2015年8月18日火曜日

新年度の仕事再開

昨日から、今学期の仕事が始まった。

ちょっくら1週間の休暇のあとでも、仕事に戻ると感覚が戻るまでしばらくかかるが、なにせ3ヶ月の休みのあとなので、なおさらぎこちない。パスワードは忘れていなかったが。

ショックだったのは、電子カルテのバージョンがアップデートされていて、小芋が前に保存していたいろいろな「お気に入り」が新バージョンには必ずしも反映されていないこと。せっかく電子カルテに慣れても、アップデートによってガツンとやられてしまうところが悔しい。

また単なるバージョンアップに加えて、今回診断コードがICD-9からICD-10 に変わったので、その意味でも混乱する。

まだ患者さんが少ない今週のうちに、自分がよく使う「お気に入り」を更新しておかないといけない。

ま、でもそういうイライラはあるが、患者さんと会って、いろいろディスカッションして方針を決めて、というプロセスは、本当に大好きだなーと思う。

電子カルテのつまらぬ(?)細かい特徴に振り回されて、時間ばかり失って、肝心の患者さんとの関係を楽しめないのは一番嫌なので、これからの仕事をスムーズにするためにも、「お気に入り」のアップデートを惜しまずにやっておこうと思う。

2015年8月17日月曜日

夏休みの総括

小芋の今の仕事は、学生の多い季節、すなわち8月半ばから5月半ばまで勤務し、夏の3ヶ月はoff 。(その間クリニックは、通年働いている医師らが面倒見ている。)休みはあるが、その間の給料はないので、良し悪しである。(自己破産しないように、給料は9ヶ月分を12で割った額が月々振り込まれる。)

去年と一昨年の夏は、日本に帰って とまとまんと2ヶ月過ごしたが、今年はとまとまんが春にこちらに来たばかりなので、生活を確立すべく、日本には帰らなかった。

はじめは、「夫婦ともに働いていない」と見られるのが嫌だった。で、パートタイムの職を見つけようかとも思ったが、思った以上にいろいろやることがあるとすぐ悟り、勤める暇(?)はなかった。とまとまんと ソーシャルセキュリティーの事務所に行ったり、運転の練習に付き合ったり、PubMed のワークショップに行ったり、リサーチの相談をしにあちこち行ったり、ーーーーいずれも平日の真っ昼間に自分が動けることで、ぐんぐん事が進んだ。

とまとまんにいろいろとピッツバーグの先輩として「案内」してあげているつもりだったが、むしろ、とまとまんのおかげで、新たに広がったネットワークもあった。

読み終わらなかった本、開く事すらできなかった本、会えずじまいだった友達、など未達成のこともたくさんあるが、夏のはじめには想像もつかなかったことがいろいろと体験できたことに感謝である。

2015年8月16日日曜日

車の購入

帰国する友人から、車を購入することにした。

小芋がこれまで乗ってきたマニュアル車は、機能的にもマイル的にも、まだまだ行けるのだが、見かけ的には年齢相応の傷みが出てきている。今回のように信頼できる友人から購入できるチャンスなど滅多にないので、思い切った次第。あと、トランクに自転車が積める、というのが、とまとまんとしては重要なポイント。

前回買ったときはまだジョージア州にいたので、ペンシルバニア州での手続きは初めて。友人のおかげで、準備・手続きともスムーズに行ってよかった。

変な話と思われるかもしれないが、小芋はオートマ車に慣れていないので、まだとても乗りにくい。そして塗装もまだとてもきれいなので、余計にキンチョーする。

駐車スペース、維持費などを考えると、1台車を買ったら、もとの1台は手放さないとならん。というわけで、アトランタから苦楽を共にしてきた愛車を近々売らないといかん。友達と別れるみたいで、小芋としてはとても複雑である。燃費良く、パワーもそこそこあり、すぐれた友達なのだ。きれいにして、送り出したいと思っている。





