2016年4月30日土曜日

看護師の勤務経験がないと、よいNPにはなれないか

まもなく大学を卒業し、晴れて看護師資格をとるAさん。この秋からは大学院にすすんで、NPになる勉強を始めるんだ、と教えてくれた。

このAさん、実はまだ高校生の時に、小芋の以前の職場にシャドウィーングにみえた。そのときからNPになりたい!という気持ちが強く、ここまで頑張ってきた。

そういう彼女に、「看護師としての勤務経験なくNPになっても、就職に困るぞ」、とか、「まずは看護師として働いておかないと、いいNPにはなれないよ」、などと言ってくる人たちがいるらしい。

もちろん、看護師としての勤務経験があれば、それがNPになっても役立つことは間違いないだろう。だけど、それがよいNPとなる絶対条件かといえば、そんなことはないと思う。

第一、看護師としての勤務経験といったって、多様な看護師の仕事のごく一部を経験するにすぎない。ある病院あるいはクリニックの、特定の分野や対象患者さんとの出会いは貴重だけれども、それで看護師の仕事全部を経験できるわけではない。

NPはベースの心はナースだが、診療するものとしてのアイデンティティーがナースのそれとは全く別物になる。だからNPコースで勉強しながら、とくに実習のなかで、NPとしての姿勢、態度、考え方を新しく身につけていく。

なので、看護師としての勤務経験がないといかん、という意見には、小芋は反対だ。

2016年4月29日金曜日

休むべきか、休まぬべきか、それが問題だ

ひさびさにひどい風邪をひいてしまった。日中はなんとかなっているが、夜がひどい。

今朝は、休むことを真剣に考えたけれども、絶対に休まな無理!というほどではなく、
学期末あるいは卒業目前の患者さんの予約をキャンセルするのがしのびなくて、
結局1日頑張り通してしまった。

昔と比べると、体調が悪い時には素直に休む、という行動パターンが取れるようになった小芋であるが、1日19人分の予約をキャンセルしないといけないので、罪の意識というか、葛藤はいつもある。

人のケアをしたかったら、まず自分のケア、なのであるが、
わかっていても、仕事を休むというのは、未だに難しい。

2016年4月24日日曜日

しらたきパスタ

今までこのあたりのごく一般的なスーパーでは、コンニャクやしらたきを見ることはなかった。なので、小芋はアジア系スーパーに行かない限り、世の中にそういうものがあるということを普段は忘れている。

ところがこのところ、高級志向、または健康志向のスーパーで、しらたきを見かけるようになった。小芋はこの手のスーパーには滅多に行かないので、一体どのくらい前から置かれるようになったのかはよく分からない。

カロリーゼロ、とかうたっていて、パスタの麺として使っている写真なんかがパッケージに載っている。

アメリカのハウス食品のホームページによると、「豆腐しらたき」という、なんとも不思議な商品もあるらしい。

しらたきに話を戻すが、結構値が張る。小芋としては、高いお金を出して、しかもカロリーがない(あってもほんのちょっと)となると、二の足を踏む。鍋パーティーをやる、となれば別だけど。

Costcoで一時期ハウス食品の豆腐(冷蔵保存)と森永食品の豆腐(常温保存可)が両方売っていて、感激してせっせと買っていたが、その後しばらくしたら姿を消してしまった。(涙)

しらたきはなくても我慢できるけど、豆腐はぜひ常備しておいてもらいたいなぁ。(豆腐はそこらへんのスーパーにも売っているけど、1丁で2ドルや3ドルはザラなので、4丁で5ドル台だったCostco の商品は魅力的だったのよ。)

Strip District (Pittsburgh の築地市場)のアジア食品店まで行けば、できたて豆腐を買うこともできるが、コンニャクやしらたきにはやはり割高感を覚えてしまう。

2016年4月23日土曜日

かかりつけ医との関わりに葛藤するメリーさん

先日歯周専門医のところに行った足で、もとご近所さんであるメリーさん(仮名)を久々に訪ねた。半年ぶりである。

年齢柄、やはり体調にかんする悩みごと・葛藤が多く聞く。半年前までかかっていた主治医は、いろいろな体調の変化について訴えても、ちっとも聞かずに電子カルテの方ばっかり見ている、というのが彼女の不満だった。

この半年かかっている新しい主治医はというと、メリーさんの訴えごとに、いちいちいろんな専門医に紹介するので、循環器科、腎臓内科など、あちこちに行かされて、血液検査の結果を見ては、理由を説明せずに看護師を通して「今すぐERに行け」といい、振り回されている感覚だ、という。

メリーさんはとても自立していて理解力もピカイチの人なので、説明がないまま、ああしろ、こうしろ、と指示ばかり飛ぶのが特に嫌なのだと思う。

ある医師が提示した治療プランに対してメリーさんが「それは過去にやったけど私には合わなかった。」と言ったら、「どっちが医師だと思っているんだ。」と言われたと。でもそこでひるまず、「私はあなたよりこの体のことをよーく知っています!」と胸を張って言ったというメリーさんに拍手!

