先に挙げたSMP/TPM DSや ciprofloxacin は$4 プログラムに移行したので、まだ安い。けれども、doxycyclineが一気に50 ドル以上に値上がりしてしまったのは非常に痛い。doxycycline は供給不足の問題がこのところ深刻だったのだが、供給が改善し始めたと思ったら、この事態である。
健康保険のある患者さんがクラミジア感染症にかかっている場合は、azithromycin というたった1回飲めばいい薬をなるべく処方しているが、無保険の患者さんには無料のdoxycycline (1日2回 7日間飲まないといけないが)が頼みとするところだった。
残された拠り所は、郡の保健所から支給される性感染症治療薬である。ただしこれも一クセあって、追加を依頼してもなかなかすぐ薬が来なかったり、使用期限まで間近な薬が多いので日切れに気を払わないといけなかったりする。
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