2010年9月13日月曜日

A国出身の患者さんのスクリーニング・デー

今日はアジア某A国出身の患者さんを対象としたスクリーニング・デーだった。

BさんというA国出身の方が予約の段階から患者さんのコーディネートなどに協力してくださっていた。今日Bさんは患者さんが問診表を記入する手伝いをしたり、診察室での通訳をしたり、1人何役もこなされた。最後にはオフィスの電話を使って、患者さんに代わって病院の放射線科に電話をし、マンモグラムの予約を取り付けるというというところまで粘り強くやってくださった。

今日みえたA国出身の患者さんのなかには、もう何十年もアメリカに住んでいて英語が堪能な方がいる一方、ほとんど英語を解さない方もある。英語が堪能でも、やはり英語の問診表を理解して書き込むのはなかなか骨の折れることで、Bさんの存在がなければ今日のスクリーニングは成り立たなかったといっても言いすぎでない。

Bさんは昨年もわがオフィスでのこのような催しを手伝ってくださったと聞く。どのようにBさんとわがオフィスがコンタクトを持つに至ったのか、ボスに聞こうと思いながらまだ実現していない。

ピッツバーグにはA国にかぎらず、いろいろな国から短期・長期に移り住んでいる人がたくさんいる。保険があるかどうか、また支払い能力があるかどうかだけ でなく、言葉や文化的ハードルが高くてなかなか診察にたどりつけない人は山といるだろう。今回のような催しはA国以外の国出身の患者さんにも応用できる、というかむしろニーズ大だとおもうが、Bさんのような方のサポートがないと実務は厳しい。

私は学生のときにA国出身の友達がいたので、「こんにちは」などの簡単な挨拶はなめらかに(自称)言えるんだが、それを聞いた患者さんがA語でわーっとまくし立ててこられたりすると、まったくお手上げである。もっと習っておくんだった。

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