2012年2月1日水曜日

15歳かつ3歳児の母

10代で妊娠している患者さんと出会うことは珍しくない。でも先日15歳でかつ2歳の子どもを育てているAさんとの出会いは私にとって衝撃的だった。

話を聞いたとまとまん曰く、「偉いと思うで。」

まことにそうである。15歳の妊娠というだけで十分私にとって衝撃だが、それだけでなく、Aさんの場合13歳で第1子を産んで、その子を育ててきた、という事実が目の前にある。どうやってそれを成し遂げてきたのか、ソーシャルサポートは、という詳しいところは短い診察時間のなかで十分つかめなかったが、すくなくとも学校の先生はよい相談相手になってくれているようだった。

現在私のオフィスでは妊婦健診を中止しているので、次にわたしがAさんに会えるとしたら、分娩もしくは人工妊娠中絶後のこととなる。別に私のところでなくてもいいのだが、Aさんがほんとに「使える」避妊方法を選べるように避妊カウンセリングをできるかが、サポーターたる我々の大きな責任となろう。

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