2013年10月31日木曜日

年齢と発達段階

前職で出会う患者さんの年齢は、12−13歳から、上は70歳くらいまでの幅があった。

それに比べると、大学内のクリニックというのは、18歳から22歳くらいまでが最も多く、20代半ばから後半の大学院生もわりといるが、30代となるとぐっと少なくなる。

この狭い年齢幅でありながら、その中での発達段階や振る舞いの差には目を見張るものがある。もちろん個人差というものはあるが、おおざっぱな印象を述べる。

17-18歳:まだ初々しいかんじ。「母親に相談したらクリニックに行きなさいと言われたので来ました。」という発言がよく聞かれる。自分の症状を話すことにいまいち慣れていなかったりする。診断結果、治療方針などを、患者さん本人が十分納得して、それを親に自分の言葉で話せるように配慮が必要なことも。

19-20歳:クリニックを利用することに慣れた感じの人が多い。大学生活にも慣れている。

21-22歳:進路、卒業後のことを見据えたビジョンが感じられる。

23歳以上:年齢が増すに従って当たり前だが落ち着きが増す。賢くなって、大人対大人の会話ができてよい反面、自分なりにインターネットで調べた結果や、自分が信じる診断名・治療法に関するこだわり(?)が強いこともある。患者さんのプライドを大事にして、意識的に患者さんと一緒に診断・治療方針のプロセスを踏むようにかなり心がけている。

もう一度言うが、これは個人差を無視した、かなりおおざっぱな印象まで。

2013年10月30日水曜日

非公式な2ヶ月半面接

今の仕事が始まる前に、同僚となる医師の一人Aさんが非公式なオリエンテーションをしてくれた話を以前書いた。
http://koimokko.blogspot.com/2013/08/blog-post_16.html

あれから2ヶ月半たって、Aさんいわく、「さぁて、この2ヶ月半はどないやった? ご飯でも食べながら話そうや。」というわけで、一緒にご飯を食べに行った。

「今の仕事のすべてがバラ色というわけはもちろんないが、いい点の方が断然多いから、悪い点を数え上げてブーブー言っている暇はない。」と自分の正直な思いを話した。Aさんは「あーよかった。まだ続けてくれそうで。」(笑)と喜んだ。

Aさんとは普段からよくしゃべっているので、彼女は私が非常に充実して働いている様子もたびたび見ているはずだが、あえて物理的に職場から離れたところで本音を確認したかったとのこと。

後はひたすら食べ物の話、ペットの話、趣味の話など仕事外のことをお互い話した。

ボスとの公式な3ヶ月面接は2週間ほど先である。今夜はちょっとした予行演習(?)になったかな。

2013年10月29日火曜日

皮膚疾患が診断できたときの快感

バラ色粃糠疹をこの2ヶ月の間に2回出会った。1回目はまったく検討もつかず別の人に応援を頼み、2回目は少し検討がついたがやはり別の人に応援を頼んで診断に至った。今日は「あー、これはきっとpityriasis rosea (バラ色粃糠疹)やな。」と思ったが念のため応援を請うた。その医師も賛成してくれたので、内心ガッツポーズ。

計3人の症状は三人三様なのではあるが、教科書の写真からの記憶と、患者さんの話から聞き取った情報と、肉眼的に見た所見とで、自分の中で大まかなパターンができたことが嬉しい。

2013年10月27日日曜日

中国語クラス忘れ

昨夜咳がなかなか止まず、今日は休日でも空いているurgent care タイプの医療機関に受診せねばならぬか、と思ったが、朝ご飯後は劇的に回復。太極拳教室には無事参加。(とまとまんに今までにならった型を披露したが、笑われてしまった。。)

午後、月に2回しかない中国語のクラスなのに、すっかり忘れて行きそびれてしまった。まだ風邪が抜けきらなかったか。。。

ともかく風邪が落ち着いたのでうれしい。

2013年10月26日土曜日

冷えきった

今日は諸事情でどうしてもゴミ拾いのボランティアに行かねばならず、風邪をだましだまし参加した。かなり着込んだつもりだったが、それでも冷えきった。最高気温はたぶん8−9℃だったのだはないかと思う。雨でも雪でもなく晴天だったのがせめてもの幸い。曇っていたら、もーーっと寒く感じたに違いない。帰ってから、ひたすら寝た。

