空腹で消炎鎮痛剤を飲むと、胃がしんどい思いをする。しかし、ご飯を食べてきてもらう理由はそれだけではない。空腹だと、IUD/IUS挿入中や挿入後の迷走神経反射(低血圧、失神、嘔気など)がどうも多いかんじから。挿入自体はとてもスムーズに行っても、その後気分不良をきたすと、患者さん本人にとってあまりいい思い出にならない。またスタッフにとっても、患者さんの気分が回復するのを見守らないといけないことになる。
とくに、21歳未満の患者さんの場合、IUD/IUS挿入時 = 生まれて初めて膣鏡を使う機会、なんてことも珍しくないため、特に緊張・不安が高まりやすいように見受けられる。
処置中、手を動かしながらも、絶えず患者さんとしゃべり通して、介助してくれるナースとともになるべく和やかに笑いを取りながら(←ここ重要)、丁寧にかつ迅速に作業をすすめる。
Mirena や Skyla を使っている友達の話を聞いて、ぜひ自分も、と心を決める患者さんが続出している。よいうわさが続くように、一回一回が勝負である。繰り返すが、ご飯はしっかり食べて来てもらおう。
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