2011年6月4日土曜日

マーケティング活動

最近、AクリニックとBホームの2箇所に、自分の診療所について説明に行く機会が続けてあった。

Aクリニックは無保険の患者さんを専門に診ているところ。そこで働く医師や医学生に自分の診療所の説明を手短にした。患者さんに渡すのに便利なように、各種パンフレット類を整理してファイルしたバインダーも持っていった。

Bホームは、主に10代の子どもたちの自立支援をしている施設。そこのスタッフの研修会に呼んでもらって、自分達の診療所がどんなことをしているかスライドを使って紹介した。性感染症について少し話してほしいということだったので、クラミジアを例に話した。避妊方法に関しては各種方法の模型を持っていって会場で回した。(ここがいちばん盛り上がった)

個々の患者さんに話すは慣れているけど、たくさんの人の前で話すのはやっぱり緊張してしまう。ま、やるっきゃない、と開き直ってやるんだけど。

この手の仕事をマーケティング活動としてのみ捉えると、自分にとってはあまり面白みがない。だけど、診察が必要と思っていながら方法がわからずにいる人や、そもそも診察が必要だとも思っていない人に受診の道を作るための活動だ、と思うと、途端にやる気がでる。4月に行ったコルポスコピーのカンファレンスでは、検診を受けてない人をいかに取り込めるかが何よりの予防だ、ということを再三言われた。その言葉がまだ頭に響いてる。

2 件のコメント:

  1. モチベーションをあげるのに考え方を変えたのはとてもいいことだね。企業は収入なくては活動できない-->必要な検診が患者さんにできなくなる、ということも理解するのも大事じゃないかな。

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  2. ironika さん、
    ひさびさのコメントありがとうございます。今回のご指摘を読んでおもいだしたのは、オフィスマネジャーに、「目の前の患者さんだけでなく、次の診察室やロビーで待っている患者さんのことも考えながら仕事をやれ。」と以前言われたこと。診療所が診療所として存続していくためには、タイムマネジメントも、マーケティング活動もあなどれませぬ。

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