高齢で持病も各種あるので、どのくらい何の検査をして、どのくらい治療するか、ということを決めるのも、本当はメリーさん自身の意見・気持ちを取り入れた方がいいのにな、と思う。残念ながらメリーさんの場合は、まったく話を聞かない医師と、訴えは聞くが方針の決定にメリーさんの医師を取り入れない現在の医師と、で、本当に気の毒だ。

体のオーナーとして長年生きてきたメリーさんをリスペクトする医師であってほしいと思う。

2016年4月22日金曜日

お姫様扱いの効果

とまとまんの風邪をもらってしまい、副鼻腔から喉、首、肩一帯がぜんぶ停滞しているかんじである。幸いとまとまんの方が先に良くなってきているので、小芋を病人として丁寧に扱ってくれて、昨夜は念入りに首や肩をマッサージしてくれた。

そうすると、不思議なもので、お姫様扱いの効果というか、優しさを体と心にチャージされた効果で、患者さんにその優しさをおすそ分けする気持ちの余裕が生まれた気がした。

理学療法士や歯科医のところに行った後にも同じことが起こる。人によいケアをされると、とても満たされて、患者さんへの接し方が優しくなれる。

2016年4月21日木曜日

歯周病専門医のフォローアップ

小芋の歯肉はとてももろく、定期的な歯医者通いが欠かせない。一時は4ヶ月ごとでよろしい、というところまで来ていたのだが、半年前にまた歯周ポケットの深さが進んでしまっていたので、3ヶ月ごとに戻す!と言われ、ここ2回ほどは3ヶ月のペースで一般歯科医と歯周病専門医に交代交代に行っている。まったく手間とお金のかかる歯肉である。

半年間がんばって、状態がよかったら、また4ヶ月ペースに戻してもらえるはずだったが、若干の改善はあるものの、4ヶ月ペースに戻すほどの余裕はないとのことで、少なくともあと半年は3ヶ月ペースを続けないといけない。

クリニックで出会う患者さんで、もう5年くらいは歯医者に行っていないですーなんて人が、時々いるが、小芋にとっては、夢のまた夢の話である。せめて人並みに、6ヶ月ごとの定期チェックでよい、というレベルに行けたら万々歳である。

しかしながら歯と歯茎のうーんと丈夫な人であっても、一生歯医者の世話にならんで済む人は多分ほとんどいないと思う。あとで大掛かりな治療や費用にぶちあたるよりは、こまめに少額の費用で診察を受けて、いい状態を保つに限る。

2016年4月20日水曜日

コーラス仲間に見る、人生いろいろ

小芋が昨秋から参加しているコーラスは、20歳代から70歳くらいまでのメンバーが大体50人弱いる。歌い手は全員女性で、指揮者だけが男性だ。

大学卒業したての就職活動中の人がいるかと思えば、リタイアした人あり、
婚約したとか結婚式の準備にいそしむ人がいるかと思えば、親の介護に忙しい人あり、
初めての妊娠中の人もいれば、子どもが大学に進学して、空の巣症候群に苦しんでいる人もいる。

仕事もさまざまで、幼稚園の先生、学校の先生、バーテンダー、不動産屋、主婦、大学教授、会計士、言語療法士、看護師、などなどなど。

家が近い人と毎週交代で運転して、途中でもう一人乗っけて、計3人で通っているんだが、彼女たちの日々のニュースや気持ちを聞くことは、小芋にとってとても刺激的だ。休憩時間のわずかな間のおしゃべりも楽しい。

