次のビデオは、今年1月に認可された新しい子宮内避妊具 Skyla について7分半で分かりやすく説明している。
http://www.arhp.org/CM_IUD/
CME Activity と書かれている黄土色のバーをクリックすると、画面が出てくる。
私はこのビデオが診察の流れにそって作られていることに関心した。ビデオは、こう始まる。
「とある月曜日、あなたの朝一番の患者さんは28歳のジェシカさんです。ジェシカさんは大学院生。今月何回かピルを飲み忘れたため、ひょっとして妊娠していたらどうしよう?という心配で来院されました。彼女の最終月経は12日前。一番最近の成功は6日前でした。」
続いて尿を使った妊娠反応検査をしたところ、陰性。などとつづく。
そしてやがてジェシカさんに説明・カウンセリングしていくなかで、子宮内避妊具(IUD または IUC という)や皮下埋め込み型避妊具(商品名は Implanon または Nexplanon )の特徴・違いについて述べている。
アメリカでは現在子宮内避妊具は3種類ある。Skyla と Mirena (日本でもミレーナとして売られている)が レボノルゲストレルというホルモンを付加したタイプで、銅を付加しているのがParaGard。それらの違いも大変すっきりと分かりやすく説明している。結果としてジェシカさんはSkyla を選ぶ。
患者さんからよくある質問、副作用・合併症なども含め、患者さんとの話の中で抑えておくべきポイントがコンパクトにまとまっている。
このビデオは、従来の子宮避妊具と比較してSkylaは何が違うのかということを学ぶ上で役立つことはもちろん、避妊カウンセリングに興味を持つ人にとっても格好の教材になると思った。
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