2016年1月6日水曜日

日本でのHPVワクチンに関する世界保健機関のコメント

先月日本で勉強会のスピーカーを担当した際、休憩時間に「アメリカではHPVワクチンは推奨しているんですか?」という質問を個人的に受けた。で、もちろん推奨していると答えたんだが、医療関係者であっても、HPVワクチンに消極的になってしまっていることがとても残念だ。

WHOこと、世界保健機関が先月出した声明は、日本の事情についてわざわざ触れている。「若い女性を本来予防可能なHPV関連がんの危険性にさらしている。」と辛辣らコメントだ。
http://www.who.int/vaccine_safety/committee/GACVS_HPV_statement_17Dec2015.pdf

この声明を知ったきっかけは、日経メディカルの以下の記事。
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/201512/545190.html

Google  ニュースでこの声明に関するニュースを検索すると、ライブドア・ニュースの1件のみがヒット。
http://news.livedoor.com/article/detail/10998682/
個人的には主要な新聞各社もこぞって書くべき内容だと思う。

日本特有のHPVワクチン事情を記した、ランセットのこの記事にも注目。
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)61152-7/fulltext


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