2013年10月25日金曜日

他の医療者と働くことのメリット

以前NPは自分ひとり、他メディカルアシスタント数名という構成の診療所で働いた時期が長かったので、今のように何人もの医師・NP・PAと働けることは私にとって至極嬉しい。

何がいいかというと、ぱっと挙げるだけでもこんな感じ。

  • それぞれの人の持っている小技をいろいろ学べる(新参者の私には特に重要)
  • それぞれの得意な分野を生かせる(私は新米だが、婦人科に関することなどは、逆に質問を受けたりする。)
  • すぐお互いに相談できる(電話やポケベルをしなくてもよい、というのは本当に楽だ。少し変わった皮膚の病変などは、医師同士でも2人以上で一緒に見て考えたりしている。)
  • 休みの日にお互いにカバーしあえる(検査結果でも急ぐものは自分が不在の間に他の人が対応してくれる)
  • 患者さんとの関わりでなにか大変なことがあっても、お互いに話を聞きあえる。

2013年10月24日木曜日

風邪をひいた小芋

風邪をひいてしまった。
いつも患者さんに説明しているセルフケア法の数々を、自分自身が実践する番である。風邪のときって、どんなに寝てもまだまだ眠れるから不思議。

同僚のうち数人が、「学生用の診療所に就職してからの一年は、しょっちゅう風邪ばかりひいたものよ。」と言っている。治った暁には、今まで以上に予防対策を万全にせねばならない。

いつも鼻うがい(neti potのたぐい)を帰宅後にしているが、これからは弁当を食べるためにもした方がいいかもと思う。ただしどこでやるかが問題だ。人が見て気持ちのよいものではないから、洗面台つきの個室トイレでないといかん。もしくは、空いている診察室を使うという方法も。

2013年10月23日水曜日

冷や奴

少し前のことになるが、地元のミニコミ紙に、かつお節とお醤油をかけた冷や奴が某レストランのメニューの一つとして写真入りで紹介されていた。

日本料理と言えば、お寿司とか鉄板焼き(アメリカナイズされた)とか照り焼きチキン(これもアメリカナイズされた)とかは前からあったが、冷や奴が受け入れられるところまで来た、ということに正直驚いた。醤油は従来から親しみがあるとして、かつお節はちょっとした初体験だろう。

自分が初めてアメリカに来たのは1995年だが(そのときは1年だけ)、そのときと今とで日本食の浸透具合に隔世の感を覚える。枝豆は「エダマミ」と呼ばれていて、普通にその辺のスーパーでも冷凍のを買える。のり、うどん、カレールーあたりも、値段さえ気にしなければ普通のスーパーにある。

とはいえ、同じ米国内でも、東か西か、都市か田舎かで、もちろん日本食の浸透度には大きなばらつきがあるので、他の都市の人からしたら、「冷や奴」が記事になるピッツバーグの状況に驚くかもしれない。

2013年10月22日火曜日

Loestrin 24 Fe の噛み砕くバージョン

経口避妊薬(いわゆるピル)で、Loestrin 24 Fe というのがあった。プロジェスティンはnorethindrone 1mg とエストロジェンが20mgの混合薬が24日。プラセボは4日(従来は7日のが多い。)、計28錠が1シートに入っている。名前に Feとあるのは、プラセボが鉄(元素記号 Fe ですね)だから。ここまで前置き。

最近になって、Loestrin 24 Fe は製造が中止され、かわりにMinastrin 24 Fe というのが出始めた。ちなみにパッケージはとても酷似している。同じ製薬会社。

Minastrin 24 Fe は、噛み砕いてから水で飲み込むタイプのピルなので、錠剤を飲むのが苦手な人には朗報だが、従来Loestrin 24 Fe を飲み込むことになんら問題がなかった人には、かえって不評だったりする。「歯に挟まって嫌だ。全部ちゃんと体に取り入れられたか不安になる。」とか。

常識的に考えて、経口避妊薬に限って言えば、chewable (噛みくだける)ピルを噛まずに飲みこんでも、薬効的にはそう問題ないはずであるが、添付文書には「噛まずに飲み込んでもOKです!」とは明記してくれてない。

薬剤師に電話したところ、「その件については製薬会社に先日問い合わせた。臨床治験は噛んでから水で飲み込む方法でしか行われていないので、噛まずに飲み込んでも同じ効果がでるとは言い切れない、との見解だった。添付文書の指示通りに使用するのがベストだ、と。」とのこと。

