2016年1月12日火曜日

グラントプロジェクトの最終報告書提出す

プロポーザルを出したのが2014年の11月、
グラント獲得が決まったのが翌12月、
具体的に活動が始まったのが1年前の1月、
IRB許可が下りたのが5月頭、

やっとこれで取りかかれる、と思ったら、夏の間プロジェクトを進める許可がクリニックからおりず、やむなくfunder と交渉。

幸いリサーチ期間の延長が認められ、
夏休み明け、9月からデータ回収。

11月にデータまとめて、
先月最終報告書をfunder に提出した。

今年の目標は、まずペーパーを書くことだが、
この1ヶ月なにも進まなかった。
いざ仕事に戻ると、目の前の忙しさ、速いペースに飲み込まれ、
じっくりものを考えることがとてもしにくい。

でも書かなかくてはーーーー
ペーパーの書き方の心得、みたいなチェックリストを今晩は眺めてみた。
https://www.elsevier.com/__data/assets/pdf_file/0003/91038/Get-Published-Quick-Guide.pdf

2016年1月11日月曜日

小芋のささやかな望み。お弁当とハミガキ

新年明けて職場に戻り、最初は患者さんの出足がゆっくりだったので、いつもよりも時間をかけたりする気持ちと時間の余裕があった。あぁ、ナースプラクティショナーになってよかったと思いながらケアできる豊かな時間だった。が、週も後半になると、予約は朝から夕方までみっちりで、ほんの一人か運良くて2人あるドタキャンや無断欠席の患者さんに多少助けられる始末。

特に金曜日は、お昼ご飯を自分の机の上で食べながら午前中に見た患者さんのカルテの穴を埋め、でも全部は終えられぬまま午後一の患者さんの診察が始まってしまい、
そのままノンストップで最後の患者さんまで診て、
それから未完のカルテを仕上げていったので、ぐったりと疲れた。

本当は、お一人の患者さんの診察が終わるごとカルテも書き上げて、次の患者さんの診察に当たりたいが、遅れが生じてくると、必ずしもそれを厳守することが難しくなり、あとで仕上げる羽目になる。

小芋の望みは、昼ごはん時には、ランチルームに身を移してお弁当を食べること、そして、ハミガキを済ませてから午後の診察を始めること。この二つをちゃんとやらないと、午後のクオリティに非常に差し支える。

どうシンプルな診察にしようと試みても、どうしても婦人科系の診察は時間を超過しやすいので(たとえばいわゆる風邪とか捻挫と比べてほしい)、初めから小芋の勝負は負け、みたいなところがあるんだが、いろいろとpoliticsがあり、一人当たりの診察時間を長くしてもらうとか、午前最後の予約枠をカットしてもらうとかいった対応はなかなか難しく、自分のからだを食うことになるのがとても理不尽である。


2016年1月10日日曜日

仕事用のカレンダー

前の職場でも、今の職場でも、毎年暮れになると、どのカレンダーを注文したいか聞かれる。アメリカではなぜか、壁掛けカレンダーの他に、画用紙ぐらい大きな月替わりのカレンダーを机の ど真ん中に置きたい人が結構多く、小芋はなぜ机の一番使いやすい位置にそんな代物を置きたいのか、未だに理解できない。

小芋が必要なのは、12ヶ月が一望できる、ページ一枚のカレンダーなので、次のようなカレンダーサイトで、ちゃちゃっと1ページ印刷してしまえば用が済む。なんと安上がり。
http://www.timeanddate.com/calendar/create.html
ちなみにこのカレンダーサイト、各国の祝日を選んだり、日曜始まりと月曜始まりが選べたりなど、いろいろ指定できるので便利である。

これ以外に、A4サイズくらいのプランナー(8月始まりくらいのアカデミック版)を使っている。その中に月ごとのカレンダーや、1週間が見開きで見渡せるページがあるので、日々のメモなどはここに書く。8月の新学期セールのころに買うのが好きである。
たとえばこんな感じ。
http://www.target.com/p/day-designer-planner-8-5-x-11-multi-colored/-/A-17078340



2016年1月8日金曜日

留学する人へのアドバイス

日本に住む知りあいBさんのお孫さん(大学生)が、某国に7-8ヶ月留学するそうだ。でBさんは、卒業が1年遅れることになるけど、経験を将来に活かせるならいいのでは、と賛成しているんだ、と言う。

何かアドバイスがあったら言ってやって、というので、小芋が言ったのは、当初の予定からすると、卒業が1年「遅れる」けど、長い人生からすると、「遅れ」ではなくむしろ「早道」の面もあるよ、と。ただし、今現在描いている方向に必ず進むわけではなくて、思わぬ展開や大どんでん返しもあるので、そういうもんだ、と大きく構えて、楽しんでしまうのが得策かもよ、と。一見失敗やロスがあっても、「ついてる、ついてる」と捉えると、それも糧になる。

まったく自分のことを棚に上げて、えらそーに言っている小芋である。(笑)
しかしながら言うは易し、で、至極便利な日本に住む都会っ子のお孫さんが、留学先で出会うだろう波乱万丈に思いを馳せると、ワクワクすると同時に、思わず奥歯に力が入る。

いずれにしても、母国のおじいちゃんがドンと構えて応援してくれているということは、お孫さんにとって励みになること間違いない。彼女らしくユニークで面白い留学生活とその後の人生を送ってほしいな、と思う。

