2013年6月21日金曜日

梅雨時に元気をくれるもの

四国に帰って2週間半ずっと暑い日が続いた後、ここ3日は梅雨らしい雨ばかりの毎日。こういうときに元気をくれるのは、ポジティブなイメージ。

1. 先週末とまとまんの実家の畑で干涸びそうだった安納芋が元気になっている姿をイメージ。

2. 栗林公園のクチナシの香りをイメージ。あの香りは本当に幸せになる。

3. 去年出場したハーフマラソンと、今年のフルマラソンのときのイメージ。写真を玄関に飾っている。充実感を思い出すといいみたい。

2013年6月20日木曜日

ビワざんまい

先週末はとまとまんの実家に行き、両親の歓待を受けた。

畑ではビワが豊作だった。あまりにおいしくて、普通の人が一生涯に食べる量を超えるような量をバクバクと食べてしまった。自分の両親にも一箱送った。

ハウスはちょうどひまわりの収穫時期だった。とまとまんと私は茎の下の方についている葉っぱを取り除くのを少しだけ手伝った。等級や長さごとに束ねる作業などは、わたしでは全く戦力にならない。

帰りには、キャベツ、玉ねぎ、きゅうり、お米、びわ、甘夏、お赤飯、卵、おもち、メロン(これは実家の母が茨城から送ったうちの1個)をお土産に頂いた。とまとまんのお母さんは、農家の仕事をしながら、合間にてきぱきと洗濯や料理もやってのけてしまう。さらには釣って来た魚のさばき方の指導を甥っ子(母の孫)たちにしていたな。

2013年6月19日水曜日

夢の仕事へ

ダン・ミラー(Dan Miller) というおっちゃんの書いた、48 Days to the Work You Love という本がある。これを友達に勧められたのは2月くらいだったと思う。早速地元の図書館で予約して借りてみたが、当時仕事から帰ってくると目はもうショボショボだったので、何日たてども本は開けなかった。

そんな私に友達が「彼のポッドキャスト(オンラインでダウンロードして聞く)もいいよ、タダだよ。」というので、聞くだけやったら、と聞いてみたのがたぶん3月くらいの話。
48 Days Podcast
これがよかった。ラジオのDJみたいな感じで ダンさんがしゃべる。話は仕事・就活・起業に関する読者からのさまざまな質問に、ダンさんが応えるかたちで進む。実在の、いろんな仕事のさまざまな状況にいる人たちの悩み・夢、またそれに対するダンさんの歯に衣着せぬ助言がおもしろい。

本のタイトルにちなんで、1回分はだいたい48分。(それが毎週1話アップロードされる。)家でちょっと準備体操して、走って(または階段昇り降りして)帰ってくるころにちょうど終わる。

なんせ運動しながら聞くので、聞いているような聞いていないような、かなりいいかげんな「ながら聞き」。それで別の日に聞き直したりするんだが、自分にとって特に意味のあるところは意外にもと一発目から頭に入っていて不思議。

ポッドキャスト がすっかり気に入った私は、先の本のオーディオ版を買った。(オーディオ版は残念ながら地元の図書館になかったのよ。)オーディオ版は紙の本と内容は一緒で、ダンさん自らが音読している。しばらくのあいだ、階段昇りのよきお友達となった。

自分の働き方、生き方に悩んでいる人、迷っている人にとっても参考になると思う。ポッドキャストは今も聞いている。ダンさんのメッセージは、いま仕事と仕事の谷間でお休み中の自分にも活力を吹き込んでくれている。
Find Your Calling

2013年6月17日月曜日

膣萎縮に対する薬の価格

閉経に伴う膣・外陰部の萎縮症状の一つである性交痛を適応とする薬、Osphena について以前紹介した。
http://koimokko.blogspot.jp/2013/04/blog-post_16.html

今月号のPrescriber's Letterというニューズレター(オンラインもある)によると、Osphenaひと月分の の卸売価格の平均は160ドルだそうだ。ちなみに Vagifem (膣に直接投与するタイプのエストロゲン)のほうは75 ドルとのこと。保険のあるなしや保険の種類・内容によって薬の自己負担額はピンキリであるのがアメリカの現状なので、卸売り価格はあくまで参考までに。

