことではない。今回はコピーを送るだけでなくて、公証人の前でサインした書類も送らなければならない、という通知が来た。

AAA(日本でいうJAF)の会員は、AAA事務所にいけば安く公証を済ませられるよ、と教えてくれた友達のお陰で、1枚につき5ドルの手数料 x 2枚、計10ドルで済ますことができた。近所の公証人の事務所だと、全部で25-30ドルくらいかかりそうだったので、大分安くなった。

浮いたお金を使って、書留で書類を郵送した。せっかく安く公証を済ませても、普通郵便で送ってもし書類が届かなかったら、結局また最初からやらないといけなくなるので。

2014年8月7日木曜日

お茶漬けと缶詰スープからの脱出

いつまでもお茶漬けと缶詰スープだけではいかんので、意を決して買い物へ。

エンジンをかけたが、車が動かない。

押してダメなら、引いてみな、てなもんで、少しバックしてみたら前にも動くようになった。やれやれ。

ガソリンスタンドで、タイヤの空気を入れる。

当座の食料の調達と、料理。日本でちりめんじゃこを買い忘れていたことに気がつき、がっかり。切り干し大根も買い忘れてた。かつお節はカビてしまっていた。残念!

友達に預けていた植物を引き取る。

夕方ともなると、眠気が強くて起きているのがやっと。
今日は以上。

2014年8月6日水曜日

クモの巣の豊漁

2か月は日本で過ごしているとあっという間だったが、ピッツバーグではクモの巣が猛威を振るうに足る時間となっていた。あっちにもこっちにもクモの巣。

また、部屋全体に火山灰が降ったのか(ちょっと大げさ)と思うくらい、一面にうっすらとホコリが積もっていた。

スーツケースを開ける前に、一通り家中を拭き掃除する羽目になった。

それと、旅の前に残していった洗濯物と、帰宅中にできた洗濯物とをせっせと洗濯した。2ヶ月前のパンツがなぜか3枚か4枚もあって、がっかりした。いつも出かける前には洗濯物を終わらせて出るのに、相当忙しかったものと見える。(←人ごとみたいだが。)

前にも書いたが、スーツケースを開けて、荷物を整理するのがまた大仕事。整理しているのか、余計に散らかしているのか、よう分からん。

そんなわけで(?)、今日は郵便を取りにいく以外は一歩も外に出ず、お茶漬けと缶詰のスープでしのいだ。冷蔵庫をカラにして電源まで抜いて出かけていたので、今もって、冷蔵庫はすっからかんである。さすがに明日には買い物に行かねば。

2014年8月5日火曜日

帰宅直後の別れ

無事にピッツバーグに帰ってきた。飛行機は多少遅れたが、乗り継ぎ便に差し支えるほどではなく、荷物もわりとすぐ出てきて、さらに今回は友達が迎えにきてくれたので、これ以上ラクなことはない、と思えるくらい順調だった。

とはいえ、四国の住まいを出てから、義姉の家、とまとまんの実家、伊丹空港そばのホテル、に1泊ずつ泊まってからの飛行機 × 3本の旅なので、まぁどこからカウントするかによるが、長い旅であったことは間違いない。

帰ってきて早々、頭く〜らくらの状態であるが、明日引っ越す予定の医師Aさんと軽く夕飯を食べた。Aさんにはこの1年本当にお世話になった。特に、我がメンターが退職してからは、Aさんをますます頼りにして、よく相談に乗ってもらっていた。

Aさんの次の仕事は、まるでAさんのために あつらえたものかと思うくらい、Aさんの本領が発揮されそうな素晴らしい仕事だ。だから、Aさんのことを思うと、今回の転職も引越も、ワクワクする。一方、自分のことを思うと、むちゃくちゃ悲しい。Aさんと過ごせたはずの「これから」を「失う」と思うから。

だけど、自分の人生のなかで、Aさんと9ヶ月働けたんだ、すなわちAさん「なし」の人生でなくて、Aさん「あり」の人生になったんだ、と思うと、すごくついていたなー、と思う。

奇しくも、Aさんが去年わたしに非公式のオリエンテーションをしてくれたのと同じレストランの、おなじテーブルで、今日も夕食を囲んだ。

いつでも、メールでも電話でもコンタクトしてきていいからね!と念を押してくれたAさんに感謝。離れていても、ずっとつながっていたいと思うし思ってもらえる関係があることに感謝。Aさん、これからも世話になるよー!

非公式オリエンテーションの話:
非公式な2ヶ月半面接の話:
http://koimokko.blogspot.com/2013/10/blog-post_30.html

2014年8月1日金曜日

女友達の日

8月1日は、女友達の日(National Girlfriends Day)だそうだ。今日初めて知った。

CDC(米国疾病対策予防センター)のウェブサイトには、友達同士でより健康に安全に過ごすためのコツが書いてあって、面白い。

http://www.cdc.gov/Features/GirlfriendsHealth/

友達は自分の努力を応援してくれるし、一緒に運動することもできるし、自分がいい加減にしていても、注意を促してくれる存在だ、と書かれている。

よく運動すること、健康的に食べること、定期的に診察を受けること、ドラッグ・アルコール・タバコをやめること、ーーーーこのへんのコツは、まぁ普通といえよう。

もう一歩踏み込んで、性の健康、パートナーからの暴力についても踏み込んでいるところに注目。

あなたとお友達は何でも話すことが出来ますね。セックスを含めて。健康的な妊娠や性感染症を防ぐためのコツをシェアしましょう。

てな具合だ。