2009年3月29日日曜日
高校ミュージカル
写真:ミュージカルのポスター。ロビーで売っていた。本格的。高校生とは思えん。
高校ミュージカルのシーズンです。今の時期は、毎週末どこかの高校でなんらかのミュージカルの公演があります。入場料は6-10ドルぐらい。どこの学校も、相当の気合を入れています。舞台装置、衣装、音響などを含めて、極めて本格的です。地元紙にも大きく取り上げられています。
昨日は、H家のMちゃんの通う高校のミュージカル、Carousel (回転木馬)を観に行きました。幕が上がると、高校にいるということをすっかり忘れます。すばらしい完成度なのです。If I Love You とか You Will Never Walk Alone といった名曲場面でぽろぽろ泣きました。If I Love You はこのミュージカルの歌とは知らなかったけど、ミシガン時代に習った曲なので、当時を思い出してまた涙。
Mちゃんは、ダンスも歌も抜群で、公演のあと小学生の女の子たちに盛んにサインを求められるほどのスター。今10年生なので、あと2回(2年)ミュージカルに出るチャンスがあります。12年生の年には、ヒロインをやること間違いなしだ、と私は勝手に予想してます。舞台上にいるメンバーもすごいのですが、オーケストラピットで演奏しているのも同じ高校の高校生。これだけのタレントが揃っていることに驚きます。保護者のサポートも素晴らしかったです。ロビーで飲み物やお菓子を売る人、写真やポスターの注文を受け付ける人、などなど。
お芝居なので、ストーリーの細かいところをとやかくいう必要なないんですけど、思いが言葉にならなくて、かっと怒ったり手を出したり(たたく、殴るetc)というのは、やっぱり暴力的ですね。芝居では「本当は愛しているのに、それが素直に言えない不器用な人」ということで許されてしまい、ヒロインは彼の本意をちゃんと理解していたからいいのだ、という感じになっています。こういう場面を見ることで、知らず知らずのうちに暴力を許容するセンスをすりこまれているとすれば、怖いことです。こんなことを思いながら観ていた客は私だけかもしれませんが。
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高校生の時、これぐらい思いっきりやりたかったなあと今更思う。
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