更年期以降、エストロゲンという女性ホルモンの減少によって、膣・外陰部の皮膚はだんだん薄く、弱く、以前にも増してデリケートになる。次のウェブサイト(英語)では、薬以外の工夫、生活習慣についても一般の人向けに分かりやすく書いているのでおすすめだ。
http://www.mayoclinic.com/health/vaginal-atrophy/DS00770

膣の保湿剤(moistulizer)は膣の潤滑剤(lubricant)より長時間効果が続くというように違いが説明されている。そもそも目的が保湿剤の方が普段のうるおいのため、潤滑剤の方はおもにセックスを楽にするためにできているのだから、当然と言えば当然だ。

一つ書き加えるとしたら、保湿剤のほうがさらりとしていて、潤滑剤のように「固まった糊」のようになりにくい点。それと、オリーブオイルや Crisco (アメリカで一般的なショートニング)はセックス時の潤滑剤としては不適かもしれないが、保湿剤としてはかなり有効かつ安価である。市販の保湿剤には値段的に二の足を踏んでしまう患者さんにも受けがよいということも書いておく。

ところで、Osphena はの適応は「閉経に伴う膣・外陰部の萎縮症状の一つである性交痛」となっているが「乾燥・不快感」ではダメだったのかな、と個人的には思う。なんだかね、セックスにポイントを絞ったのが女性に対するプレッシャーのように思えたりするのだ。


2013年6月14日金曜日

新しい子宮内避妊具Skyla を7分半で理解する

次のビデオは、今年1月に認可された新しい子宮内避妊具 Skyla について7分半で分かりやすく説明している。
http://www.arhp.org/CM_IUD/

CME Activity と書かれている黄土色のバーをクリックすると、画面が出てくる。


私はこのビデオが診察の流れにそって作られていることに関心した。ビデオは、こう始まる。
「とある月曜日、あなたの朝一番の患者さんは28歳のジェシカさんです。ジェシカさんは大学院生。今月何回かピルを飲み忘れたため、ひょっとして妊娠していたらどうしよう?という心配で来院されました。彼女の最終月経は12日前。一番最近の成功は6日前でした。」

続いて尿を使った妊娠反応検査をしたところ、陰性。などとつづく。

そしてやがてジェシカさんに説明・カウンセリングしていくなかで、子宮内避妊具(IUD または IUC という)や皮下埋め込み型避妊具(商品名は Implanon  または Nexplanon )の特徴・違いについて述べている。

アメリカでは現在子宮内避妊具は3種類ある。Skyla と Mirena (日本でもミレーナとして売られている)が レボノルゲストレルというホルモンを付加したタイプで、銅を付加しているのがParaGard。それらの違いも大変すっきりと分かりやすく説明している。結果としてジェシカさんはSkyla を選ぶ。

患者さんからよくある質問、副作用・合併症なども含め、患者さんとの話の中で抑えておくべきポイントがコンパクトにまとまっている。

このビデオは、従来の子宮避妊具と比較してSkylaは何が違うのかということを学ぶ上で役立つことはもちろん、避妊カウンセリングに興味を持つ人にとっても格好の教材になると思った。

2013年6月13日木曜日

記事の訂正

4月7日の日記「緊急避妊薬の年齢制限を排除せよという連邦裁判所の指示」でタイトルおよび本文中連邦裁判所」と記載していたのは、「地方裁判所」の誤りでした。英語ではDistrict Court です。訂正しました。恥ずかし。

2013年6月12日水曜日

ついにコルポスコピーの認定試験に合格

コルポスコピーの認定試験に二度目の挑戦で合格できたことが今日分かった。

コルポスコピーとは、子宮頚がん検診(パップスメア)で異常が見つかった場合などに行う精密検査の一つである。コルポスコープというのは子宮頚部を詳細に観察するための顕微鏡で、それを使って子宮頚部や膣部を観察しながら、適宜バイオプシーを行う。

コルポスコピーの実施にあたっては、米国内では国家資格はなく、今回私が受けたのは学会が行っている養成プログラムによる認定である。

養成プログラムは、第一段階として4日間の講義(2年前の4月に受講した)、第二段階として指導者のもとで30例以上のコルポスコピーの実践(うち最低5例はバイオプシー上で高度異型性であること。)、第三段階としてオンラインで受ける試験。