2015年8月8日土曜日

節約生活のなかでの楽しみ

共働き生活から、この春、小芋が稼ぎ頭となって早数ヶ月。切り詰める所はなるべく切り詰めて、無駄のない生活を心がけているが、やはり大人二人が共同生活するようになると、出費が予想以上にかさむ。

そんななか、とまとまんと小芋はお金をかけないエンターテインメントを以前にも増して充実させてきた。図書館の無料の催し、図書館から借りたDVD、無料の野外コンサート、近所の宝(ゴミ)拾い、友人の畑に行く、などなど。

そのなかでも、最近とくに嬉しいのは、友人とのご飯である。外食すると、2人分は費用がかさんでしまうが、自分たちで作ると、友人たちの分を入れてもまだ安くすむ。その上、時間を気にせずゆっくりと話せる。何回かやってみるうち、準備のペースがわかってきて、段取りが良くなってきた。われわれが愛用しているおひつ(炊いたご飯をいれておくサワラ製の容器)を見て、お客はたいてい驚く。

今日は例外的に外食をした。大学時代の友人一家が、今隣の州に住んでいて、はるばるピッツバーグまで来てくれたのだ! 10年以上ぶりの再会である。時間があっというまであった。積もった話の棚卸には、まだまだ時間が必要だ。

ちなみに、レストランはSalem's Grill というところで、店のインテリアには全く凝ったところがないが、味はすこぶる良く、お手頃価格。長居しても問題なく、子どもも大人も気軽に行けるところである。

今度はとまとまんと一緒に、友人宅にぜひ遊びに行きたいと思う。

2015年8月6日木曜日

高齢者を診るNPのシャドーウィング

70歳を過ぎてついにリタイアした某NPの友達のすすめで、この夏、大学で教えているNPたちを何人か訪ねる機会を得た。

そのうちのJさんは、週に2回プライマリ・ケアのクリニックで働いていて、仕事場にも見学に来るようにと誘ってくださった。

普段働いていると、このように誘われても、なかなか予定を調整するのが難しいが、夏休み中であるおかげで、見学を実現させることができた。

小芋の勤める学生用クリニックとは全く違って、高齢の患者さんをJさんはたくさん担当しておられる。NPとしての経験はもとより、人間としての経験が非常に大事だな、と思った。おそらくJさんは60歳代も半ばもしくは後半と思われるが、そのJさんだからこそできる味わい深い診察が見られてとても勉強になった。

大学で教えつつ、現役NPとしてのプラクティスも丁寧に続けているJさんのバイタリティーが素晴らしい。

小芋の専門は女性の健康であるけれども、プライマリ・ケアの技量をもっともっと上げるべくFamily Nurse Practitioner のライセンスも取りたいと思っている。60代でも70代でも活躍している先輩NPたちを思うと、小芋はまだまだうーーんと成長せねばいかん。

2015年8月5日水曜日

医療保険についての話に挑戦

ピッツバーグ周辺に住む日本人の健康維持、また医療アクセス向上のため、ほかの日本人医療者有志たちと協力して、1−2ヶ月に1度のペースで催しを開いている。

今月は、小芋が話をする当番で、医療保険について取り上げた。実は約2年前にも一度取り上げた話題だったが、それからまた世の中も変わったので、スライドは結構作り変えた。

医療関係者だからといって、最新の医療保険事情についてとびきり詳しいわけではない。正直言って、かなり手強いテーマである。それから、日本人とひとくちで言えども、ビザ・納税義務の状況、雇用状況、持っている健康保険の種類など、中身はとても多様だ。

Healthcare.gov のほか、在ニューヨーク日本国総領事館や、日米ソーシャルサービスのウェブサイトを参考にして学び直した。

今回の参加者は、滞米期間が最も長い方でも1年くらい。来米後まだ2−3ヶ月以内の方が非常に多く、特に最初は非常に緊張した面持ちの方が多かった。気楽に参加していただけるように、コーヒーや簡単につまめる果物やお菓子を用意しているが、来米後まもない日本人は、勧められてもなお非常に遠慮深い。

