昨年4月にコルポスコピーについて4日かけて集中的に勉強する研修会に行った。その後、実技のほうの実地研修を9月から始めたものの、進みはゆっくりである。指導者とうちのオフィスの都合があわなくて1−2ヶ月間が空いてしまうことも何度かあった。
ドタキャンや無断欠席があいかわらず頻繁なこともスローペースに影響している。前日に電話で念押ししておいてもなおこの状態なので、かなしい。(12人のうち5人の患者さんしか登場しなかった日もあった。)しかしオーバーブックしすぎると、患者さんにとっても我々にとっても不幸なので、さじ加減が難しい。
実地研修は最低35例以上のコルポスコピーを指導者のもとで行うことになっている。そのうち12例以上の子宮頚部バイオプシーを含むこと、また4例以上のキュレットを用いた 内子宮口バイオプシーを含むこと、などの細かい指示もある。
最大の難関は、バイオプシーの検査上で高度異形性の診断された症例を5例以上経験しないといかん、という点だ。これは腕というより、運がいる。
もう総数では25例を超えてきたが、幸か不幸か高度異形性の症例がまだない。患者さんにとってはこれはとても喜ばしいことなんだが、研修目標からすると、どうしても「数」が必要なので、もどかしい。
ただ、診察能力の向上という点から言うと、「最低40例はやらないと、見えるべきものがちゃんと見える目は養えないよ。」と私の指導者は言っている。今の進み具合からいくと、否応無しに総数は40例を超えるだろうから、勉強のためにはちょうどよい。
0 件のコメント:
コメントを投稿