試験では
  • 知識を問う単純な4択の問題
  • 子宮頚部の写真を見て、正常か異常かを判断する問題
  • 子宮頚部の写真を見て、特徴的な所見を見抜いてこたえる問題
などがあった。一番難しかったのは、
1)写真を見てバイオプシーする必要があるかを判断し、
2)するならどこをバイオプシーしたいかを画面上で選び、
3)そのバイオプシーの結果「組織学的には○○であった。」がこれに対し治療が必要か、必要ならどんな治療か、経過観察ならどの間隔で何をするか
などを答える複合的な問題。

試験は最高3回まで受けられるのだが、もう2回目でこりごりだったので、今回合格できて本当にうれしい。

この養成プログラムについて興味がある方は、こちら

2013年6月11日火曜日

決着したようでまだ終わっていない緊急避妊薬のバトル

11日、オバマ政権は緊急避妊薬 に関する裁判所からの命令に対し、控訴をしない決定をしたと発表したそうだ。裁判所はPlan B One-Step (レボノルゲストレス1.5mg 1錠)の店頭販売における年齢制限をなくすように命令していた。

これにより、Plan B One-Step は年齢を問わず、処方箋も身分証明書もなしでお店(薬局や薬局部門のあるスーパーマーケット)で購入できることになりそうだ。

このニュースについて拍手喝采というかんじで手放しに報道しているメディアもあったが、ちょっと突っ込んで記事を読んでいるうちに、落とし穴に気づいた!

今回の決定は「Plan B One-Step」というブランド薬一種(だいたい50ドルくらい)に関してのもので、従来からある 「Plan B 」やそのジェネリック薬「Next Choice」、すなわち レボノルゲストレル 0.75mg 2錠は対象外なのだ。Next Choice はブランド薬 Plan B One-Step と比べて10ドルくらい安いというメリットもあるのだが、17歳未満の人は引き続き処方箋が必要だし、17歳以上の人も身分証明書で年齢を照明しなければならない。あらあら。

「Plan B」や「Next Choice」を添付文書の通りに飲むなら、まず0.75mg 1錠を飲み、その12時間後にもう1錠飲むことになる。しかし、off-label の使用方法として、0.75mg 2錠をまとめて1回で飲むという方法がある。その方が2錠目を飲み忘れることもないし、実質的に1.5mg  1錠を飲むのと同じである。

Plan B One-Step の年齢制限を廃止する決定を一つのステップとして歓迎するが、早期に レボノルゲストレル 0.75mg 2錠に関しても一律に同様の方針を採用してほしいと思う。

次の記事がこのあたりのバトルについて分かりやすく説明している。
http://www.npr.org/blogs/health/2013/06/11/190742896/administrations-plan-for-morning-after-pill-pleases-no-one

2013年6月10日月曜日

new comer の日々


ひさびさの日本では、電車を乗り間違えたり、いろいろヘマをしている。帰って来たというよりは、自分がnew comer のような心境。毎度そんなふうに思う。

家の中も台所や押し入れの使い方がとまとまん好みにいろいろ変わっていたので、物のありかが分からなかったり。(涙。)とまとまんと私とでは、掃除のポイントがちょっと違う。自分好みに掃除すると、いつも心が落ち着く。これはまぁ、儀式のようなものだ。

スーパーでパイナップルを買ったら、「葉を切り落としておきましょうか?」とレジの店員さんに聞かれた。このサービスにはびっくり。さすが日本。

2013年6月9日日曜日

卒業後の1週間半

前職から卒業後、日本に帰国するまでの1週間半、むちゃくちゃ忙しく過ごした。

まずは、次の仕事のため児童虐待歴クリアランス、犯罪歴クリアランスなどの書類づくり、指紋取りなど。日本ではここまでせんわね。

次に、在職中お世話になった人々と、就職活動の際にお世話になった人々へのお礼状書き。

それから、会いたいと思えながらなかなか会えなかった友達、帰国間近な友達などに会った。予定が会わなくて、今回は断念したケースも。

時間ができたら thrift store (日本でいうところのリサイクルショップ)に行こうと思っていたのに行けずじまい。これもしばらくお預け。

2013年6月8日土曜日

職場卒業

最後の最後まで目一杯働いた。仕事って連続しているものなので、これでおしまい、というということがない。居残れば居残るだけまた新たに検査結果が返って来たりするのがオチ。それでも精一杯やれるだけのことはした。自己満足であるが、最後まで手が抜けないのが、いかにも自分らしい。

