2011年3月31日木曜日

塩分摂取の指針

1月31日に、Dietary Guidelines for Americans, 2010 (2010年版、アメリカ人のための食事指針)が発行された。摂取すべき食品・栄養素のことについて、細かく書いてある。政府や研究者たちが、研究の成果をこのようにまとめ、目標を呼びかけてくれるのは大事なことだ。だが、あるべき姿と目の前の現実とのギャップに、頭がクラクラしないでもな い。

たとえば、ナトリウムの一日摂取量は2300mg以下にすべき、とある。さらに以下の人は1500mg以下にすべきとある。
  • 51歳以上、
  • アフリカ系アメリカ人(黒人)、
  • 高血圧・糖尿病・慢性人疾患のある人
ナトリウムを食塩量に換算すると、
ナトリウム2300mgは 食塩約6g、
ナトリウム1500mgは 食塩約4g だ。

これはすごく大変なことだ。

現在アメリカ人の平均ナトリウム摂取量は3400mg(食塩換算で8.6g)だそうだ。ちなみに日本人の平均食塩摂取量はもっと多くて、11-12gと言われている。(日本でも2010年版『日本人の食事摂取基準』は、食塩に関して、男性は9g未満、女性は7.5g未満を目標にするように呼びかけている。)

http://www.cnpp.usda.gov/DGAs2010-PolicyDocument.htm
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/05/h0529-1.html

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