2011年3月20日日曜日

在ピッツバーグ日本人への影響

ここへきて、なんの身体的被害・生活上の被害のない在米日本人の間でも、「疲れ」がたまってきているように思う。被災地の方々の心身の苦労・不便・苦悩を思うと、月とすっぽんなのだけど。在米一般日本人は一見全く無傷だが、家族の被害の大小にかかわらず皆やはり心は傷ついていて、セルフケアやコ ミュニティーの中での互いのサポートが大事なときだと思う。

身近なところで、日本人向けに予定されていた健康に関するセミナーが中止になったり、イベントの中止が検討されたりしている。非 常時だからなんでも中止・自粛というというのではなく、こういうときだからこそむしろ日本人で集まったり、集まる機会を新たな募金集めの機 会とすればいいように思う。ピッツバーグ大学やカーネギーメロン大学などピッツバーグ市内でも募金活動が活発で、こ れはきっと活動に参加している者にとっても一種の癒しになっているんじゃないかと思う。

と、人ごとのように書いたが、この週末は自分の心の立て直しを頑張った。日本の被災地で活躍するNP仲間たちがいるなかで、私は自分の周囲の人に対するスポークスパーソンをやっているだけで十分疲弊してしまい、金曜日にはちょっとしたことがきっかけでそれまでためていた感情が「噴火」してしまうなど、なさけない状況だったので。日本の被災地に行く飛行機代のつもりで、と日本災害看護学会とアメリカ赤十字を通して募金したのは少し気の安めになった。しっかり働いて、引きつづき募金しようと思う。仲間のレポートを読んで身が引き締まる。

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