Loestrin 24 Fe の愛好者が製造中止のため止むなく Minastrin 24 Fe に乗り換えてくるパターンが多いと思うので、この点について添付文書でも説明すべきだったと思う。Loestrin 24 Fe の製造を中止しておきながら、この問題を臨床家に丸投げするのは不親切と感じる。

ちなみに、 Loestrin 24 Fe が製造中止になったのは、薬自体になにか問題があったからではないもよう。(想像はついていたが。)ブランド薬としては年数に期限があるので、その期限を過ぎるとジェネリック薬が登場する。ところがちょっとだけ「違った」ピルを販売すれば、それは「新たな」ブランド薬として売れる。おかしなロジックである。

2013年10月21日月曜日

雨でも晴れ

長らく本ブログをお読み下さっている読者の方にはもうおなじみだと思うが、私は曇りや雨の日が苦手だ。しかし夏以降、ピッツバーグの曇り空や雨が大して気にならなくなった。

一つの要因には、真夏に日本で2ヶ月強過ごしたため、それ以降蒸し暑くないということにしみじみと感謝するようになったことがあると思う。「あのときの暑さを思えば、こんなの楽勝や!」、という具合に。

もう一つには、最近凝っているmindfulnessとかヨガとか太極拳のおかげか、前よりあまりイライラしなくなったことがあると思う。曇っていても、雨が降っていても、紅葉の美しさとか、ハロウィーンの飾りとか、それなりに何かしらきれいなものが目に入るようになり、曇りでも雨でも「まー、これもええか。」と思えるのである。雨降ると、プランターで育てているタアサイ・ほうれん草・チンゲンサイなどに水やりしなくていいのも楽だったり。

と、書いてみたものの、今日の診察は一ひねりある患者さんが連続し、内心キーーー!!となっていたので、穏やかな心がいつも持続しているわけでは全くない。ははは。

季節的に、ピッツバーグではこれから晴れない日がますます増える。外が晴れなくても心を中を晴らすのは、自分にとってとても大事。

2013年10月19日土曜日

ヨガの最中は眠れる小芋

2週連続して、2時間のヨガ教室の最後の30分だけ参加した。わざとそんなに遅刻したわけではないのだけど、日本の家族とインターネット上で話していたりしてずるずると遅くなってしまったのだ。

ヨガの最後の15分は、リラグゼーションの時間なので、終了時間の30分前に行ったら、あっというまにそのリラグゼーションの時間になってしまう。

そしてリラグゼーションの合間に私は必ずコトンと寝てしまう。夜寝るべきときにはなかなか寝付かれなくてとても苦労しているというのに、ヨガの最中は寝なくていいのに寝てしまう。

先生には、「あんたは一番いい時間に来るなぁ。」と言われております。

ヨガの友達は誠にあたたかい人たちで、「何時に来たっていいのよ。来ることが大事よ。」と言ってくれる。老若男女、いろんな人種・宗教の人がたくさん混じっているこの教室は、すこぶる居心地がよい。ちなみに、会費は寄付ベースなので、1ドルとか5ドルとか、それぞれ有志がかごに入れる。

布団の中でもすぐストンと眠れるようになるのが私の目標である。

2013年10月18日金曜日

巨大なアヒルちゃん


オランダ人のホフマンさんというアーティストが企画した巨大なアヒルが、世界あちこちを旅しているらしいが、米国では初めてピッツバーグに先月お目見え。約一ヶ月の滞在を今週末にも終えるとのこと。高さ40フィートというので、メートルでいうと13mほど。

子どもも大人も、思わず笑顔になってしまう、不思議な存在。
本物のアヒルが周囲で泳いでいるのが面白かった。

2013年10月17日木曜日

マイクを通して発表するとき

継続教育のための中規模なカンファレンスに参加した。

大きな会場で講義や講演を聴くとき、演者によって、とても聞き取りやすかったり、その正反対だったりする。その差が著しかった。

分からんなー、と沈んだ気持ちでいると、周りの人も「何言ってるかさっぱりわからん」とか言っていて、ありゃまこれは私の英語力のせいではないのね、と思った。

マイクの質や、部屋の共鳴具合による影響もあるが、話し手が及ぼす影響の大きさはやはり否めないもよう。

せっかくすばらしい内容の講演でも、話し振りで損をしてしまうことがあることを、聴衆の立場から痛感した次第。

分かりやすい演者は、あれこれ欲張らず、ゆっくり目に、はきはきとしゃべっていた。あの姿をよく覚えておこうと思う。

2013年10月16日水曜日

ヘルス・コーチ

今自分が加入している健康保険会社には、健康的な習慣作りや喫煙などをサポートするコーチのシステムがある。参加費は無料で、プログラム修了の暁には、deductible (自分が責任を持って支払う医療費の範囲)が安くなるというおまけつきである。

