それに加えて、大学内のいろいろなリソースが使えることも、非常に大きなメリットである。一歩大学の外に出たら費用の発生することでも、学内だと無料で得られるサービスがたくさんある。パソコンのソフトウェアとか、図書館などもその一つだが、健康に関するところでいうと、例えば次のようなものがある。
- 栄養士との面談(たとえば肥満、拒食症、貧血、グルテンアレルギー、糖尿病などのとき)
- 運動のパーソナルトレーナーとのセッション
- 一般カウンセリング(精神科医、カウンセラーらが担当)
- アルコール・ドラッグに関するカウンセリング
- 禁煙のためのカウンセリング などなど
学生診療所を訪れた学生たちに、こういうサービスについて適宜知らせること、またサービスの担当者に学生をつなぐこと、も診療する者の大事な仕事だ。
ちなみに、学生診療所の診察費は、学生が各学期ごとに納めている定額の諸経費の中でまかなわれているので、これまた基本的に無料である。
ただし、アメリカ国内の大学の学生診療所全体の流れとしては、学生の納める諸経費で運営するスタイルから、保険会社に診療費を請求するスタイルに移行してきているので、私の勤める診療所もゆくゆくはその流れに乗るものと思われる。これに関しては賛否両論あり。
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