電子カルテの完全導入にむけてのトレーニングが始まった。残念ながら従来のカルテの内容は、すべて電子カルテに移行されるのではなく、ごく限られた要約のみを電子カルテに手入力で移行するのだそうだ。
で、この作業の練習を実際に行ったのだが、現実の場面では、おもに受付担当のメディカルアシスタントたちがこの作業をすることになっている。
そうすると、プロブレム・リストにあがっている禁忌薬、既往歴、今現在の服薬状況、過去の子宮頸がん検診(パップスメア)の結果、などが読めないといけない。
この「読む」という作業は、単に文字として読めるというだけでなく、それが何を意味するかある程度わかっていないと出来ない作業だ。メディカルアシスタントの力量にはかなり差があるので、心配である。
電子カルテを導入する施設によっては、既存のカルテからの要約や移行をまったく行わず、あたかもすべての患者さんが新規の患者さんであるかのようにカルテを一から作り直すところもあるそうだ。
どちらがよいか、一長一短あるだろう。
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