2011年12月8日木曜日

BMI 60台 の衝撃

身長に対して体重が適正であるかを見る指標のひとつに、BMI (body mass index)というのがある。
体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値。 BMI 25以上がオーバーウェイト、30以上が肥満とするのが目安。

アメリカにいると、BMI 30台なんて人は当たり前すぎて、あまり肥満体型に見えなくなってしまうのだが、やはり40台、50台となると、見るからに肥満の程度が深刻になってくる。

今週、ついに私はBMI60台の患者さんと出会った。彼女の体重は、じつに私4人分である。まだ年齢は20台も前半というのに。

患者さんは肥満が主訴でいらしたわけではないので、もちろん主訴にフォーカスしたが、頭のなかではどうやって患者さんにプライマリケア担当者を見つけてもらえるか、どうしたら患者さんに行ってみたいと思ってもらえるか、ということばかり考えていた。患者さんが心おちつけて長きにわたって通いたいと思えるように、リファーするほうとしてもとても気を使う。

願わくば、プライマリケア担当者が上手に上手に関係を築いて、肥満の背景に十分さぐりをいれ、その上で手術療法を含めた治療プランを立ててくれるといいのだが。まずは患者さんが保険を持っていてよかった。

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