ちなみに、このBさん、小芋ととまとまんに対するはなむけの言葉は次のようであった。

私は年寄りですが、若い方々にはもっと世界に羽ばたいてほしいと思っています。
失敗したらまたやり直せばいい事です。

心に力の入ることば。

2016年1月7日木曜日

真空パックのシジミ

先日書いた、デパ地下での買い物の際、いろいろちょこちょこ買ったのだが、その中に真空パックのシジミとお味噌のセットというのもあった。一食毎にパックされていて、10食分くらいがひとまとめに入っている。ちょうどその場で商品を買っていた通りがかりの女性(お客)が、「これ、簡単で美味しいのよ〜。」と言っていたので、つられて買った。

見かけはこの写真の右側のものと全く同じか、類似していた。
http://furu-po.com/oarai/product/u012

Aさん曰く、とてもおいしかったそうだ。
今度は自分たちの分も買ってこよう。


2016年1月6日水曜日

日本でのHPVワクチンに関する世界保健機関のコメント

先月日本で勉強会のスピーカーを担当した際、休憩時間に「アメリカではHPVワクチンは推奨しているんですか?」という質問を個人的に受けた。で、もちろん推奨していると答えたんだが、医療関係者であっても、HPVワクチンに消極的になってしまっていることがとても残念だ。

WHOこと、世界保健機関が先月出した声明は、日本の事情についてわざわざ触れている。「若い女性を本来予防可能なHPV関連がんの危険性にさらしている。」と辛辣らコメントだ。
http://www.who.int/vaccine_safety/committee/GACVS_HPV_statement_17Dec2015.pdf

この声明を知ったきっかけは、日経メディカルの以下の記事。
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/201512/545190.html

Google  ニュースでこの声明に関するニュースを検索すると、ライブドア・ニュースの1件のみがヒット。
http://news.livedoor.com/article/detail/10998682/
個人的には主要な新聞各社もこぞって書くべき内容だと思う。

日本特有のHPVワクチン事情を記した、ランセットのこの記事にも注目。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)61152-7/fulltext


2016年1月5日火曜日

侵襲の少ないタイプの子宮用吸引デバイス

子宮内膜採取(たとえば不正出血の検査として)や子宮内除去(たとえば初期の稽留流産のとき)の際、いわゆるD&Cという子宮頚管拡張と掻爬の処置が行われることがあるけれど、それを「吸引」で置き換えるデバイスが日本でも発売されたとのこと。

小芋自身は日本でしかこの処置には遭遇したことがなく(しかも介助のみで自分がやったわけではない)、米国ではまったく未経験で、これについて言えることはあまりないが、侵襲が少ない方法が日本でも使えるようになったということは嬉しい。

http://vorpalwomenshealth.com/dr/product/pdf/mva_system2.pdf

2016年1月4日月曜日

雪のなかの初出勤

12月は暖冬だったが、昨日からぐぐぐっと冷え込み、今日は一日中氷点下。
昨夜はぱらぱらだけだった雪が、朝になってペースをまして、雪を踏みしめながら歩いて出勤。こういう中でもまだ自転車に乗っている人もいるが、小芋はちょっと尻込み。

とまとまんは「わーい!雪やー!」と、いそいそとシャベルを持って、ドライブウェイとアパートの前の歩道の雪かきをしてくれたのでとても助かった。

さて、日本に帰国した2週間の間に、だいぶ日本語が上達(回復)した(と思う)が、診察に戻るとなると、困ったもの。幸い今日はまだ患者さんが少なめで、スケジュールに余裕があったので、英語をしゃべる よいリハビリとなった。

2016年1月3日日曜日

デパ地下の買い物

ピッツバーグ在住で、とまとまんと小芋がとてもお世話になっている日本人が何人もいるが、そのなかのお一人Aさんから、「初釜用に抹茶とお菓子を日本で買ってきて。あと、デパ地下に行くついでに、美味しそうなものをちょこちょこ買ってきて。」とお金を預かった。

とまとまんも小芋も、茶道の知識は皆無。抹茶や花びら餅(京都でよく食べる正月用の特別なお菓子らしい)の値段にびっくり。ま、でもそれらは銘柄や値段について事前に聞いていたのですんなりと買えた。

つづく「美味しそうなものをちょこちょこ」の部分だが、デパ地下での買い物などあまりしたことがない我々なので、最初はちょっと居心地が悪かったが、せっかくなので「Aさんのために!」とせっせと試食をして、二人が両方合格!としたものを選りすぐって買っていった。

なんとも楽しい買い物となった。^ _ ^

2016年1月2日土曜日

ブログを再開するわけ

怒涛のFall Semester だった。とくに後半。ゆえにブログからも随分遠ざかってしまった。

この2週間日本に帰国していた間に、専門家の小さな集まりで、小芋のNPとしての活動の実際について話す機会をいただいた。そのときに、全く面識のなかった助産師の方から、「以前、ブログを読んでいました!」と声をかけられ、びっくり。

忙しいとき、スランプのときのブログほど、読む方にしてみると励みになることもあるようで、また書き始めよう、と思った次第。

元日の今夕成田を出発し、夜10時ごろ無事にピッツバーグのアパートに無事帰宅。24時間の旅。飛行機は遅延がまったくなかったどころか、むしろ定刻より早くついて、荷物もぜんぶターンテーブルにちゃんと出てきて、とても恵まれた。