2012年10月31日水曜日

ハリケーン・サンディー

ハリケーン・サンディーの被害の大きさに言葉がない。ニュージャージー州沿岸部のようすは、東北大震災での津波の被害を思い起こさせる。ニューヨークなどの都市の被害もひどい。被災地の人々、救助に勤しむ方々の安全を願うばかりだ。

ピッツバーグは木が倒れたり一部停電したりという程度のダメージで済んだ。雨はまだ続いている。がまーん。

ピッツバーグの曇りの日の多さにはいつまでたっても慣れないが、山火事・地震・ハリケーン・竜巻・ブリザードのいずれともあまり縁のないという意味では、きわめて恵まれた土地である。


2012年10月26日金曜日

エネルギー源になる小芋?

先日ひさびさにCostco (会員制の大型スーパーといったらいいか)で買い物していると、市内の大学の博士課程で論文書きに励んでいるA子さんに会った。

A子さん:「ブログ読んでますよー。」
私:「がーーーーーん!読まれてましたかぁ。。。  最近もっぱら愚痴日記で情けないかぎりです。」
A子さん:「論文書いていると私だけがしんどいみたいに思えてくるんで、そういうときに読むんですよ。」

ははぁ。 子芋の日記というよりダメ子日記の昨今だが、博士課程のA子さんを励ますなどという意外な効能があったとは。小芋が読者の皆様のおやつになっているのなら幸い。

ちなみに、Costo での私のお気に入りは
キウイ、ミニトマト、豆乳(常温保存できる)、アーモンド、クランベリー、グラノーラバー(職場に常備しておく、冬用の分厚い靴下、Brita 浄水器のフィルター、タンポンなど。

1人暮らしの私に、会費の元が取れているか疑問なときもあるけれど、タイヤ4本を買った去年は十分元がとれた。

2012年10月24日水曜日

缶詰すーぷ

今日はバイオプシーにて乳がんと診断とされた患者さんに結果を伝えなければなりませんでした。健康保険がない患者さんでも、乳がんや子宮頸がんと診断された場合には医療扶助が受けられる制度があります。早速その書類を作りFax しました。結果を伝える重さよりも、書類の煩雑さのほうがなぜかしんどい。

血圧がとても高い患者さんにER受診を説得したりもしました。州が推進している心臓病予防関連のプログラムで受診されている患者さんの場合、Alert の枠に入る血圧のときは、24時間以内に ファックスでその旨州に報告しないといけないというルール(?)があります。用紙に記入してファックスしました。なぜに24時間以内??


とにかくただでさえ一つ一つのカルテにものすごく時間がかかる(最近さらに状況悪化中。Meaningful Use 関連の要求がきつくなったため)うえに、上記のような対応をしないといけなくて、延々時間がかかってしまいました。

今朝は睡眠を優先したあまりお弁当を作る余裕がなく、バナナ2本とヨーグルトをおやつに持って行ったのですが、結局「昼休み」に外に何かを買いに出る時間も気力もなくて、バナナ1本とヨーグルトを食べるのが精一杯。
4時にもう一本バナナ。
今、チャーハン(これはつくった)と缶詰のスープを食べました。デザートにキウイ食べます。


先週末、スライド作りを優先して、おかずを作りためていなかったため、悲しい食生活です。帰りに何かテイクアウトしようかとも思いましたが、惹かれるものがなく、なにも買わずに家に帰ってしまいました。

なさけない小芋でした。今週末は挽回します。

2012年10月23日火曜日

大学キャンパスでのプレゼンテーション

某大学のsororities (学生クラブといったらいいか)から乳がん啓発月間にちなんだ話をしてほしい、というリクエストがあり、今晩7時から話をしてきた。

スライドの表紙にピンクのPittsburgh Steelers (フットボールチーム)のTerrible Towel を出したら受けた。(通常は黄色。これを振り回して応援する。10月はピンクのタオルも盛んに使われる。)

「がん」にだけ焦点をあてるというよりも、ふだんのbreast health、さらにwell-woman exam (いわゆる女性健診)のきっかけとなるように話をしたつもり。学生さんのなかには、まだwell-woman's exam を受けたことのない人もいると思ったので。

この大学の看護師が大変よい方で、sororities とわれわれの橋渡しをしてくれた。大学キャンパスにはかれこれ1年近く月一回の出前診療所をしに行っている。見覚えのある学生さんも来てくれていた。

先日のNPWH カンファレンスでの発表に全力を捧げていたので、今回のスライド作りはこの土日しか使えなかった。昨日月曜の晩に近所のAさんとAさんのお母さんの前でリハーサル。2 人の助言を受けてスライドも語りも修正。今日仕事のあとすぐ本番がきちゃった。

とりあえず、今月の大きな山は終了。

2012年10月21日日曜日

3日で切れたエネルギー

フロリダでのNPWHカンファレンスは、最初から最後まですばらしかった。

おかげさまで、自分のプレゼンテーションも無事終えることができた。

そのシアワセな1週間のあと、月曜日から仕事に戻ったが、カンファレンスで蓄えてきた心のエネルギーは、早くも最初の3日で使い果たしてしまった気がする。

電子カルテを巡る状況は、Meaningful Use の基準を満たす目的ゆえに、わたしら末端ユーザーにものすごい仕事量と心理的負担をかけてきている。この件については、また改めて書きたい。

