紫外線を浴びることで皮膚がんのリスクが高まることはよく知られているが、あえて日焼けサロンなどに出向いて人工的に日焼けをする人が少なからずいる。特に冬の時期、白人の患者さんの間で日焼けサロンに足しげく通っている人をときどき見る。その中で一番多いのは高校生・大学生。30-40代の人もちらほら。フロリダにバケーションに行く前に、皮膚を慣らす(?)ためにちょっと行っただけよ、などと弁解する人も。
州によっては、未成年者の日焼けベッド使用に保護者の同意を求めていたり、14歳以下は医学的に必要ない限り使用禁止している州などもあると知った。州別の法整備状況はこちら。
http://www.ncsl.org/default.aspx?tabid=14394
アメリカ小児科学会、アメリカ皮膚科学会などは未成年の日焼けベッド使用を禁止する法律の作成を支持しているとのこと。こちらはアメリカ小児科学会が昨日発表した文書。
http://www.aap.org/advocacy/releases/feb2811studies.htm
強引なやりかたではあるが、このくらいしないと効果がないか?、未成年に対してのこのような法律の作成が、大人の人にとっても日焼けベッドの危険性を思い直すきっかけになればいいが。日焼けサロン企業側は法整備に大反発するのかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