2014年6月19日木曜日

自治体による恋活・婚活支援に思う

四国に帰って来て、県や市の広報誌をみると、毎号のように「婚活」とか「恋活」などの言葉が登場していて驚く。

たとえば、
  • ご両親の代理お見合交流会(45歳までの未婚の子どもをもつ親が対象)の案内
  • 地域で恋活をサポート! 「いちごいちえでBERRY HAPPY」イチゴ狩りの報告
  • 「かがわ出会い応援団」県が昨年作ったポータルサイト
  • 香川県広報誌 The かがわ6月号 特集 「幸せ家族の作り方」
  • 「香川県の切れ目のない支援。ステップ1: 結婚、ステップ2: 妊娠、ステップ3:子育て子育ち」
以前からお見合いとか、相手を紹介するビジネスとか、インターネットでの出会い系サイトとかはあったが、自治体の記事に上記のようなのが載っていると、とても違和感がある。結婚はしたいと思う人がしたらいいものであって、それを政府に促されるのは変だと思う。

それでも、「結婚はしたいのにできない」という人をどうしても応援したい!と言うんであれば、がむしゃら勤務、モウレツ社員を抑制する政策を提案する。

これは出会いのためだけでなく、デートの継続・発展のためにも、妊娠や育児のためにも有用だと思う。そもそも、疲労困憊、睡眠不足の体にむち打って、恋活婚活にはげむって酷ではないか。

たとえば、
有給休暇を最低9割は使わないと、経営者側が罰せられる法律を作る。
電車やバスの終電時刻を早くする。And/or 本数を極端に減らす。

社会全体で がむしゃらに働くことを抑制し、むしろワークシェアリングなどでそこそこ働くほうが個人も会社も得だ!という流れに持って行く方が、
デートや趣味や旅行に時間を使う体力と気力が持てる。

「恋活」とか「婚活」って、いわば受験勉強や入社試験のように、そのときだけパスできればいいもののような響きをどこか感じる。けど、がむしゃら勤務を続けながらだと、仮に恋活&婚活して誰かと出会えたとしても、そこから先の人生に無理がきてしまうと思う。

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