前の職場では肥満の患者さんが多かった。BMI が40台や50台の患者さんも珍しくなった。
大学内のクリニックに移ってから、肥満の患者さんの割合がめっきり少なくなったと感じる。年齢層が若いというのもあるが、運動が習慣になっている患者さんが前よりもずっと多い。
そのかわり、というのも変だが、拒食症などの摂食障害の患者さんがポツポツといる。
社会的経済的背景や教育環境が食生活や体重に大きく関わっているなと感じる。
摂食障害のある患者さんには、クリニックの医師のほか、カウンセリングセンターの精神科医らが関わっているので、私自身が治療に大きく関わるということはない。が、女性健診などの他の主訴で出会うことがある。
極度の体重減少からくるエストロゲンの枯渇を背景として、外性器がまるで老年期の女性のように萎縮してしまっている患者さんの姿には愕然とした。
本人には体重が少なすぎるとか、体が危機の状態にあるとかいった意識は全くないので、大変難しい。
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