2012年9月11日火曜日

とっさの自宅出産と車中出産

95-96年にお世話になったホストファミリーのAくん夫婦とBくん夫婦に、数日違いで2番目の赤ちゃんが生まれた。

どちらの夫婦も病院から数マイルのところに住んでいるとのことだが、お産の進みがあまりに早すぎて、Bくん夫婦はバスルームで出産、つづいてAくん夫婦は車の中で出産! 別に自宅でモタモタしていたわけではなく、「あ、陣痛かも。」と思い始めてからたった数回の陣痛で生まれたようだ。むしろ「まだ早いと思うけどそろそろ病院に行っておこう。」と行動していた矢先の超スピード出産。

ちなみに、車中分娩を経験したAくんだが、彼はいま麻酔科のレジデントをしている。「赤ちゃんのアタマが出た。」との妻の声を聞き、路肩に車を停め、ちゃんと臍帯巻絡を外して赤ちゃんを取り上げたそうだ。そこから病院まではもう1分くらいの距離だったので、救急車を呼ぶ代わりにER に電話を入れ、救急車のための車寄せに直行したとのこと。

思いがけずバスルームで赤ちゃんを取り上げたBくんは数学の先生。911に電話して、電話ごしの指示を受け、無事に分娩介助した。その後自宅には何台かの救急車と、なぜか消防車も来たらしい。病院に向かう救急車のなかで、Bくんは母親に電話をしたそうだ。「赤ちゃん無事生まれたよ。これから病院へ行くところ。」 それを聞いたお母さん、「ん? これから病院へ行くとは??」と一瞬とても混乱したらしい。そりゃそうだ。

一家健やかで、何よりである。

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