ある60歳くらいのメンバーは、お子さんが3人いて、うち1人が既婚、2人が未婚。で、その既婚カップルはすでに「わたしら子どもほしくない」という意思が明確だという。残る未婚の2人も子どもに興味はなさそうとのことで、「自分は多分孫を持つことはないだろうと思うとさみしいんだ。」、とある日こぼしていた。しかし、それについて子どもたちに自分の気持ちを言うことは絶対しないんだそうだ。自分の気持ち、と子どもの選択、とをきっぱり分けて、いわば利害関係のぜんぜんないコーラス仲間に気持ちを吐露するところに小芋は感心する。

みんな人生のステージも、仕事や家庭の環境もバラバラだけど、歌が好きという共通点で集まって、一つの美しいものを一緒に作っている。すごいことだ。

2016年4月19日火曜日

複雑化する、否定疑問文の答え方

以前否定疑問文の答え方について、次の記事を書いたが、
http://koimokko.blogspot.com/2015/07/blog-post_41.html
最近ラジオNPRを聞いて、大いに混乱した。
http://www.npr.org/templates/transcript/transcript.php?storyId=399210557

言語はいつの時代も変わっていくので、変化は仕方ないが、せっかく慣れた(と思っていた)ところで、Yes No をまったく逆に使っている人もいるとなると、大混乱!


2016年4月18日月曜日

大腿臼蓋インピンジメント診断後初のジョギング

大腿臼蓋インピンジメントと診察されて以後、先週2回目の理学療法に行った。前回までの宿題に加えて、今回さらに3種目(?)加わった。単純なようで意外と難しい。

毎日真面目に宿題をやって、スタートからかれこれ2週間半になる。昨日は恐る恐る、久々に走ってみた。控えめに20分弱だけノロノロと。今のところ、大丈夫。

来月8日のRace for Cure の5kmレース、よせばいいのに、つい、タイム計測するほうのエントリーにしてしまっていた。(タイム計測なしのエントリーという手もあったのにね。)

とまとまんからは非難轟々だが、なんせ、9月のGreat Race からずーっと抑えてきていたので、いざ何かエントリーするとなると、昔の癖(?)が出てしまうのだ。

まぁ、あと3週間の準備期間では、タイムは望まないほうが身のため。タイムは諦めるとして、走っても痛くならない、という感覚、「走れた」という達成感がほしいなぁ。

小芋の目標は80歳代からのライズィングスター⭐️年齢別1位〜になることなので、あと40年以上かけて準備ができる。30歳代の今は無茶しないようにしておこうっと。^_^

2016年4月17日日曜日

とまとまん、ピッツバーガーとして1歳を迎える

今日でとまとまんがピッツバーグに来てから、今日でちょうど一年となった。

とまとまんの変化には及ばないとしても、小芋にとっても激動の一年だった。とまとまんの経験している異文化&変化の中でのもどかしさ、悔しさ、葛藤を常に覚えつつも、お互い自分を殺さずに、ふたりの時間と、それぞれ個人の成長にかける時間を両方大切にできるようにしたい。

そしてこれからも、お互いのファンでありコーチであり相棒である関係を大事にしたい。

2016年4月16日土曜日

税金申告、やっと終わる

4月15日は、毎年米国の税金の申告の締切日。日本の確定申告とちがって、ほとんどの人がこの申告義務から逃れられない。収入のない留学生ですら、申告がいる。

毎年この仕事は憂鬱だ。

去年はアカウンタントを初めて雇ったが、残念ながらよい経験とならなかったので、
今年は例年どおり、ソフトウェアを買って、自分で各種書類と格闘しながらやった。

去年のアカウンタントは高くついたが、去年の資料から学べることも多かったので、その意味では役立った。あと、やっぱり自分でやると、どういう費用が税金控除の対象かを学び直すし、自分の源泉徴収票をまじまじと見る機会ともなるので、勉強にはなる。プロに頼んでやってもらっても、間違うこともあるし、でも自分に「見る目」がないと、見方もわからず、間違いを間違いとも気づかずサインしてしまうリスクもある。

今年は4月15日が土曜日のため、締切が月曜日まで延びてくれた。気分的に、助かった。

税金申告は夫婦一緒にまとめてできるので、小芋にやってもらえた とまとまんは、ラッキーである。


2016年4月15日金曜日

メンターのツッコミ

今日会ったメンターは小芋のもと同僚というか、先輩のひとり。

いつものことだが、メンターのツッコミ、励まし、助言はその時の小芋にぴったりで、
あー、やっぱりこの人はメンターだ、と思う。

もう一緒に働いてはいないけど、こうして会って、会ってないときもマメにメールで繋がれていることが、本当にうれしい。

2016年4月14日木曜日

出願のための推薦状

今回、post-master's certificate program の出願にあたっては、3人からの推薦状が必要だった。
  • 現在の職場のボス、
  • リサーチでお世話になっているメンター
  • Emory のアカデミックアドバイザー
の3人が3人とも、あっという間に推薦状を書いてくれて、感激した。一応締め切りには2週間の余裕をもたせておいたのだが、3人ともほんの数日で学校に送ってくれていた。

