少し前のことになるが、地元のミニコミ紙に、かつお節とお醤油をかけた冷や奴が某レストランのメニューの一つとして写真入りで紹介されていた。
日本料理と言えば、お寿司とか鉄板焼き(アメリカナイズされた)とか照り焼きチキン(これもアメリカナイズされた)とかは前からあったが、冷や奴が受け入れられるところまで来た、ということに正直驚いた。醤油は従来から親しみがあるとして、かつお節はちょっとした初体験だろう。
自分が初めてアメリカに来たのは1995年だが(そのときは1年だけ)、そのときと今とで日本食の浸透具合に隔世の感を覚える。枝豆は「エダマミ」と呼ばれていて、普通にその辺のスーパーでも冷凍のを買える。のり、うどん、カレールーあたりも、値段さえ気にしなければ普通のスーパーにある。
とはいえ、同じ米国内でも、東か西か、都市か田舎かで、もちろん日本食の浸透度には大きなばらつきがあるので、他の都市の人からしたら、「冷や奴」が記事になるピッツバーグの状況に驚くかもしれない。
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