子宮頸がん検診など、婦人科系の診察を受けるうえでの心得について日本語で書かれたパンフレット、本、雑誌の記事などに、よく服装についてのコメントが書いてある。
たとえば、
「ゆったりとしたスカートがおススメです。」
「パンツ(ズボン)はNG。」
「服装はなるべくパンツやタイトスカートより、フレアースカート、ロングスカートでお願いします。」(えらい細かいなぁ!)
患者さんがジーンズで現れようが、レギンス姿だろうが、診察室にバスタオルあるいはそのくらいの大きさの布1枚あれば、まったくへっちゃらだ、と小芋は思う。
今の職場では、下半身だけの診察でよい場面では、下半身だけ服を全部脱いでから柔らかい紙製のカバー(バスタオルサイズでふわっとしている)を腰から足にかけて掛けてもらっている。
全身の診察をするときは布製の診察用ガウンに着替えてもらうことが多いが、患者さんが着ているのがブラとざっくりしたTシャツだけ、というようなときは、わざわざガウンに着替えるかわりに、ブラの背中ホックだけ外してもらって、あとは必要なときだけとTシャツをまくれば、背部や胸部の診察も問題なし。
ガウンに着替えるより、上半身だけでも自分の服のままでいるほうが、患者さんがリラックスしやすいように感じている。小芋は、病院ガウンを着ただけで、病人になった気分になる。
ただ、ぴちぴちタイトなシャツを着ていたり、複雑に重ね着しているようなときは、ガウンに着替えたほうが、お互いのためである。
なお、クリニックによっては、用意しているガウンが紙製(使い捨て)のところがある。布製だと業者に洗濯に出す必要があるので、紙製のほうがちょっとコストが安いかもしれない。でも、これはまるで死に装束みたいで格好悪いし、着心地は悪いし、診察の最中にビリビリ破れるときもあり(特に汗を吸うと簡単に破れる)、小芋は嫌いだ。
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