2014年1月26日日曜日

思春期の子ども達とセックスティング

セックスティングとは、セックス  と テクスティング(texting, いわゆる携帯 電話メール)を足してできた造語で、具体的には、露骨な性的表現を含む文章やヌード・セミヌードの写真を携帯メールで送ることとを指す、比較的新しいことばである。

ロードアイランド州の中学1年生400人以上を対象にして行われた研究で、セックスティングと実際の性行動に強い関連性が認められたという話が、Medscape 上で紹介されていた。セックスティングをしない生徒と比べると、セックスティングをしている生徒、とりわけ写真をやりとりしている生徒の間で、他の性行動が活発な傾向が見られたという。

こちらがもとの論文。
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2014/01/01/peds.2013-1157.full.pdf+html

セックスティングと性行動の関係は、どちらが卵でどちらがニワトリかというよりも、互いに強い関連性が認められている、という話である。あえて研究しなくても、多分そうだろうな予想はつくが、研究という形をとってサンプルを精査して、ジャーンこうでした!と示されるとやはりインパクトがある。

思春期の子ども達にとって携帯メールは、電話や直接顔を突き合わせて行うコミュニケーションよりなにより、一番身近なコミュニケーション手段になっているとのことである。親も医療者も、セクスティングがすでにこの世にある現状をふまえて、思春期の子ども達をどうサポートできるかが勝負だな、と思う。

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