(先月のことを、さかのぼって書いています。)

2013年6月7日金曜日

好きなことと嫌いなことリスト

就職活動のあいだに、professional personal な好きなこと嫌いなことリストを作り、随時更新していった。これは意外と楽しい作業で、かつ面接の際に役立ったように思う。

2013年6月6日木曜日

電話面接とライブ面接

今回の就職活動中、応募先が市内でも、西海岸の果てであっても、実際に顔を合わせての面接の前に電話による面接でスクリーニングされた。電話面接というのは、顔が見えないので、とても苦手。

採用担当者によって、いろいろとスタイルがあった。ある担当者は、ほとんどの時間をひたすら自分たちの特徴について話すことに費やしていた。こういうスタイルだと、聞いている時間の方が長いわけだから私は楽。

一方で、7人からなる採用委員会のメンバー全員との電話面接というのもあった。こちらはひとり、相手は7人である。事前にホームページで面接にでてきそうなメンバーの名前と顔を予習してはいたが、電話上で立て続けに自己紹介されると、とても圧倒されてしまった。そして、この7人が次から次へと質問を投げかけて来て、それにひたすら答えていくというスタイルは辛かった。案の定、その先には進めなかった。

でもこの経験のお陰で、別のところで顔を合わせて面接した際は、とてもリラックスして臨めた。うわーっ、顔が見られるって楽勝だ! と勝手に思った次第。

2013年6月5日水曜日

選択肢のスプレッドシート

転職活動の最中に、友達兼メンターでもあるBさんに勧められて、身の振り方におけるありったけの選択肢をエクセルを使って表にした。そしてそれら選択肢一つ一つについて、考えつくかぎりのメリットとデメリットを書いていった。書き出すと、また新たなアイディアが浮かんだり、絶対に嫌だと始めは思っていた選択肢がそう悪くもないかも、と思えたりした。この作業にはかなりの労力を使ったが、やってよかったと思う。

選択肢には、「現職を続ける」というのも入れた。 絶対にありえん!と思いつつも、これもあえてリストに入れたお陰で、この職のよいところを再認識できた。

2013年6月4日火曜日

就職活動のお作法

就職活動にあたっては、たくさん書く作業が要った。最初、履歴書とカバーレターは最初アメリカ両親(交換留学生時代に1年預かってくれた)に見てもらった。

その後さらに友人A さんと、友達でありメンターであるBさんにも添削してもらった。ちなみにAさんは日本語も分かる人で、英語の間違いもなぜ私がそのように間違うのかの背景が分かってしまう人である。

履歴書とカバーレターのひな形ができたら、あとは狙い所に合わせて応募するわけだが、幸運にも先方から反応があった場合、フォローアップのE-mail(お礼状、問い合わせなど)さらに書くことが増える。このたびにAさんとBさんに適宜相談した。添削なしで自信ありのときはそのまま自己流のままで送ったが、やはり大事な場面では見てもらってよかった!という場面が多々あった。

何か先方に問い合わせるときも、内容によって、電話にすべきだとか、いやメールにすべきだとか、お礼状でも面接の直後のお礼状は手書きで面接官全員に送った方がいい、とかそういうことも教えてもらった。知らなければ知らないで怖いものしらずだが、助言をもらえたのはとても心強かった。大事な電話の前には、練習台になってもらった。

なんと恵まれた就職活動だったことか。

2013年6月3日月曜日

泥沼のなかで思ったこと

心身燃え尽きがちの毎日のなかで就職活動を進めるのは、とても効率が悪かった。

なんせクタクタ&目はショボショボになって帰ってくるので、なかなか就職活動に時間を割けなかった。休日は休日で気力体力の回復にかなりの時間がかかってしまうというジレンマ。

