2009年6月3日水曜日

アーミッシュ・クリニックの時間

今日はアーミッシュの人が多く住んでいる地域に出張して診察した。本当は午前中だけのはずだったけれど、予約をちゃんと守って来てくださった患者さんが多かったので、診察が1時40分まで続いた。もともとの予約数もいつもより多かったんだけど。

今日とても精神的に楽だったのは、時間が遅くなったのがぜんぜん自分のせいでなかったということ。今日は私が患者さんを待つ側だった。50歳代から70歳代の患者さんが多いということもあって、診察前の事務手続きや着替えに時間がかかる。なので、私にとってはとても都合のよいことに、診察と診察の間に隙間の時間が生まれたので、そこですかさずカルテを書き上げることが出来た。これだけでも気分がほんとに楽だった。

年齢による落ち着きの影響もあるかもしれないけど、アーミッシュの患者さんはあくせくしてなくて、ゆったりしていて、私たちスタッフの昼ごはんがいつになるのかしらという心配までしてくれて、何で私はいつもあんなに焦りを感じながら仕事をしているのだろう? と思わせられた。いつものオフィスに戻ると、いつもの通りみんな忙しそうにしていたので、昼ごはんを急いで食べて、診察を始めた。そしてあっという間にいつものペースに戻ってしまった。

アーミッシュクリニックは半日ちょいだったけど、腹ペコになったけど、少しゆっくりめに息をしながら働ける環境だったので癒された。物事が予定通りに手際よく進まなくても、焦らず、怒らず、穏やかに過ごす患者さんやスタッフと一緒にいると、去年6月に参加したジョージア州の農村でのservice learning を思い出した。あの時も、辛抱強く待つ患者さん、辛抱強く臨機応変に働く仲間たちがいた。あのときの心の在りようを、普段のサツバツとした環境にも応用できると、もっと心落ち着けて、心満たされて働けるかな?

4 件のコメント:

  1. 仕事のストレスって、仕事そのもののこともあるけど、自分をとりまく環境の方が大きいのかな、と思うことがあります。忙しくても高いものを求められていても、サポーティブで暖かい人たちに囲まれていると、少しくらい大変でもがんばれちゃうみたいな、、。
    違うところでお仕事されて、いい気分転換といい気づきになって、よかったですね。ときどき、そういうところでお仕事ができるといいですね。

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  2. 差支えない範囲で、ジョージア実習やアーミッシュ・クリニックの写真を診察室に飾ってはいかがでしょうか。

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  3. tulip124さん、
    おっしゃるように、自分を取り巻く環境の影響って大きいですね。今日は病気で休んでいるNPをカバーするためにまた別のオフィスに行ったのですが、「来てくれてありがとう!!」と言われると、自分が役立てることがとってもうれしくて、気合が入りました。

    oketakoyakaさん、
    オフィスの自分の机の周りに写真を貼ってみるのはgood idea かもしれません。診察室は3つあるのですが、カルテを書くときはいつも自分の机に戻ってくるのです。プリンターのインクを買ってこなくちゃ。

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  4. 僭越ながら、まずとまとまんの写真からでしょうか!

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