「心身の反応」というと、キツネにつままれたように聞こえるかもしれないが、会議で配られた資料を読むと、いきなりその結論に至ったのではないことがよくわかる。
こちらが厚労省のホームページに公開されている今回の会議の資料。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000035220.html
(残念ながら、議事録はまだ未公開で、今あるのは会議開催時に使われた資料。)
病態メカニズムとして
- 神経学的疾患の可能性
- 中毒の可能性
- 免疫反応の可能性
といったものをルールアウト(除外)して行った結果、最後に残ったのが
「心身の反応」、すなわち、針を刺した痛みや薬液による局所の晴れ等をきっかけとして心身の反応が惹起され、慢性の症状が続く病態、と考えるのがもっともだということのようである。
海外の副作用報告例との比較、またサーバリックスとガーダシルという2つのHPVワクチン間の比較、また他のワクチンとの比較なども行われており、興味深い。
m3.com による記事が、会議の様子をとても詳しく報告している。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2014/1/21/189554/?portalId=mailmag&mmp=MD140121&mc.l=30651772
推奨再開については今回の会議中には検討に至らず、次回2月の会議で話し合われるとのこと。
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