今日は出張先のオフィスで、Dr. F と一緒に働いた。予約ぎっしり、待っている患者さんもいっぱいなのに、Dr. Fは決してあわてない。ぜんぜんせかせかしない。患者さんからすると、このゆったりとした雰囲気がとてもいいと思ったが、舞台裏を知っている自分としては、ちょっと複雑。ま、でもこれもひとつのあり方だ、と開き直った。ほかの人の診察を観察するのは、いつも面白い。ドクターの介助をしつつ、話の内容、手の動かし方、いろいろ見まくるわけ。
ところで、メディカルアシスタントの介助なしに、1人で診察をすることに私はすっかり慣れた。例えば膣鏡診をするときは、まずじぶんの膝と膝のあいだにパップスメア(子宮頚部細胞診)用のへら・ブラシ、それに綿棒(クラミジア・淋菌感染症の検体)の柄の部分をはさんで保持する。つまりへら・ブラシ・綿棒の頭が天井を向いている状態になる。wet prep (分泌物の顕微鏡診)もしたいときは、さらに綿棒がもう1本加わる。つぎに左手で膣鏡を挿入して(ネジはいじらないまま左手だけで固定する)、右手で膝にはさんであったブラシetc を取って、検体を採取する。こうすると、膣に膣鏡を挿入している時間を最小限にできる。膝の挟みが甘いと、綿棒やらを床に落としてしまうので気をつけるべし。(今でもときどき落とす。)
こいもさんの日記って本当に為になります~。これも次の実習の時に参照させてもらいます。いつもは、トレーか助手がいないとできませんでした。
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オツ、上々の進歩ですね、でもその間いろいろな失敗も重ねてのことと推察します。
返信削除自分と違うスタイルの人の仕事の仕方を見るのは、いい勉強になるね。良いところを、うまく自分のプラクティスに取り入れてください。
返信削除すばらしい!
返信削除日本で、介助なしでされてるDr.を私は見たことないわ~
介助してくれる人がいなければいないなりに、なんとかなるのだけど、もし介助してくれる人がいれば、その人に容器に名前を書いてもらうだけでも 助かります。診察する側が男性の場合は、女性の介助者が立ち会うほうが、診察する側もされる側も「安心」という側面があるでしょう。
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