縁あって、某大学のNP教育に当たっている先生から依頼を受け、思春期の患者さんを対象とした避妊カウンセリングについて授業をした。
これまで、在米の一般日本人むけにいろいろな健康に関する話をしたり、日本に帰国した際に日本の看護学生、大学院生、専門家むけに話をする機会はあったが、米国のNP学生対象に授業を持つのは、実はまったく初めてだった。
グラントの中間報告書の締め切りの2日後が授業、という日程に苦しんだ。
結局、スライド作成が授業前夜までかかってしまい、授業当日の午前中にひとりで予行演習、そして午後本番。本番前々日および前日に、一度友人2人(NPとそうでない人)と とまとまん に丁寧にスライドを見てもらい、直せるところを直せたのはよかったが、予行演習を見てもらうまでの時間はとれず。
学生は思ったよりもずっとおとなしく、質問やコメントもあまりなかったのが残念。先生が適宜質問してくれたことで、少し内容に幅と深みが出たのはよかった。
予行演習をもっとやっておきたかった、と反省することしきりだが、先生は「ぜひ来年もお願いします。」とのことだったので、ひとまずは成功したようだ。
この先生はとても励まし上手で、メールでやりとりしている段階から、たびたび非常に勇気付けられた。
思い返せば、私が初めてNPについて知ったのは、大学生のときに、大阪で、米国のNPの講演を聞いた際だった。テーマは、奇しくも、10代の避妊カウンセリングだった。その時の配布資料は実家に置いている段ボールの箱の中のため、今回読み返すことができなったので残念。次回帰国したら、必ずや見てみよう。
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