2人組になって互いに自己紹介してもらい(テーマはあらかじめ決めておく)、その後パートナーの方をみんなの前で紹介いただいた。それでだいぶ雰囲気は和らいだものの、固さがまだが残った。

会の進行とともに少しずつリラックスした雰囲気となり、後半は話の途中途中でも質問が自然と出るような感じになって、ほっとした。

病気になる前に、保険のしくみや使い勝手について知っておけば、いざという時のストレスが少しは軽くなる。それから、米国の医療保険ならではのメリットも早めに知ったほうが得である。医療を利用するにあたっての、気持ちとお金(保険による備え)のハードルが少しでも低くできればなぁ、と願う。

会の終了後、参加者のうちお二人から、それぞれ別々に丁寧なお礼のメッセージをメールでいただいた。感謝。またがんばろう。

2015年8月4日火曜日

桜の木の水やり、その2

週末、再び North Park へ出向いて桜プロジェクトの世話人さんと、とまとまんと3人で水やりをした。世話人さんたちは手分けしてマメに水やりや草取りやそのほか細々とした作業をしてくださっている。とまとまんと小芋が水やりするのは、まだたった2回目。

まずは空気が抜けてしまっていた水タンクのタイヤに空気を入れなおした。チューブは無事のようで一安心。

公園のところどころにある水道にホースをつけて水やりをしようと思っていたが、歩いている人や走っている人にとっても水道は重要であり、我々が独占するとよろしくない。なので、バケツに汲んで木まで運ぶか、もしくは池の水を汲んで、そこから木まで運んだ。

通りがかりのランナーが、"Thank you for doing it!" と言ってくれてうれしかった。

池のまわりはカナディアン・ギース(ガチョウ)の糞だらけだったので、われわれが汲んだ水にも多分エッセンス(?)が溶け込んでいただろう。桜のためにはよかったのではないかな。

昨夜はかなり久しぶりに雨が降った。桜の木のあたりにも雨が降ったのであればいいんだけど。

2015年8月2日日曜日

宝拾い

このところ、アパートの住人の入居・退去のラッシュの時期とあって、あちらこちらのアパートの前、あるいはゴミ捨て場が、捨てられた生活用品・家具でいっぱいになっている。

そんな折、ちょうど我が家のSwiffer Sweeper (日本でいうところのクイックルワイパー)が壊れてしまった。「もしこれが落ちていたら拾おうと思うんだ。ま、1週間以内には見つかると思う。」と小芋はとまとまんに言った。

最初とまとまんは、「絶対買ったほうが早いで。」と、小芋をすこしバカにしている雰囲気があったが、小芋は犬Cちゃんの散歩中に何の苦労もなく、その日のうちに狙いのSwiffer Sweeper を見つけた。

その後、良い状態の品々がほうぼうに簡単に落ちているのをまざまざ見るにつけ、とまとまんも次第に品を定める目が養われてきた。(笑)

結局、ここ1週間ほどのうちに、折りたたみ椅子4脚、小さなテーブル2つ、プラスチック製の引き出し、植木鉢などが拾えてしまった。いずれもきれいに拭いて(プラスチック引き出しはお風呂場で隅々まで洗って)、我が家の一員となった。

ソファー、布張りの椅子、マットレスに関しては、どんなに状態が良さそうでも、bedbug (南京虫)に汚染されている危険があるかもしれないので、道で拾うのはおすすめしない。よく知ったコミュニティー内でのムービングセールだったら、比較的安心かとは思う。

引越し予定の、ご近所のみなさま(誰もこのブログ読んでないけど):
我が家もいつもいつも周囲のゴミチェック、ゴミ拾いできるわけじゃないので、不要だけどまだまだ使える品々は、格安で誰かに売るか、あげるか、もしくはGoodwillなどのリサイクルショップに寄付するかしてほしいな〜