まさに、「泥沼にはまって、もがけども、もがけども、這い上がれない」という感じ。

そんななかで思ったことをいくつか。
  •      NPO 組織の危険な側面(健全な NPOも多々あるでしょうが。)
  •  自分のこれまでのコーピングは「がんばる、それでも足りなければもっと頑張る、ひたすら頑張る」傾向があった。今回は伸びきったゴムのようにもうすでに頑張りすぎていたところにも問題があったので、休むこととか、未解決の問題を抱えながらそのままとりあえず1日1日過ごす、などといった方法を学ぶこととなった。カウンセラー、ヨガ、メンター、友達、NPメーリングリスト、マラソン etc 多方面からのサポートに励まされた。
  •  どこの馬の骨かもわからん私のjob application をみて、他州のポジションからも反応があったのは嬉しい驚きだった。

2013年6月2日日曜日

なぜ転職か

なぜ私は転職を考えたのか。やはり組織からの要求と、自分の信じるケアがマッチしないことによる葛藤が、最も大きな要因だったと思う。

キャンセル率に基づいた意図的なダブルブッキング。非常に使い勝手の悪い電子カルテ。3カ所の診療所をぐるぐる行ったりきたり。

極めつけは、患者さんが着替えているのもお構いなしに診察室内にてノート型パソコン上でカルテの記録を終わらせろという注文。(1日試して、以後無視した。)患者さんのプライバシーに対する配慮にかけるばかりか、患者さんとの話は長引くは、 カルテは書けないはーー。退室して自分一人の空間で、デスクトップパソコンでタイプするほうが、ずっと早くタイプできた。

系列オフィスで働く別のNPは、電子カルテ導入後、「私は本当に意地悪なNPになっちゃったのよ。」と言った。それは彼女が生き延びるために出した一つの答えだったと思う。求められている「量」、すなわち患者数をこなすためには、極端な話、患者さんにたいした質問もせず、なるべく患者さんの話をさえぎり、本当に最低限のこと(どんなこと?)だけして流すようなスピードと診察内容(無いよう)になる。

でもそれを自分はどうしてもしたくなかったし、むしろできなかったので、厳しい環境のなかで頑固にも自分のやり方を模索しつづけることに。

たまに患者さんのドタキャンが続いてスケジュールに余裕が出た日には、仕事をとても楽しんでいる自分を発見。やっぱりこの仕事が好きだと思った。

経済的・社会的に複雑な環境のなかで生きている患者さんの診察は時間がかかる。自分の症状をうまく話せなかったり、とにかくすぐかっとなったりする患者さんも少なくない。1人の患者さんを診るのでも、まるで2-3人診るのと同じくらい労力を使う(ここが私の腕の見せ所!!)こともある。

診療する者と組織側は、相思相愛になれなくても当然といえば当然。でももっとrespect があったら、もっと違ったのではないかなぁ。

とても愚痴っぽくなってしまったが、これでも実のところは職場、また仕事を通して経験できた様々の事柄に感謝している。私のある友人は、「小芋はこの仕事からoutgrow したんだよ。」と言った。背が伸びてズボンやシャツが短くなるのと同じように、与えられた仕事より自分の方が大きくなった?! 成長できていたのならうれしいな。

2013年6月1日土曜日

辞表


何だかがんばって、すごくがんばって、もーっとがんばってしまったが、ついにあーもう限界!と思い、辞職のための2-week notice (2週間前に出す辞表)を提出した。先月のこと。

そうしたら、なんと同日の午後に、某大学内の診療所から仕事のオファー がきた。思わず天井に監視カメラでも付いていたか?、と上を見上げた。

もう一つ他州の別のポジションも話がすすんでいたが、こちらはまだまだプロセスが長引きそうだったので、オファー が確実な今回のポジションをありがたく受けることにした。

ピッツバーグの重く分厚い雲からの脱出をも試みていたわりには、応募した仕事のなかで一番近いところに結局決まった。ははは。引越しないでいいのは楽。

ピッツバーグは全米で一番住み良い街にたびたび選ばれた実績があり、総合的に考えると確かに住み良いところではある。ただ私にとっては、曇りの日の多さが辛く、転職にあたっては、ピッツバーグより太陽の出るところばかり応募していた。(笑)

転職活動は11月から実に半年かかった。これまで書いていなかったその顛末をこれからしばらく書いていく。