2012年6月5日火曜日

カルテに使われる私

電子カルテ2ヶ月目に入ったが、まだまだというか、むしろますます、自分がカルテに使われている気がする。以下、その一端をご紹介。

検査結果を確認して、正常な場合はただ電子的にサインするだけでよいのだが、紙のときは2秒ほどで済んでいた作業が電子カルテだと1−2分はかかっている。なぜなら、まず「検査結果来てますよリスト」をクリックして、そこから患者さんのカルテを開けて、そのなかの検査のモジュールを選択して、そのなかの検査結果をクリックして、やっとでてきた検査結果をスクロールダウンして読み、それから「sign-off」のアイコンをクリックして、自分のIDとパスワードを入れて電子的にサインする。(書くだけで息切れしそう。)

検査結果が異常な場合は、それに対する対策を書き込んだり、患者さんに電話した事実を書くためにあっちのモジュール、こっちのモジュールと移動しなければならず、混乱する。とくにその作業の真っ最中にさっき留守電に伝言を残していた別の患者さんから折り返しの電話がかかって来たりすると、作業が中断してしまいあとでまた混乱する。

ちなみに、検査結果が非常に読みにくい。(わざわざ読みにくいフォーマットにしてるんじゃ、と思うくらい。)

電子カルテ一般の問題という以上に、導入されたシステムがかなり不親切なのではという感がますます強まっている。

当たり前だが、検査結果は次から次へと来る。患者さんのドタキャンや無断欠席でできたちょっとの時間でもむちゃくちゃありがたい。



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