2020年11月9日月曜日

同年代のNP学生のプリセプターをした経験

これまでNP学生のプリセプター(実習指導者)を務めてきた際、おおむね20歳代後半ないしは30歳代前半くらいの学生ばかりだった。この秋に来た学生Aさんは、自分と同じ40歳代で子どもが2人いる(子芋は子どもいないけど)方だった。学部の専攻は看護と違う分野で、一度仕事をしてから大学に入りなおして看護学士をとり、看護師として働きながらNPを目指してきた人である。

看護師としての経験はもとより、看護師になる前にしていた仕事の経験、子どもの慢性疾患と付き合った経験、また家族を亡くした経験など、人間としていろんな経験をしてきていることが、NP学生としてのAさんの存在・深みを作ってきているなと思った。

非常に勉強熱心で、よい質問をたくさんしてくれた。COVIDのさなか、実習先の確保がなかなか難しい中、実習をしたい学生は山といるが、Aさんのように一緒に気持ちよく働ける人と出会えてよかった。

とはいえ、やはり学生を育てるのは大変で、お、戦力になってきたぞ、と思うころに実習が終わる。今学期はAさんに続いて、Bさんが実習に来る。二人ともかつての子芋のように実習先を自ら確保しないといけない立場。

Aさんが実習が終わった時に送ってくれたお花。違う角度から撮影。

2020年11月8日日曜日

大統領選

選挙が無事に終わり、開票に時間はかかったものの、昨日の時点でバイデン氏の大領領当選が確実になり、子芋は本当にほっとしている。日本のニュースのタイトルを見ていると、トランプ大領領に続行してほしい、してもらえなきゃ困る風のニュアンスが感じられるときがしばしばあって、子芋は頭が?になることしばしばあった。

世論調査かインターネット調査かわすれたが、もしバイデン氏が大統領になったら、日米の関係が悪くなる、と答えた日本人が過半数というのも、??であった。 外国人として住み、女性の健康に大きく関わる仕事をして、また最近では社会的にいろいろ難しい地域での子どもの健診や予防注射の仕事もするようになって(また後日書きます)、政策が(あるいは政策のなさが)貧困・不健康に及ぼす影響を日々見ている。バイデン氏のリーダーシップに大いに期待する。そして、両親ともに移民のハリス次期副大統領の活躍にも期待する。 

ペンシルバニア州の20票が今回バイデン氏の当選に大きな勢いになったわけだが、同じペンシルバニアでも、このあたりピッツバーグを含むアリゲニー郡、また東部のフィラデルフィア周辺、北部のエリー、州都のあるハリスバーグ地域を除くと、おおむねトランプ支持が6-7割、というのもまた現実であった。子芋が出張でちょっと群外に出ようものなら、トランプ支持の看板や旗が目立つ。(この辺でも隣同士でトランプ、バイデンの看板が競り合っているところもないわけではない。) 

とまとまんはNorth Faceの真っ赤な帽子を持っているが、ぱっと見がまるでMake America Great Again の帽子そっくりなので、アメリカではこの先しばらく使えないだろう。Goodwill に寄付したら、と提案したが、本人的には気にいっている帽子なので、手放せない模様。確かに、帽子に罪はない。