今週は、とある大学のキャンパスで、夜にbreast health に関するプレゼンテーションを頼まれているので、いまその準備をしている。時間がなさすぎて、悔しいけど今日のvoice lessonはキャンセルした。

ま、このプレゼンテーションが終わったら、少し息がつけて、ブログももっと書ける、はず。ネタはいっぱいあるのだ。

2012年10月10日水曜日

NPWHカンファレンス 初日編

NPWH こと、National Association of Nurse Practitioners in Women's Health のカンファレンスのために 昨夜Orlando, Floridaに到着。去年Austin, TXでの会には行けなかったので2年ぶり。

今日はプリ・カンファレンス。朝8時から会場はすでに大入り。夜のディナー・シンポジウムが終わったのが8時すぎ。頭は疲れたが、心はかなり浮かれている。あー、なんて楽しいんだ。

午前中は熟年女性のケアについて。性欲減退の治療の一環にテストステロン(男性ホルモン)のクリームやパッチを使うことが積極的に議論されていた。熟年世代の性感染症の増加がいかに著しいかという話は職場で感じていることを裏付けてくれた。

萎縮した膣を柔軟にするためにエストロゲンクリームを使うのはスタンダードだが、少しずつ拡張させるために市販のdilator セットを用いるほか、身近なところではろうそくを使う(細いものからスタート)というアイディアには目玉が落ちそうだった。

午後の薬理学「子宮から墓場まで」は脳がすごくリフレッシュされる感を覚えた。

夜のディナー・シンポジウムは、家族歴から遺伝性のガンのリスクをアセスメントして、それをいかに遺伝子検査に結びつけるかというものであった。検査自体は決してあたらしいものではなく、たとえば乳がんの患者さんがBRCA遺伝子に関する検査をする、なんてことは前から行われている。が、今回のトークがそれと違うのは、まだがんと診断されたわけではないごく一般の患者さんが対象である点。つまり問診時に、いかにその人の遺伝性がんの可能性をすくいあげ、遺伝子検査を考慮すべきか、という話。

各種学会系ガイドラインでこれらの遺伝子検査が勧められるようになってきていても、無保険の患者さんには高嶺の花である。それを分かっていながらにして、あえてこういう検査について勧めるのは心が痛む。でも自分の職業上の義務としては勧めなければならない時代になってきているのだなと思った。(でなければ後に訴えられるリスクも。)

書きたいことは他にもいっぱいあるが、明日のために寝なくては。

2012年10月9日火曜日

カンファレンス準備におおわらわら

今月は2つ、それぞれ別のトピックでプレゼンテーションをする。

ひとつはカンファレンスでの発表。去年N医師とともに行った研究について話す。

もうひとつは乳がん月間にちなんで、ある大学の学生グループにむけてbreast health について話す。

やっとやっと一つ目のPowerpoint &発表が形になってきた。近所の友人Aさんにむちゃくちゃ感謝である。彼女は研究職をしていて、過去には留学生(大学院レベル)にプレゼンテーションの仕方を指導する仕事をしていたこともある人である。

Aさんの指導はむちゃ的確である。専門分野こそ違え、Aさんのような指導者をこんなに身近に見つけてしまった私は本当に幸運だ。

自分のプレゼンテーションの準備におおわらわで、オンラインですでに公開されている他の発表・講義のスライドはまるで見れていない。もったいないが、背に腹は変えられぬ。

飛行機のe-チケットと、ホテルの予約控えと、レンタカーの予約控えだけは印刷した。

2つ目のプレゼンテーションの準備は、ピッツバーグに戻ってから。。

2012年10月3日水曜日

休んだあとの仕事再開

仕事を4日休んだあとの復帰は緊張する。と書くとすこし大げさだけど(たったの4日+土日だしね)、そういう向きはやはりある。いつものペースがでなくてもどかしかったりするから。でも今回の休暇中かなり気分的にリフレッシュできたためか、仕事は割とたんたんと進められた。ほっ。時差がなかったのも大きい。

検査結果などの事務系仕事も思ったほどの山にはなっていなかったので、助かった。けど来週のことを考えると、のんびりしている暇はないので、朝も夕もがんばってしまった。

がんばりすぎてスペイン語教室に着くのが遅れ(半分はバスが遅れたせいだが)、もったいないことをした。

次回はぜったい遅刻しないようにしよう。今、動詞の活用を習っているところ。

2012年10月2日火曜日

秋の公園めぐり

Great Falls National Park in McLean, VA

とまとまんに会いにワシントンD.C.に行ってきた。なぜワシントンかというと、とまとまんが成田から直行便で来られて楽だから。直行便だと乗り継ぎ便に乗り遅れることもない。

私はピッツバーグから4時間半運転。(帰りはやる気に欠けるので、休憩ばかりして結局6時間くらいかかってしまった。)

今回はスミソニアン博物館群の一つ、航空宇宙博物館の新しい方と、周辺の国立公園・州立公園を回った。紅葉はピークではないものの、すでにすっかり秋の装いという感じでとてもきれいだった。

今回はキッチン付きのホテルに泊まった(値段も良心的)ので、韓国系のスーパーSuper H Mart で新鮮な野菜や魚介類を買って料理できたところがよかった。ピッツバーグにもH Mart  があったらいいのに。。

最近の私の勤務状況は、休まないとしんどくてやってられないが、かといって休んでも仕事がその間に増えるという、なんとももどかしいジレンマがある。けど、休んでよかった(と思う。明日からまた現実直視しないとだけど。)。4泊5日の旅でした。