クリニックで大学生や大学院生にHPVワクチンを勧めるにあたり、説得力のあるエビデンスを話に挟むと、思春期に親の方針でワクチンを受け損ねていた学生さんも、それならばぜひ、と話に乗ってくる。
次の資料は、思春期の患者さんの保護者に話すことを想定して作られているが、とても役立つ。日本ではHPVワクチンに対する風向きが厳しいと聞くが、個人個人の患者さんに、丁寧にワクチンを勧めていくときにも、この資料のコンセプトは役立つと思う。
http://www.cdc.gov/vaccines/who/teens/for-hcp-tipsheet-hpv.pdf
このページのビデオもよい。
http://www.cdc.gov/vaccines/who/teens/for-hcp/hpv-resources.html
小児科医がこう言う場面がでてくる、「患者さんにいつも言うんです。私は自分の娘二人にもHPVワクチンを受させているって。20年後にもし彼女たちが子宮頸がんになって、ママ、どうして私を守るために何もしてくれなかったの、なんて言われたくないですから。」というフレーズがでてくる。
全く同感。ワクチンで予防可能なHPV関連のがんの存在を親として、あるいは医療者として知りながら、みすみすワクチン接種の機会を逃してしまうのは勿体なさすぎる。
9価のHPVワクチンにまつわる、よくある疑問質問には、こちらもおすすめ!
http://www.cdc.gov/vaccines/who/teens/downloads/9vHPV-guidance.pdf
現場の医療者の即効力になる、これら資料に感謝。
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