2014年1月22日水曜日

診療側泣かせの飛び込み枠

私がつとめるクリニックは基本的に予約制。それと並行して、巷のurgent care clinic(ERに行くほどの重症・緊急性のないケガや急病に対応する飛び込みタイプの診療所)を模した、患者さんが飛び込みで来てよい時間枠がある。この時間枠では、いわゆる風邪症状、インフルエンザを疑う症状、膀胱炎らしき症状など、あまり込み入っていない主訴に対応する。

当然だが、日によって患者さんの出足には差がある。予約制の場合は、最大何人診ることになるかあらかじめ分かっているが、飛び込み制の場合は、締め切りの時間(閉院時間の1時間前)まで受付を続けるので、最終的に何人になるか分からない。風邪やインフルエンザの流行るこの時期はとくに、診療側泣かせである。診れども診れども、患者さんがやってくる日も少なくない。

予約患者さんを担当しているスタッフも、ちょっと時間が出来るたびに飛び込み枠を手伝うが、手伝いすぎると、自分の予約患者さんにしわ寄せが行ってしまうので、よろしくない。ジレンマ。

ERのように、始めから患者さんが長い待ち時間を覚悟で来てくれていればまだいい。だが、"urgent" care clinic すなわち受付したらすぐ診察に呼ばれてすぐ帰れるような期待で来ていて、15分、30分の待ち時間ですら不満に思う患者さんもいるようだ。

診察する側は、限られた時間で効率よく最善のケアをと目一杯がんばっている。それでも医療の仕事は、5人待っていれば5倍速、10人待っていれば10倍速でできるような仕事ではない。

何人待っていようとも、本来我々診療側が申し訳なく思う必要はないはずだが、やはり受付済み患者さんの名前が電子カルテ上にずらっと並んでいるのを診るのは、担当者にとっても、周りでサポートする側にとっても、気分的にずしり。

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