2010年2月25日木曜日

茶髪やピアスを禁止する決まり

朝日新聞のウェブサイトによると、日本水泳連盟は日本代表選手に対して「茶髪、ピアス、華美なネイルは禁止」などとする行動規範を作ったそうだ。すでに競泳選手に対してはこういう規範があったそうで、今回の決定ではそれがシンクロナイズド・スイミングや飛び込みの選手にも広がるという。
http://www.asahi.com/sports/update/0221/TKY201002210187.html

選手の安全や健康に関係することならともかくとして、全くナンセンスな決定だと思った。滑稽にみえる。21世紀も10年たったというのに。

思わず日本水泳連盟に直接電話(スカイプ)とメールで意見してしまった。そういう私が滑稽だね。

この話とNP導入に関する議論の話をごちゃまぜにするのはよくないとは思いつつ、ひとこと。日本では時代や社会の変化に対応してルールを柔軟に変えていくことに、ものすごい抵抗勢力が伴うようだ。

2010年2月24日水曜日

日本医師会、NPに断固反対と

キャリアブレインの記事によると、日本医師会の羽生田常任理事は、「特定看護師」について「日医のすべてを懸けて反対ということを申し上げてまいりたい」と24日に開かれた記者会見で述べたそうだ。こちらが記者会見の資料。(まだ自分でちゃんと読んでないが)
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20100224_1.pdf

こっちはキャリアブレインの記事。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26514.html;jsessionid=8A0BB37B3FB9130E59C6008A2F795BE8

2010年2月21日日曜日

在Pittsburgh日本人女性の健康を応援

題して『アメリカで行く、はじめての女性健診』という日本人向けプレゼンテーションが昨日無事終わった。

前夜に1人の方からメールをいただいた。「直前の申込みで申し訳ありません。こちらにX年住んでいますが、一度も検診に行ったことがなく、夫から勧められました。これを機会できたらと思います。」という旨だった。この方のためにがんばるぞーっと、張り切ってのぞんだ。

参加者は女性17人、男性2人、子供たち(たぶん4-5人?)、それにスタッフの医師2人、ベビーシッター、それに私という顔ぶれ。自分で発表をリハーサルしたときには45分かかってたけど、当日はやはり早口になったのか、40分くらいになった。そのあと参加者のみなさんが熱心に質問してくださったこと、またスタッフの医師たちが的確な補足をしてくださったことで、内容に深みと広がりができて、とても感謝だった。

プログラムが終わった後も、参加者同士でお友達になったり、近況を報告をしあったりと、なかなかみな帰らない。(いいことだ。)ピッツバーグにはこの手の健康に関する日本人向け催しが大体月1回ある。テーマはそのときによっていろいろと違う。私自身にとっても貴重なネットワークの機会になっている。ハウスメイトのナナコさんと出会えたのも、じつはこの会に以前参加したのがきっかけ。

「特定看護師」の創設 in Japan

過去に何度か紹介してきた「チーム医療の推進に関する検討会」で、報告書に特定看護師(仮称)の創設について盛り込むことが話し合われたそうだ。医師の包括的指示のもと、特定の医行為を担えるようになるという。いくつか記事をご紹介。

http://www.asahi.com/national/update/0218/TKY201002170511.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100219-OYT1T01085.htm

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010021800881

もっと詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめ
http://www.m3.com/iryoIshin/article/116240/index.html?Mg=8fb6912df3decfa3137ba47485eb5e13&Eml=9c52e6e0992df59586b109e37ebeab93&F=h&portalId=mailmag

日本看護協会がNP推進を表明

ビッグニュース。日本看護協会が、「日本版ナースプラクティショナー」の創設・法制化を求める意見書を、厚生労働省の「チーム医療の推進に関する検討会」に提出したと。

詳しくはキャリアブレインのこちらの記事をどうぞ。

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26430.html;jsessionid=C49D5D248B6F606B67764196160C5428

2010年2月17日水曜日

日本人向けに女性健診を紹介

最近ブログ更新をさぼりがち。週末に日本人向けにプレゼンテーションを行うことになって、その準備で忙しくしている。(言い訳) 

