収入が基準額より多い場合はこういったプログラムの対象外になるので、その場合は収入と世帯人数に応じた費用の減免措置が考慮される。受付を担当しているメディカル・アシスタントは、この辺の詳しい事情にむちゃくちゃ詳しい。
「ここのサポートのおかげで、○年ぶりにやっと健診が受けられました!」と感謝してくれる患者さんがいる一方、「なんでこんなにいろいろ用紙に記入しないといけないわけ~~!」とキレル患者さんもときどきある。確かに、通常の問診表などの書類に加えて各プログラムの申し込み用紙に記入をするのは大変だ。だけど、「私いろいろ書かないといけないのは嫌。」と言い残して帰っていった患者さんが最近あって、これにはしばし言葉を失った。
こういう場合、患者さんが読み書きに困難を抱えていて用紙記入がままならない、なんて理由もないとはいえないが、今回の患者さんの場合は昨年の受診時にはちゃんと各種用紙に記入できていたで、単なるめんどくさがり屋と考えるほうがむしろ自然か。でもそんな理由で受診をあきらめてもらっては、やりきれん。費用を気にせず自費で支払い可能な方だったらいいけど、無料で見てくれ、でも用紙の記入はいやだ、では、サポートのしようがないーーー!
アメリカの健康保険事情の複雑さ、無保険者の多さについては日本にも少しは伝わっていると思うが、今回の件もアメリカの悲しい現状の一端だな、と思う。
とても魅力的な記事でした!!
返信削除また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。