2014年6月28日土曜日

バス停にダッシュする生活

日本に帰ってきて、休みが全く取れない状況で毎晩遅くまで働いている友人たちの話を聞いているうち、一昨年自分が書いていたあるブログ下書き(下記)のことを思い出した。あの頃の自分はすごく苦しかった。必死だった。 残業が慢性化したばかりか、週末にも月1回は出勤していた。日曜日、誰もいないオフィスで、1人静かに働くことが「幸せ〜」であった。

この記事を書いたものの、当時公開できなかったのは、あまりに生々しく毒々しいと感じたから。

渦中にいると、どんなにそれがしんどくても、目の前のことに必死なあまり、そこから離れることとか、違うオプションを選ぶ、ということを余計に難しく感じてしまうものだと思う。(ドメスティック・バイオレンスの状況と多分一緒。)

この記事を書いてから実際に転職するまでに何ヶ月もかかったのは、単に自分が疲れていただけでなく、考えたり行動することに多大なエネルギーが要ったからだ。

その「考えたり」の芽が出るか出ないかの頃の雰囲気が、この記事にはよく出ていると思う。

もしかしたら、世界のどこかの誰かの参考になることもあるかも、と思い、今さらであるが、公開する。

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最近ずっと朝1時間早く仕事に行っている。
でもって、終業時間のあとも、最低1時間、しばしば2時間近く居残っている。
・薬(特にピルやNuvaringなどの避妊薬)のリフィルの依頼(患者さん本人からの依頼もしくは薬局から送られてくるファックス)の対応をし、
・患者さんからの電話(質問など)に折り返し対応し、
・電子カルテ上で検査のオーダーなどやり残していた仕事をやり、
・異常検査結果について患者さんに電話もしくは手紙で連絡し、
・そういえばトイレにぜんぜん行っていなかったと気づいて、慌ててトイレに行き、
・大急ぎで荷物をまとめ、
バス停までダッシュしている。ずっとそう。

どんなに頑張っても、時間内で終われる仕事量じゃない。
朝早く、夕方遅くまでやっても、それでも、やっぱり終われない。

それを人は、「要領」の問題、私自身の「完璧主義」の問題にすり替えようとする。
「早く帰りなさい」という。

早く帰るのはいいが、残した仕事とは次の日(週)にもれなくご対面することになる。
誰かが私の代わりにやってくれるわけでは決してない。

休息が必要だし、でも後回しにしていると永遠終わらないし、かといって、こなそうとしてもやっぱり終わらないし、要はどう もがいても、あかーん。

A) 自分が変わるか、B) 状況を自分が変えるか、それとも C) その場から去るか、しか選択肢はない。

A) 自分が変わるーーには、患者さんにたいした質問もせず、患者さんの話を聞かず、ただ機械的に最低限のことをして、検査結果にもてきとーに対応する、たまる仕事にもしらんぷりとか?? 無茶やし危険。やはり自分タイプでない。

B)状況を自分が変えるーー落ち着いてPCや電話に向き合う時間の確保を再三要求してきたが、理解されず。もっと使いやすい電子カルテへの移行とかできたらいいが、見込みなし。紙カルテに戻るという選択肢ももはやなし。1週間に3つのオフィスをぐるぐる回るスケジュールにたいしても、私はなんも出来ない。

C)その場から去るーー 検討中。というか、これしか現実案はないね。いかに自分を守るか、がテーマになってきている。

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