2009年2月24日火曜日

銃社会

数日前のこと、ここからそう遠くない町で、11歳の男の子が、父親のガールフレンドの女性を銃殺するという痛ましい事件が起きた。女性はまもなく出産予定日を迎えるころであった。胎児も当然亡くなった。男の子は、自分の父親、父親のガールフレンド、ガールフレンドの2人の子どもたちと一緒に住んでいたという。銃は、「子ども用」のものだったみたいだが、それでも本物の銃。

地元紙を読んでいると、「この地方ではハンティングが盛んであるから、子どもが銃を持っていても不思議はない。」くらいのことを書いていて、家に銃がある社会環境をぜんぜん問題視していない。このような重篤な事件を起こした11歳の子どもを扱う法律がないとかで、11歳ではありながらも大人扱いで拘置所に入れられている男の子は、名前も写真もメディアに公開されている。

男の子をどう罰するかとか、更正させるかという議論も大事だけど、それ以前に、子どもが銃を所持していること、銃がそこいらへんに日常的にあることがもたらす危険性を問わずに、どうしてこの悲劇を語れようか。こういう考えは、平和な日本で育ったわたしだから思うこと? 最近は日本でも殺人が多いようだけど。

男の子の父親のことを思うと、やりきれない。愛する女性を失い、お腹の赤ちゃんを失い、そして自分の息子が殺人容疑者。。

2 件のコメント:

  1. アメリカでは銃は、日本でのナイフのように日常的なものになっていることを考えると、使い方を誤らないような何かが必要なのかなあって思う。

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  2. そうやね。保管の仕方にも注意を払うとかね。

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