これまで日本で使われていた「サーバリックス」はHPV16型と18型の2種類だけをカバーしている。これらふたつの型のHPVは、子宮頸がんをはじめとする外性器や肛門のがんの原因としてもっともメジャーなタイプである。
今回発売された「ガーダシル」はこれら2種類に加えて、6型と11型をもカバーしている。6型・11型は、尖圭コンジローマという性器にできるイボの原因としてもっともメジャーなHPV。
アメリカでは「ガーダシル」の方が先に発売され、現在でもHPVワクチンのシェアのほとんどを占めていると聞く。「ガーダシル」と「サーバリックス」間でたいした価格の差はなく、性器のイボも予防できるなら、「ガーダシル」の方がオトク感があるのは否めない。
日本の「子宮頸がん征圧をめざす専門家会議」のウェブサイトに、「ガーダシル」と「サーバリックス」をわかりやすく比較した表が掲載されている。こちら。
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