先日、ローカルなNPの勉強会で、公立中学校・高校に勤めるNPたちに出会った。簡単な怪我、風邪などへの対応から、持病を持つ生徒たちの医療ニーズへの対応、また急病・大きな怪我などに対する適切な判断など、多彩な内容の仕事をしているようだった。
生徒のニーズは非常に大きいし、NPとしてカバーできる内容も大きいとは思うのだけど、問題は彼女たちに処方権が与えられていないことである。ペンシルバニア州の場合、NPとして仕事をするには、協力医(collaborating physician)と協力関係の契約をして、さらにその医師と処方権についても契約を交わしていないといけない。どうやら彼女たちの勤務先では、協力医から処方権が与えられていないようなのだ。
処方ができないのは、NPの仕事にとって、非常におおきな制限だ。いままで、協力医との契約で苦労しているのは地方の医師不足の地域や、都市でも医療的に恵まれない患者さんを見ているクリニックに勤めるNPたちだと思っていた。こんなに身近なところに苦労しているNPたちと出会って、ますます、NPのfull practice authority の重要性を感じる。
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