お知らせ文の一部を下にコピーする。じつはこのお知らせ文を作るのに何日か使ってしまった。発信したのが2月2日で、以後パワーポイント作り。夜と週末にちょこちょことやるので、進み具合はのろい。

今回の主な目的は、女性が定期的に健診(検診含む)を受けることの重要性を伝えること。あわせてアメリカで使えるさまざまな避妊方法のことも話すつもり。まさに私が普段やっていることをそのまんま出せばいいのだが、パワーポイント上の文字・写真・図で表現するのは診察室の仕事とちと違う。それから今回は日本語だ。

すでに20人を超える方たちから申し込みが来た。ベビーシッターもいるので、子ども連れの方も気軽に来られるところがよい。楽しくかつ役に立つ会になるようにもうひと踏ん張りだ。

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『アメリカで行く、はじめての女性健診』

女性健診(婦人科検診)に行かれていますか?
 「行った方がいいらしいけど、行ったことないな~。」
 「とりいそぎ今困ってないし、忙しい今は後回しね。」
 「月経がつらいんだけど、相談してもいいのかな?」
 「子宮がんの検査ってどんなことするの?」

いろんな声が聞こえてきますねー

妊娠したら妊婦健診。これは皆さんごぞんじのこと。
ところが妊娠していないときでも、
女性の体は普段からのメンテナンスが欠かせません。

女性健診で実際どんなことが相談できるのか、
よく知られていないのが現状だと思います。月経との付き合いかた、子宮がんや乳がんの予防、更年期とその後の健康管理、おりものの異常の相談など、女性健診でカバーされる内容はもりだくさんです。今回のセミナーをとおして、「こんな相談ができるのなら、ぜひ女性健診を受けたいな!」と気軽に思っていただけるようにしたいと思っています。

また実際女性健診に行くと、どのような診察をどのように受けることになるのかについてもお話したいと思います。不要な不安をとりのぞき、安心して受診していただけるお手伝いができたらうれしいです。

なお当日は、アメリカで使える避妊法についても模型を使ってわかりやすくご紹介します。避妊のためにかぎらず、月経とかしこく付き合うためにも、知ってお得な情報が満載です。

女性だけでなく、男性の方もお気軽にご参加ください。パートナーになぜ女性健診が必要なのかをご納得いただけると思います。お待ちしています!

(後略)

2010年2月15日月曜日

雪・雪・雪・・・


2月5日の晩に降った大雪から1週間たってようやく町が通常に近いペースで機能してきたと思っていたら、週末もこまめに雪が降った。そして今晩また積もる勢い。雨どいづたいに、あちこちの氷の柱ができている。まだまだこの柱は太くなりそうだ。これは土曜日の写真。

2010年2月11日木曜日

大雪後もつづく災難

大雪が降ったのは先週の金曜の晩のこと。土日はたいして降らなかったのだが、月曜になっても道路事情は改善せず、多くの学校が休みになった。私のオフィスは休診にこそしなかったものの、バス路線が止まって出勤できないスタッフもいた。

火曜日、出張にはなんとか行けた。けど除雪が中途半端な道は恐ろしかった。立ち往生している車もそこここにあった。道路の線は見えないし、2車線あるはずのところも寄せられた雪で1車線はつぶれているしで、ひどい状態。高速道路は比較的平和だった。

水曜日、前夜の雪のためついにわがオフィスも休診になった。風びゅーびゅー。雪が上から降ってるんだか下から沸いているんだかわからないような状態だった。近くの大学は3日連続で休校。

今日木曜日、オフィスは再開。主要道路でない住宅地の道路にも除雪車が入っていった。除雪がすすんだとはいえ、除雪とは雪がなくなることではなく、単に脇に押しやっただけのこと。だから道はますます狭い。道路脇には「かまくら」状態の車がいっぱいある。車の雪を下ろす前に、まず車に到達するための雪かきをしないといけないありさま。