推薦状は本人に公開しない、という約束にサインしておいたので、小芋が現物をみることはないはずだったのに、3人のうち1人はわざわざ後で推薦状を見せてくれた。

それを読むと、彼女の目からみた小芋の過去、現在、未来の姿が書かれていて、小芋が自分で書いた出願理由の作文をさらに強化してくれるような内容。小芋は何があっても、彼女が書いた内容に恥じないようにせないかん。




2016年4月13日水曜日

FNPへの道に近づくーPost-Master's Certificate Programに合格

NPたるもの、専門分野がなんであろうとも、基本的なプライマリ・ケアについては大学院で学ぶ。Women's Health Nurse Practitioner program で学んだ小芋の場合、プライマリケアの幅と深さは、やはりFamily Nurse Practitioner にはなかなかかなわない。座学は一緒でも、臨床実習の場所・内容・時間数で差がつく。

年々経験値が増えて、また産婦人科クリニックから大学内の学生用クリニックに移ってから同僚にいろいろと教わる機会も増え、小芋個人のプライマリケアの技量は上がってきたが、ライセンス的にも実質的にも、scope of practice を広げて、もっと患者さんのニーズに応えられるようになりたい、という気持ちが年々高まってきた。

そんなわけで、昨夏にはある大学教授の臨床場面をシャドーウィングしたり、複数の大学院の先生に会いに行って話を聞いたりするなど、FNPになる道について、いろいろと調べてきた。

Emory を卒業して、じつにこの夏で8年となる。卒業後5年とか7年とかたつと、学校によって元の単位を認めてくれないところもあり、またプログラムはよいが学費があまりに高いところも多く、なかなかしんどい調査となった。

そしてようやく、本日、某大学院のPost-master's certificate program への入学が許された。ここまでの道のりをサポートしてくれた とまとまん、そして現在と過去のメンターたちに感謝!

2016年4月12日火曜日

NPR One というアプリ

NPR のアプリをここ数年愛用してきた。5分間の全国ニュース(毎時更新される)を聞くにも、ローカルのラジオ局を聞くのも、TED Radio Hour などのプログラムを聞くのも、だいたい全部これでやってきた。

最近 NPR One という別のアプリが出たというので、使ってみた。これはHourly news 、ローカルラジオの話題、またあらかじめ登録していたTED Radio Hour などの番組に加えて、小芋が普段聞いていない他のNPR 番組からランダムに選んだものが、連続して流れる。

聞いていて面白い、と思ったものには、"Interesting"というボタンを押しておくと、こういうものが小芋の興味なのだな、と認識するらしく、やがては小芋の興味のパターンを反映した内容を選んでくれるらしい。

逆に、これは興味ないと思うような番組のときは、スキップボタンを押すと、すぐさま次の全く違う話題や番組に切り替わる。

おためしあれ〜


2016年4月11日月曜日

不安のおはらい

だいたい連休明けとか、夏休み・冬休み・春休み明けっていうのは、性感染症のスクリーニングを希望する患者さんがググッと増えるのであるが、今年は春休みが終わってもう何週間も経つのに、春休みの”余波”が続いている。

一人一人の患者さんの状況はいろいろと違うが、おおむね共通するのは、セックスをしたあとで(翌日、数日後、またはもっと後)、不安が徐々に募り、インターネットでいろいろ調べ上げた挙句、むしろ精神的な窮地に陥り、さらに大きくなった不安を前に抱え、背中にも背負って、やっとこさ来院する、というというパターン。

小芋は、患者さんの矢継ぎ早の質問に答え、やるべき検査をし、こんがらがった不安の荷ほどきをする。精神的な大荷物をなるべく置いていってもらうように頑張るが、荷が相当な重量になっていた患者さんの場合、1回15−20分程度のトークでは、荷が降り切らぬこともある。

