2011年8月1日月曜日

たった2回の常連さん

Sさんという患者さん、今度西海岸に引っ越すのだという。「せっかくここ(診療所)が好きになったのに、引っ越すのは残念です。」ととてもさみしそうに言う。ここはスタッフみんながナイスですごく気に入っていたのに、と。

この言葉からするともう何年も通っている常連さんの発言のようだが、Sさんが我がオフィスに来たのは、初診とこの日と合わせてたったの2回だった。なんでも、我がオフィスに来る前に、あちこちいろんなところに行かれていたようではある。

Sさんの言葉をスタッフみんなに伝えた。うまくいえないけど、こういう患者さんのコメントに元気をもらう。

患者さんの中には、異常検査結果や精密検査の必要性を伝えるために何回電話しても手紙を出しても連絡が取れなくて、 lost to follow-up (フォローアップお手上げ状態)になる患者さんや、何らかの理由で「もうここには来ません!」と去っていく患者さんもやはりある。

でもSさんのようにポジティブな経験をされた患者さんもいるのだ、と思うと、日々、一人ひとりの患者さんとともにベストを尽くしていこうやないの、と気合を入れなおす次第。

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