これはやるほかないと思い、ストレスマネジメントのプログラムを始めた。まるで進研ゼミのような通信教育みたいに、テキストとCDが送られてきた。

毎回テキストの該当する部分を自分の好きな時間に読む。呼吸法、筋弛緩法、歩くこと、感謝すべきことを書き出す、など、毎週いろいろとストレス対策の方法が紹介されて、それらを実際やって記録して行く。

で、コーチと週1回電話で15-20分くらい話す。このコーチの存在が意外と大きく、宿題(?)をやる上でのよいモティベーションになっている。コーチは、この1週間どうだったかを聞いて、やれたことは褒めてくれるし、あまりやれなかったことに関しては、次週どのように改善したいか尋ねてくる。えーーと、それじゃぁ、今度はこうしてみようかな、などと自分で考えて言ってみる。コーチが何か提案してくれることもある。

なかなか面白い関わりである。6週間のプログラムのうち、今3回まで終わったところ。

2013年10月15日火曜日

幸せとは

その名も『Happy』というタイトルの映画のことを日本にいる妹に聞いて、早速DVDで見た。インド、ブラジル、アメリカ、日本、ブータン、デンマークなどに住むいろんなひとのいろんな生き方が登場する。

私に考えるヒントをたくさん与えてくれる映画だった。頭と心が活性化した気がする。
お薦めします。日本でも上映会があるもよう。
http://www.thehappymovie.com/film/

2013年10月14日月曜日

お米でカイロ

皮膚や関節など体のどこかに温湿布をしたい場面があったとき、一番手っ取り早いのは、おしぼりタオルくらいのタオルをお湯にひたして絞ってあてがう方法だろう。

しかしこの方法の難点はすぐ冷めるということ。それと、濡れているので、場所によっては使いにくい。

そんなとき使い捨てカイロがあれば便利だが、家にあるとは限らないし、そもそもアメリカでは日本ほど使い捨てカイロが一般的でない。

同僚の一人が、お米カイロを患者さんに勧めているのを聞いて、これはいい!と思った。知っている人には何でもないんだろうが、知らないと発想すら浮かばない。

用意するものは、お米(乾燥した、炊く前の状態の)と靴下。靴下でなくても、布の袋状の物ならなんでもいい。金属とかプラスティックがついているのはダメ。

1) お米1−2カップを靴下に入れる。お米が靴下からもれないよう、足首の部分を糸で縫うか、ひもでくくるなどの対策をする。ハイソックスだったら、口を結んでしまってもいい。

2) 電子レンジで靴下ごと30秒から1分加熱する。 できあがり。

おしぼりタオルと違って濡れていないので、服を着たまま腰や肩に当てたりもできる。
そして、冷めたら、また電子レンジで再加熱して何回も使える。

助産師として日本で働いていた頃、濡らしたおしぼりタオルをラップやビニール袋でくるみ、その上からガーゼかタオルで巻いたものを「ホットパック」と呼んで使っていた。電子レンジで再加熱できるという点は一緒。それはそれで良かったが、お米のじわじわーっとした持続する暖かさもとてもよい。よかったらお試しあれ。

2013年10月13日日曜日

Stink bug (カメムシ)の捕まえ方

ピッツバーグでいろいろなお茶を売っているお店があるのだが、その店長さんが、カメムシの画期的な(?)捕まえ方を提案している。

カメムシって、英語ではstink bug というのだが、手で捕まえたりすると文字通りとても臭い。この方法だと、手で直接触れず、カメムシをつぶさずに外に逃がすことができる。

http://www.youtube.com/watch?v=I3Agm3Ps8AU&feature=youtu.be

2013年10月12日土曜日

オクラ

築地が東京の台所なら、Strip District はピッツバーグの台所である。そこの中国系の店にたまに買いにいくことはあるが、たいていは近くの店で買い物を済ますことが多い。人混みの中で買い物をするのが嫌いなので、なるべくすいている時間に行く。