そんなときに時々やるのは、いわば不安のおはらい。患者さんの不安をおおげさなジェスチャーでもって患者さんの方や背中から振り下ろし(雪かきのような動作)、ドサッと床に落とした不安をなでながら、「この不安は、わたしがよbabysit (よく面倒見ておく)けん、持って帰らなんといてね。」「もしまた不安が募ってきたら、不安は私のところに置いてきたんやったって、思い出してね。」と。

夜もなかなか眠れず、またインターネット調べに走ってしまう患者さんの葛藤に耳を傾けながら、信頼できるサイエンス的な情報提供と、気持ちのサポートをすることは、両方大事だなと思う。

2016年4月10日日曜日

ニンジンとポテトチップスの絶妙なコンビ

とまとまんが先月日本に帰った時に覚えてきた料理。

1)ニンジンを千切りにする。
2)ポテトチップス(カラムーチョ)とマヨネーズを加えて和える。完成〜!

意外といけるで〜

とまとまんに心から感謝。

2016年4月9日土曜日

学期末の踏ん張りどころ

今週後半は久々に吐き気を催すほどに仕事が忙しかった。

診察する人数自体が格段に増えた、というのではなく、20人の予約が予約どおり全員来て、その一つ一つ(全員ではなくとも)が何かと重い内容で、そうすると必然的に検査のオーダーがいつもよりも多くなりがちになり、そうすると後々それらの結果を確認したり、結果に応じたアクションを起こさねばならないんで、ライブで診たあとの細かい作業が膨れ上がる。

一つ一つは大したことなくても、重なると侮れない。

昨夜カラにして帰ったはずの検査結果が、朝出勤するとドバーッとまた増えている。これを朝方になるべくクリアにして最初の患者さんの診察にあたるように心がけているが、追いつかぬことも。

急がなくてよいタイプの結果に関しては、合間にちょこちょこ追いつけばよろしいが、やはり、たとえば処方していた抗生物質に耐性のある菌が尿培養検査で見つかったら、なるべく早く違う薬に変えたいし、他にもタイミングが大事なものはタイミングよくやってこそ意味がある。

あと1ヶ月足らずで春学期は終わる。そうなると少なくとも夏学期の開始までは少し患者さんの足が鈍るはずなので、今が踏ん張りどころ。

2016年4月8日金曜日

稲垣えみ子さんの番組

妹が、情熱大陸というテレビ番組で、稲垣えみ子さんを紹介した回がとてもよかったというので、探してみたらYouTubeで幸運にも見つかったので、早速みてみた。

いやほんと、よかった。

生活のスタイル、仕事の仕方、家族との関わり方など、いろいろと考えるタネ、ネタをもらった。

2016年4月7日木曜日

お餅の食べ方:メープルシロップと醤油

友人が時々お餅をついては分けてくれる。ありがたい。

ふと思いついて、メープルシロップと醤油を混ぜてタレにして食べてみたところ、これがとても美味しい。砂糖と醤油でもいいんだが、とろみがちょっとみたらし団子風になってさらに良い感じ。

あと我が家でよくやるのは、お餅に薄く切ったチーズをのせて、のりを巻いて食べる。

あー、お腹すいてきた。

2016年4月6日水曜日

ミニ・デート

遠距離夫婦時代は、一緒に過ごせる数日とか数週間とかという時間を目一杯活用して、どこか初めての場所に行ってみることが多かったが、晴れてライブ夫婦になって以後、お互いなかなか忙しくて、なかなか遠出する機会がない。

食料品の買い出しや、運転免許センターでの手続きや、医療機関への受診などの「用事」を一緒にするのも楽しみがないわけではないが、「用事」以外のデートも必要だ。

最近のヒットは、
日の入りのころに公園に行って夕日を眺めたこと
Phipps Conservatory (植物園)に行って Spring Flower Show を観たこと

今年のSpring Flower Show は例年以上に充実していて、とても見ごたえがあった。お近くの方、おすすめです! 遠くの方、ピッツバーグにお越しの際は、季節は何であれ、ぜひPhipps Conservatory をお見逃しなく。シーズンごとに展示がガラリと変わり、しかも毎年違うデザインなので、何度行っても飽きない。

2016年4月5日火曜日

コーラスの出前

小芋が昨年9月から参加しているコーラスが、先日ある教会のシニアのイベントに招かれて1時間のコンサートをした。このイベント、なんでも毎月1度あるらしく、ランチをみんなで一緒にたべて、その後なんらかの「ショー」をみるのだそうだ。今回は我々がこの「ショー」をしたというわけ。軽く100人を上回るゲストが集った。

