2009年5月27日水曜日

紙カルテ v.s. 電子カルテ

 写真:みごとな牡丹

わたしは同時に複数のことをやるのが苦手です。あれもこれもを同時にやろうとしても、難しいばかりか、それぞれの作業の質が落ちます。患者さんの話を聞きながらメモを取ることは出来ても、自分がしゃべりながら、カルテにペンを走らせることは困難。それでも結構無理してやるのですが、何を書いているんだったか、何をしゃべっているんだったか、途中で分からなくなって止まっちゃったりします。ティーナの診察が早い理由のひとつは、診察室にいるうちに、そこそこカルテの記録が終わっちゃっていることにあります。彼女はしゃべりながら書くことを全く苦にしません。そこそこアイコンタクトも取りながら。

かつて実習でお世話になったDr A は、診察中はメモだけして、自分の部屋に戻ってからディクテーション(電話に向かってしゃべって録音しておき、後でそれをタイピング専門の人が聞き取って書き起こす)をしてました。でもそのオフィスでも電子カルテが導入されたらしく、ディクテーションはなくなったと後で聞きました。慣れるのは大変よー、とのことでした。

ゆくゆくは、我がオフィスでも紙のカルテから、電子カルテに変わる予定です。患者さんとのアイコンタクト & 会話に集中しつつ、チャーティングが楽にできる方法になるといいんですけど。電子カルテになると、紙のカルテをわざわざ探さなくてよくなりますし、検査結果を確認したり、過去の記録を参照したりするのはとても楽になるだろうなと思います。

3 件のコメント:

  1. 私も話ながら書くのが苦手なのですが、電カルだと、患者さんと話しながらタイプできてとっても便利でした。特に問診時など情報をたくさん取らないといけない時に。

    返信削除
  2. いこさん、
    「とっても便利」との明るい情報をありがとうございます。user-friendly なシステムが導入されるといいなぁ、と思っています。
    小芋

    返信削除
  3. 電子カルテは慣れるまでは大変だろうけど、整理とか、検索とか考えるとかなり効率化されるだろうね。
    言語認識されて、しゃべったことがすべて自動的に文字に変換されていったらもっと楽だろうけど、まだまだ将来のことだね。

    返信削除