今日は少し足を伸ばして、McKnight Rd の中国系の店に初めて行ってみた。もやし、オクラ、春菊、いんげん、白菜などを、いつもより大分安く買うことができた。なかでも、オクラは久しぶりに新鮮なのを買えたのでとてもうれしかった。店の作りもわりとゆったりとしていて、人とぶつからずに買い物ができたのでよかった。

いい野菜が買えると、料理の気合いが入る。

2013年10月11日金曜日

オペラ・アイーダのリハーサル

ピッツバーグ・オペラが、明日からアイーダを上演する。それに先立ち、オペラ好きの友人が、ドレスリハーサルのチケットを特別に分けてくれて、昨夜見に行って来た。

オーケストラの団員が普段着なほかは、舞台装置、舞台衣装とも本番さながら。字幕もちゃんと出た。歌手は人によって、時折ボリュームを抑えながら歌っている人もいたが、素晴らしい声を惜しみなく聞かせてくれた人もいて、すばらしかった。

しかし、仕事の後で慌てて行って、夕飯を食べる時間がなく、おやつだけでしのいだために、22時すぎに公演が終わる頃にはもうぐったりだった。帰って来て23時頃やっと晩ご飯を食べた。

そしてその後遺症で、今日は一日とてもしんどかった。毎日こういう時間まで仕事をしたり、その後さらに飲みに行ったりするほど元気な人も世の中にはたくさんいるみたいだが、私はまっとうにご飯を食べ、寝て休まないと機能できないたちの人間なんだなーとしみじみ思った次第。

オペラはぜひ本番も見に行きたいと思っているが、平日の公演は絶対に避けようと思う。

2013年10月5日土曜日

予約のための英会話

ピッツバーグ域に住む日本人の健康をサポートするための活動に参加して、もうかれこれ数年になる。トピックは月により様々である。

今回のテーマは医療機関に予約をとるために電話をするときの会話について。

アメリカ人のボランティアも来てくれて、数人ごとにグループになって、かなり実践的な練習をたくさんした。

日本人の私が日本人の英語を聞くと、言わんとしていることが手に取るように分かってしまうが、アメリカ人が日本人の英語を聞くと、わかる・わからないに容赦がないので、参加者にとってとてもよい練習になったと思う。

例えば、住所のスペリングを言うときに、C を「シー」と発音したら、アメリカ人の耳にはまるで "she"  と言っているように聞こえるがために、混乱していた。

私の役割は、日本人参加者とアメリカ人ボランティアの輪に入って、適宜通訳や解説をすることだった。

参加している人は、アメリカに来てまだ数週間とか数ヶ月くらいの人が多く、小さな子どものいる人たちもいて、必要に迫られて必死に学ぼうという気迫が伝わってくる。

2013年10月4日金曜日

腰痛

体だけでなく、精神的、経済的、知的、などなど多面的な健康を応援するための大きなイベントが先日あった。学内外からたくさんの機関が学生向けに情報提供をしに来てくれて、かなり盛り上がった。

その一環でインフルエンザワクチンのコーナーがあり、そこでワクチン接種する係をしたのだが、頻繁に前傾姿勢をとったがために、腰が痛くなってしまった。幸い1日で直ったのでよかった。スタッフ皆で、600人以上の学生にワクチンを接種した。

2013年10月2日水曜日

感謝の手紙

患者さんが感謝のメッセージをボスにメールで送ってくれていた。

「不満」でなくて、「感謝」を伝えるためにわざわざ連絡してくれることのインパクトはとても大きい。

2013年10月1日火曜日

おかずの差し入れ

バレエ留学をしている日本人高校生2人に、普段使っていない炊飯器と、当座分のお米と、いくつかのおかずを届けに行った。

すごく喜んでもらえて、とても嬉しかった。

私が高校2年で初めて11ヶ月だけアメリカに来たとき、住んでいた田舎町には日本人はいなかったが、ホストファミリーはもとより、地元のアメリカ人・中国人・インド人・韓国人・ベトナム人達にたくさん助けてもらった。Emory にいたときも同様で、いろんな人に買い物に連れて行ってもらったり、ご飯を食べさせてもらったり、ある秋の日にはきんぴらごぼうを届けてもらった。あー忘れられん。

今日のようなおかずのおすそわけは、私の心の中で、お世話になった人たちに対する「恩返し」である。