リクエストされていたとおり1時間のプログラムにするべく、過去のコンサートのレパートリーからいくつかと、次回のコンサートに向けて練習している曲からいくつかとで、かなり盛りだくさんな内容だった。コンサート慣れしていない後期高齢者のシニアにはちょっとハードだったんやないかと思う。客席から伝わって来る雰囲気が、最初はノリノリだったのが、最後の方には疲労ってかんじになっていた。

いろいろ、やってみないとわからんことがあるなぁ。ま、コーラスとしては、次のコンサートに向けてもう1回プラスで練習できてよかったし、教会から「ショー」の謝礼を頂戴して運営資金の足しになったし、よかった。

2016年4月4日月曜日

20代前半の軽度異形成やHPV感染を「見守る」ことについて

もうかなり昔のことだが、子宮頸がん検査のガイドラインが変わって、性交の開始年齢にかかわらず、21歳になるまではスクリーニングの子宮頸がん検査をしない、という方針になったとき、そのコンセプトを受け入れるのに苦労している同僚がいた。

同様に、21-24歳の患者さんが Low grade intraepithelial lesion (LSIL) とか high-risk HPV types を伴う Atypical squamous cells of undetermined significance (ASC-US) だったときに、即コルポスコピーやそれに伴うバイオプシーをせず、12ヶ月待って細胞診をもう一度する、という方針に抵抗感を感じる医療者、また患者さんもいる。

それからhigh-risk HPVの検査が技術的に可能なのに、それをあえて20歳代ではあえて行わないことに不安を覚える患者さんに時々出会う。なんでやってくれないの?と。(ただし30歳代以降の女性には、細胞診と合わせてhigh-risk HPV を検査することが勧められている。20歳代の場合は、細胞診がASC-US でなければ通常あえてHPV検査は行わない。)

これら3つの場面に共通しているコンセプトは、「検査はするが、しすぎない。若い人のHPV感染は頻繁だが自然治癒の可能性も多いので、あえて時間をおいて、変化を見守る。」こと。

様子をみていたら自然によくなる可能性の大きいものに対して、むやみやたらにバイオプシーしたり、ひいては凍結療法やLEEP (ループ状の電気メスで頸管の一部を切除する手術)をしたりして、将来の妊娠や分娩のアウトカムを悪くしては、むしろ悪影響だから。

でも、こういう「見守り」をまるで「放置」と思われてしまったり、やるべきことをやっていない(やってもらえていない)と捉えられてしまうと、とても残念。

研究がすすんでHPVのことが以前よりもっといろいろとわかるようになり、またhigh-risk HPV の検査が広く普及して、これからは細胞診よりもHPV検査により重きをおいたガイドラインに徐々に変わっていくんじゃないかな、と思うけど、その都度、検査や治療の程よいライン(やりすぎでもなく、やらなすぎでもなく)を患者さんの個人的背景・事情も含めて見極めていくことが大事だなぁ、と思う。

現在のASCCP ガイドラインはこちら
http://www.asccp.org/Guidelines/Screening-Guidelines

2016年4月3日日曜日

オペラ・セビリアの理髪師

友人の招きで、ピッツバーグ・オペラによる、セビリアの理髪師の公演を昨夜見に行った。

オペラ歌手というのは、体の中の構造が小芋とはまったく違うんかい、と思ってしまうくらいに声の艶と通りが素晴らしい。男性の活躍もさることながら、Rosina と女中 Berta の2人の活躍がとくに光った。二人とも決してoverweight/obeseな体型ではなく、むしろnormal weight だと思う。

声の出し方というものを、またマンツーマンのvoice lesson で学びたいと思う。今は時間的にも体力的にも余力がないが。

2016年4月2日土曜日

とまとまん、ペンシルバニア州の運転免許獲得!

1週間前の土曜日、とまとまんが自動車の運転(実技)のテストに一発で合格して、晴れてペンシルバニア州の運転免許を獲得した。

今まで日本での運転歴はあるし、ピッツバーグに来てからも国際免許で運転していたので、運転の腕は確かだったから、当然といえば当然なんだが、無事に合格できて、本人はもとより、付添人(小芋)も肩の荷が降りた!ちなみに、実技試験にあたっては、免許のある付添人が自分の免許証、自動車保険証、車の登録証を携えていかないといけない。