2013年10月14日月曜日

お米でカイロ

皮膚や関節など体のどこかに温湿布をしたい場面があったとき、一番手っ取り早いのは、おしぼりタオルくらいのタオルをお湯にひたして絞ってあてがう方法だろう。

しかしこの方法の難点はすぐ冷めるということ。それと、濡れているので、場所によっては使いにくい。

そんなとき使い捨てカイロがあれば便利だが、家にあるとは限らないし、そもそもアメリカでは日本ほど使い捨てカイロが一般的でない。

同僚の一人が、お米カイロを患者さんに勧めているのを聞いて、これはいい!と思った。知っている人には何でもないんだろうが、知らないと発想すら浮かばない。

用意するものは、お米(乾燥した、炊く前の状態の)と靴下。靴下でなくても、布の袋状の物ならなんでもいい。金属とかプラスティックがついているのはダメ。

1) お米1−2カップを靴下に入れる。お米が靴下からもれないよう、足首の部分を糸で縫うか、ひもでくくるなどの対策をする。ハイソックスだったら、口を結んでしまってもいい。

2) 電子レンジで靴下ごと30秒から1分加熱する。 できあがり。

おしぼりタオルと違って濡れていないので、服を着たまま腰や肩に当てたりもできる。
そして、冷めたら、また電子レンジで再加熱して何回も使える。

助産師として日本で働いていた頃、濡らしたおしぼりタオルをラップやビニール袋でくるみ、その上からガーゼかタオルで巻いたものを「ホットパック」と呼んで使っていた。電子レンジで再加熱できるという点は一緒。それはそれで良かったが、お米のじわじわーっとした持続する暖かさもとてもよい。よかったらお試しあれ。

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