コルポスコピーとは、子宮頚がん検診(パップスメア)で異常が見つかった場合などに行う精密検査の一つである。コルポスコープというのは子宮頚部を詳細に観察するための顕微鏡で、それを使って子宮頚部や膣部を観察しながら、適宜バイオプシーを行う。
コルポスコピーの実施にあたっては、米国内では国家資格はなく、今回私が受けたのは学会が行っている養成プログラムによる認定である。
養成プログラムは、第一段階として4日間の講義(2年前の4月に受講した)、第二段階として指導者のもとで30例以上のコルポスコピーの実践(うち最低5例はバイオプシー上で高度異型性であること。)、第三段階としてオンラインで受ける試験。
試験では
- 知識を問う単純な4択の問題
- 子宮頚部の写真を見て、正常か異常かを判断する問題
- 子宮頚部の写真を見て、特徴的な所見を見抜いてこたえる問題
などがあった。一番難しかったのは、
1)写真を見てバイオプシーする必要があるかを判断し、
2)するならどこをバイオプシーしたいかを画面上で選び、
3)そのバイオプシーの結果「組織学的には○○であった。」がこれに対し治療が必要か、必要ならどんな治療か、経過観察ならどの間隔で何をするか
などを答える複合的な問題。
試験は最高3回まで受けられるのだが、もう2回目でこりごりだったので、今回合格できて本当にうれしい。
この養成プログラムについて興味がある方は、こちら
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