家の前のドライブウェイの雪かきは、なるべくこまめにやるようにしている。近所では木が何本も倒れている。気温が低く雪がとけないのが問題。気温ががーっとあがればいいのだが、来週半ばまでは0℃以下の日がずっと続く見込み。期待できない。

わが家は大丈夫だが、市内で停電したところもあったそうだ。暖房が使えなかったら、下手すると生死にかかわる。

2010年2月6日土曜日

大雪のあとの雪かき

雪かきに励む小芋。

昨日金曜の午後から今朝にかけて大雪が降った。ピッツバーグ空港も閉鎖されたらしい。今日が平日だったら、学校や会社の多くもお休みになったのは間違いない。ハウスメイトのナナコさんも、「こんな雪は初めてよ~。」と。量も量だが、ごく短い時間で一気に50-60cm降ったところがすごい。ピッツバーグに大雪を降らせた雲は、その後ワシントンDCにも相当の雪をもたらしたようだ。

雪かきが終わったところの写真。

2010年2月2日火曜日

引越し完了

日曜日、元のアパートの掃除と荷物の運び出しをすべて終え、大家さんに鍵を返してきた。入居したときより何倍もきれいな状態で退去した自分はわれながらエライ(単なる掃除ばかとも言える)。Mさんに借りた掃除機がとても強力で、カーペットがとてもきれいになった。

「引越し完了」とタイトルを書いてみたけど、どの時点で「完了」とするかはちょっと微妙だ。持ってきた荷物の荷解きはまだまだだから。

近所の81歳の友達、メリーさんと別れるのはとても辛かった。大雪の日に自分で自分をロックアウトしてしまった日以来、彼女にはとてもお世話になった。一緒に食料品の買出しにもよく行った。出張などで町に戻る機会には、必ず彼女に顔を見せに行きたい。

2010年2月1日月曜日

35歳、ゼロからの英会話

35歳、ゼロからの英会話
英会話上達の秘訣


というタイトルの講座がピッツバーグ市内で開かれた。講師はSさんという疫学の専門家で、もともとは日本で内科医をやっていた方だ。非常にユーモアのある方で、ご自分のかつての失敗談をも惜しみなくシェアしてくださった。英語うんぬん言う以前に、Sさんのその裏表のない素直な姿に自分は大いに勇気付けられた。

英語の勉強というと、どの参考書やCDなどの教材を使うかなどという話になりがち。でも今日の話は英語はもとより、外国で暮らす者が出会う数々の課題に向き合うときの心構え・態度について示してくださるものだったと思う。

以下に今日の内容をすこしお裾わけする。

1.英語で盛んにやりとりされている環境に飛び込んで、場違いに感じたりがっかりしたりすることはままある。しかしそれは「あたりまえ」のことであり、あえてそこで自分を責めたり自信を失ってしまう必要はなく、そんな環境下でも「よくやっている自分」「えらい、努力している自分」を見出していけばいい。感情的に自分で自分をサポートすることだ大事。

2.日米の、あるいは日本語と英語とによるコミュニケーションパターンを認識することが、ものの言い方にも大いに影響する。例えば、日本では「気を遣う」ことが重要であり、何か物を頼むときでも前置きを言ったり間接的に言ったりするが、アメリカではたとえ相手が自分の上司であっても自分の希望をしっかり伝えることが普通のことであり失礼にあたらない。

3. 自分の能力に自信を持って言う(行動する)かどうかで、相手の受ける印象は随分違うものだ。

4. 具体的な英語の勉強方法の紹介でいちばん印象に残っているのは、文型変換の練習。単純な一文を平叙文・疑問文・否定文・否定疑問文で言い換えるのだ。さらにそれを現在形・過去形・未来形に変換させるので、4x3=12通りの文ができる。これを書くのは簡単だけど、瞬時に言うのは結構大変。Sさんは 例として "I take the seminar."をまるで早口言葉のように12通りに言い換えて披露してくれた。ちょうど昔、中学校で "I, my, me, mine. You, your, you, yours. He, his, him his....." などと唱えて練習したのに似ていると私は思った。