2010年3月26日金曜日

錠剤が飲み込めないとき

いわゆる嚥下障害があるわけではなく、普段の食事では難なく飲み込めるのに、薬となると飲めない、という患者さんがぽつぽつある。パンだってソーセージだって食べられる人が錠剤を飲み込めないというのは理解しがたいのだが、「私は何をどうやったって飲めません!」と宣言されてしまってはどうするか考えるほかない。

かくいう私も、かつて亜鉛の錠剤をのどに詰まらせて、ER に行ったという苦い経験があったっけ。あのときは怖い思いをした。この場合は噛み砕いてよかったのに、飲むもんだと思って失敗したのだった。とほほ。

水のかわりにとろみのついた食べ物、たとえばゼリー、ヨーグルト、アップルソース(すりおろしりんごみたいなもの)と一緒に飲み込むという方法で克服できるときはよい。(ただし食事とともに摂ってよい薬の場合ね) そんな方法ではダメダメという場合は、他の剤形がないか探すことになる。ただ、単純に散剤や液剤を選べばいいっていうほど話は簡単でないこともあるので、私は薬剤師に電話で相談することも。

飲み込みの苦手な患者さんに薬を処方する上で参考になるサイトを見つけた。
http://www.swallowingdifficulties.com/

他にお勧めのウェブサイトや本などの情報をお持ちの方、ぜひ教えてください!

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